イマコト

ありのまま きままに 日々の中での あれこれ

物質と心の波動

2012-05-31 20:57:16 | 今日の言の葉種(学び)

仏教では、物質を素粒子のレベルでみ、
地・水・火・風の四つの要素としてとらえています。

地は質量をつくる力、水は引き寄せる力、
火は熱であり変化させる力、風は引き離す力です。

物質とは、そのような性質が構成されたものなのです。
そして、その物質の構成を認識するのは、心です。

言い換えれば、心は地・水・火・風を知るのです。認識するのです。
しかし、だれもこのことに気づきません。

感情にかられて貪瞋痴でデータを捏造して、
苦しみを司る俗世間的な知識世界を合成しているのです。

 

※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ

 


ことばが浮いてる

2012-05-30 20:12:00 | 今日の言の葉種(学び)

いろいろな宗教がすばらしい教えを説きますが、
なかなか人間は道徳を守りません。それは、なぜでしょうか。

そこにことばの重さがなく、浮いてるからです。
例えば、西洋では「愛」の生き方を掲げています。
けれども、そのような生き方をしてきたわけではありません。

西洋ほど、人を殺した文化はありませんね。
機関銃やダイナマイトや原子爆弾をつくったのは、どこの文化でしょうか。

自分たちだけ大量に兵器をもって、
「おまえたちはつくるな、もつな」と平気で言うのです。

 

※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ

 


どんなに獲得しても、完成はない

2012-05-29 01:19:40 | 今日の言の葉種(学び)

生きているということは、チャレンジです。

生きているうえでね何かを獲得するために、
いろいろなことにチャレンジします。

しかし、何かを獲得しても、完成というものはないのです。

音楽で一流になっても、世界の頂点に達しても、
もっと優れている人が出てくるかもしれない。

いくら獲得しても、完全に満たされたということ、
やりおえたということは、なりたたないのです。

 

※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ

 


死にそうな人に対して

2012-05-28 23:12:13 | 今日の言の葉種(学び)

死にそうな人に対して、どのようにお見舞いしたらいいのでしょうか。
死にそうだからといって、深刻な顔をする必要はありません。

その人が元気なときのように、普通に会えばいいのです。
「いろいろ楽しかったね」「あちこちに行ったよね」と、世間話をするのもいい。

そして、「あなたはよくやってきたね。ほんとうに親切にしてくれた」と感謝し、
ほめればいいのです。

人は、感謝されると、
「自分なりにこの人生をがんばってきたのだ」と満足するのです。

 

※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ

 


何を「がんばる」のか

2012-05-27 20:43:42 | 今日の言の葉種(学び)

我々は、くちぐせのように、他人に「がんばってください」と言います。
それは単なる挨拶のようになっています。

ほんとうは、人が挑戦していることに対して
「諦めないでください、やり遂げなさい」というニュアンスで
「がんばってください」と言うものなのです。

そして、ブッダも勧めた最も優れたがんばりといえば、
自分の欠点を克服するために、人格を完成するために「がんばる」ことなのです。

 

※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ

 

 


末期の人をお見舞いするとき

2012-05-26 23:46:09 | 今日の言の葉種(学び)

末期の人のお見舞いをするときは、「がんばってください」と言わないこと。
「そのうち治ります」と言わないこと。

「いまの状態はどうでしょうか」と聞くのです。

末期の人は、自分の苦しみと不自由を語るでしょう。
それは語らせてあげる。

ただそれを聞きながら、「人生というのは、だれもそんなものです。
結局はすべて虚しいのですよ」と、相づちを打ってあげる。

最後に、「やっぱりきれいな心でいるしかないですね」と話を終了するのです。

 

※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ

 


勝ち負けを超越した道

2012-05-25 21:31:00 | 今日の言の葉種(学び)

仏教の教えは、「戦え、がんばれ」ということではありません。

「いまここで戦うよりも、もっと優れた道はないか」という、
勝ち負けを超越した道を教えます。

大切なことは、戦いの泥沼に足を入れずに、
戦いを「乗り越える」ことなのです。

ブッダは、「聖者は、勝ち負けも乗り越えて平安に住む」と説きました。
だれかに勝つ必要もないし、だれかに負ける必要もないのです。

 

※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ

 


日常の暮らしを戦場にする

2012-05-24 21:19:50 | 今日の言の葉種(学び)

「人生とは戦って勝つものだ」というような心で生きてたら、
いたるところで争いを起こし、よけいな苦しみを生むだけです。

日本の社会は、日常の暮らしを戦場にしています。

ただでさえ苦しむことがいっぱいあるのに、苦しみを積み上げているのです。
それは、あまりにも不幸な生き方です。

 

※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ

 


戦いで勝つのは一人もいない

2012-05-23 23:33:38 | 今日の言の葉種(学び)

戦って勝つことが、幸福への道ではありません。
戦いに挑んだら、勝つ人は一人もいないのです。

負けた人は、負けて悔しい思いをします。
勝った人は、負けた人に恨まれます。

さらに敵が増える結果になります。
勝ってもいいことはないのです。

 

※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ

 


殺人者があらわれること

2012-05-22 13:12:36 | 今日の言の葉種(学び)

一人の人が孤立して怒りや憎しみに固まって無差別に人を殺すことがあります。
そのような理不尽な犯罪が起こる原因は、社会全体にあるのです

犯人は、殺人を起こすところまで孤立していたのでしょう。

犯人が、怒り固まっているとき、なぜまわりの人々が優しくしたり、
気持ちを理解してあげたりできなかったのでしょうか。
なぜ未然にやめさせることができなかったのでしょうか。

結果として、それができなかった社会にも原因があるのです。
私たちは互いに心配しケアしあう義務があるのです。

 

※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ