末期の人を見舞うとき、意識がちゃんとある人でしたら、
次のように念じることを教えてあげるといいのです。
「すべての生命ははかないものである。
生まれるものは死ぬべき定めである。
生は苦しみで終わる」と。
それが無常の瞑想になるのです。
さらに、「生きとし生けるものが幸福でありますように」と念じるように、
教えてあげてください。
そのことで、確実に幸福になります。
幸福な死を迎えられ、
死後の幸福も保証されます。
※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ
末期の人を見舞うとき、意識がちゃんとある人でしたら、
次のように念じることを教えてあげるといいのです。
「すべての生命ははかないものである。
生まれるものは死ぬべき定めである。
生は苦しみで終わる」と。
それが無常の瞑想になるのです。
さらに、「生きとし生けるものが幸福でありますように」と念じるように、
教えてあげてください。
そのことで、確実に幸福になります。
幸福な死を迎えられ、
死後の幸福も保証されます。
※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ
末期の人を見舞うとき、その人が喋ったり考えたりすることのできる場合は、
いまの自分の体の状態や弔詞を語ってもらいます。
それを聞きながら、
「あなたはもうやることはないのですから、看護婦さんにもひとこと感謝を伝えましょう。
お医者さんにも感謝しましょう。
お世話になってきたたくさんの人たちに、感謝の気持ちを抱きましょう。
怒りや憎しみがあったら、そんなものはもう意味がないのだから、
なくして心をきれいさっぱりしましょう」と、語りかけるのです。
※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ
問題を解決するためには、まず自分のエゴに気づくところが出発点です。
「あなたのためにやっている」と思っているところに、問題があるのです。
「人のために」と言いながら、「自分のために」にやっていることが多いでしょう。
「やらせてもらって、ありがたいです。充実感が得られて幸せです」
という気持ちがあれば、うまくいきます。
結局、すべては自分のためにやっていることなのですから。
※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ
結果はもはや変えられません。
しかし、原因は変えることができます。
原因が変われば、結果は変わります。
結果に足を引っ張られて悩むことをやめましょう。
よい結果になるように原因をしっかりと調整することが、
理性的な生き方なのです。
※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ
私たちは、大自然の中で他のいのちと一緒に生きています。
ですから、生きている間、どんな瞬間にも、
自分には何かやってあげるべきことがあるはずなのです。
借りた恩を返すチャンスは、どんな瞬間にもあります。
それは、どんな小さなことでもいいのです。
※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ
私たちは、大自然と他の生命から受けている多大な恵みに感謝する気持ちを持つことです。
すべてのいのちに対して、慈しみの心をもつことです。
「生きとし生けるものが幸福でありますように」とつねに念ずるのです。
感謝するたびに、慈しみを念ずるたびに、
自分の多重債務は、ものすごく速いスピードでどんどん減っていきます。
※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ
能力というものは、人間との関係が大切なのです。
そうでないと能力は開発されないのです。
生命に対して何ができるのか、どのように役に立つのかということをつねに考えていけば、
能力はどんどん開発されるのです。
例えばマザー・テレサさんは、もともと、
それほど能力のある人間というわけではなかったのです。
しかし、「インドの道端で亡くなっていく人々を救うのだ」と決めたことで、
彼女の能力がどんどん花開いていったのです。
※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ
いかなる理由であろうとも、他の権利を奪うことはいけないことです。
ましてや、他のいのちを奪ってはなりません。
自分が「生きていたい、殺されたくない」のと同じように、
他のいのちも「生きていたい、殺されたくない)のです。
「おれを殺すなよ。でも、おまえを殺すぞ」という論理は成り立たない。
「おれをけなすな。でもおまえをけなす」という論理も成り立ちません。
「殺されたくない」「いじめられたくない」
「けなされたくない」のであれば、他に対して、そのようなことはしないことです。
※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ
一切の生命に対して、その尊厳を大事に守る人が、
自分の尊厳を守ることになるのです。
他の生命の尊厳を踏みにじる人は、
自分の尊厳を守れません。
他を生かすことが、
生きるということなのです。
幸福になりたい人は、
すべての生命に対して幸福を与えなければいけないのです。
※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ
人間というのは、大自然や他のいのちから布施されるばかりで、
ものすごい借金人生なのです。
私たちはなぜ苦しいかというと、借金があるからです。
もらうものがあまりに大きくて、返すのはいつでも少ないからです。
借金をチャラにして生きていられたら、
すごく幸せなのです。
※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ