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昔のたとえ話に庄屋と狩人ときつねの話がある。狩人は庄屋の前ではかしこまっている。
しかし庄屋はきつねにばかされる。きつねは弱い。
そしてきつねは鉄砲で撃たれるかもしれないから狩人はこわい。
結局この中で誰が偉いとも何ともわからない、とう話である。
私は今日でもこの話は生きていると思う。勝負に勝つ人が偉いのでも、負ける人が偉くないのでも何でもない。
教育する人が偉いのでもないし、教育を要する人ができが悪いのでもない。
それぞれやっぱり一つの生きる姿である。
そう考えれば、喜んで人に協力することができるし、
また協力を受けて仕事ができるのではないかと思うのである。
※松下幸之助【一日一話】より