イマコト

ありのまま きままに 日々の中での あれこれ

いまこそ助け合いの精神

2012-03-11 11:34:40 | 空々寂々生々流転

核による兵器も原発もいらない! http://www.shomei.tv/project-1724.html
署名プロジェクトの期限が今日で切れる・・・残念ながら目標には及ばずの結果になりそうだ。

あと数時間後に・・・あの日から1年を迎えようとしている。被災していないわたしにとっての、この1年と。
被災された方々にとっての、この1年は大きく違うものなんだろうと思っている。


1年を迎えるに当たって率直に感じるのは、被災された方々にとっても被災していない者たちにとっても、
いまいちばん求められていることは・・・「瓦礫(がれき)」の処分なのではないだろうか?と・・・・・

瓦礫の山

日本人の気質(たぶん現代人特有だと思うんだけれど・・・)というのか。
過剰反応しすぎる傾向の人たちがいて、それに便乗してしまう人たちがいるのではないかと感じでしまう。

心配する気持ちも理解はできる。けど、過剰な心配はかえって不安をあおるだけのような気がしてならない。
不安に思う気持ちに対しては、安心を与えてくれるモノで応えるしかできないんだろうし。
そうした安心材料が確保できるのであれば、過剰に心配しすぎるのは慎むことも大切。

この写真1つ見るだけでも、被災地にある瓦礫の山がどれほどのものなのか想像しなければいけない。
ここ1ヶ所だけのことでは決してない。各地にこのような瓦礫の山が今尚できあがってしまっているんだと思う。

知事が受け入れを表明しても、その地に居る一部の人たちの強い猛反対により断念!などというのは、
日本人が古来受け継いできたはずの助け合いの精神からは、ほど遠いのかもしれない。

受け入れ自治体で反対住民を現地の視察に同行させるなどして、本人の目で確認させるぐらいのことでもしないと。
そうした反対の声は、どこでも起きてくるだろうし。いつまでたってもなくならないんだろうな・・・と思う。

けど、この「瓦礫の山」が解決されないことには・・・復興したくても復興までにかかる時間は長くなるばかりだし。
就職したくても仕事する場所すら確保できないままになってしまうんだろうと思う。


今回の「がれき」の問題では、東京都がいち早く名乗り出てそれを実現させていることは本当に素晴らしいことだと思う。
石原さんのような強いリーダーシップは、こうしたときにこそ活かされるし。強く求められるものなんだろうと思う。
大阪府も大阪市が名乗り出ているようだし、安全が確保されたなら橋下さんの実行力が活かされるだろう。

わたしが住む和歌山は・・・どうなってんだ?!と、言いたいところだけど・・・和歌山の場合、台風災害の時の
地元の瓦礫もまだ残ってるとこがあるので・・・そっちが優先されてるのかもしれないなぁ~だけど、
余裕ができたときには、積極的に検討していってほしいと思っている。

「助け合いの精神」は何も物質的なことだけとか。ボランティア的なことだけでは決してないと思う。
この「がれき」の処分の受け入れを地域ぐるみで受け入れいていくということも、
わたしは立派な「助け合いの精神」になると信じている。

逆に、物質的な援助やボランティア活動のほうが、個人個人で実行していくのは難しい部分も多いんだと思う。
わたし自身、募金や署名活動はできたとしても・・・被災地に足を運んでのボランティア活動は難しい。

でも・・・考えてみれば、こうした理解ある支えこそ被災された方々にとって大きな支えになるような気がする。
この「がれき」が現存しているような中で、前向きに気持ちを奮い立たせ立ち上がったとしても・・・
「がれき」が在ることで進められないことも現に起きているだろうし。

いつまでたっても減らない・・・逆に増えていくばかりになってる「がれき」を目にし続けていかなければならない現状は、
いつまでたっても、あの悪夢のような日から抜け出せないままになってしまう人もいるかもしれないし・・・

あの日から1年を迎えるけれど、今日からは本当の復興への道のりを・・・やっぱり日本国民全体で支援しなきゃ!そう思う。
そのためにも「がれき」の山との闘いは、国民独りひとりにとっても試せれている「課題」なんだろうと改めて感じている。

最近、茨城や各地で地震が増えてきているけれど・・・3.11で起きたことは、あのと日に被災した所に限ったことではない。
わたしも含め、それを誰もが再認識し、被災地の真の復興のために誰もが一歩踏み出せる日にしたいものです。

 



最新の画像もっと見る