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ちょっと気になった「ハリー・ポッター・ネタ」いろいろ
こなのつぶやき




<5巻7章・21章> 5巻ネタバレです。

アーサー・アタックについては少々疑念を抱いているのですが、それとは別に、またちょっと気になることがあります。

7章でハリーがアーサーに魔法省に連れて行ってもらった場面、省内のエレベータについての記述があります。「少なくとも20機のエレベータが、各々がっしりした金の格子の後ろに並んでいた。(at least twenty lifts stood behind wrought golden grilles.)」と。よく古い西洋の映画などに出てくるガラガラと開く金属製の格子戸のようなものが付いているタイプのエレベータなのでしょうね。

で、はっきりとは分からないのですが・・・
21章、ハリーがみたヘビ視線の夢の最初の部分。「ハリーは光る金属の格子の間を通り、(He was gliding between shining metal bars,)」と書かれています。この「光る金属の格子(shining metal bars)」というのは、7章で説明のあったエレベータの前の金の格子のことなのでしょうかね?
9階の廊下には窓もなかったはずですから、窓枠ということもなさそうなので、思いつくのはこのエレベータ前の格子くらいなのですが・・・

もし、この「光る金属の格子」がエレベータのものだとしたら・・・
あの巨大ヘビは人様よろしくエレベータで9階まで降りてきたということですか? いくら夜中といえども、巨大なヘビがエレベータに??? エレベータならボタンなども操作しなくてはならないはず。体が大きいから伸び上がってボタンを押すこともできるのかもしれませんが、ちょっと無理があるような気がしませんか?それとも誰か(魔法省内でヴォルデモートの息のかかった人)が付き添ってきたんでしょうか?(でもそうだとしたら、その人はどこに行ってしまったのでしょうか?アーサー・アタックは見て見ぬふり?)

どうも、謎ですよね。。。
それに、もし巨大ヘビがエレベータに乗っていたとしたら・・・中ではお行儀よくとぐろを巻いていたんでしょうか?



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5巻ネタバレです。
しつこく「ブラック家の系図」にこだわっています(笑)。

昨日いただいたコメントで、日本語版についてくる「ふくろう通信」にかかれている家系図のことにふれられていたので、調べてみました。
さらに(私のお気に入り本でもある・笑)「Wizarding World Press」から出版されている「NEW CLUES to Harry Potter:Book5」にもバッチリかかれていたので、こちらも参考に。
以下の各図はクリックで拡大します。



ふくろう通信説では、意外なことに、シリウス母も3姉妹の母もナイジェラス家の出身になっています。シリウス母がナイジェラス家の出身であると考えるのは、極めて「普通な考え方」だと思いますが、3姉妹の母もナイジェラス家という設定には驚きました。
この場合は、3姉妹の母も「ナイジェラス家」から「ブラック家」に嫁がなくてはならないことになりますね。でないと、ベラトリクスたちの旧姓が「ブラック」になりませんから。まぁ、可能性としてないとはいえませんけれど、そうすると、シリウス父と3姉妹父が兄弟か、あるいは、3姉妹父がシリウス父の従兄弟とかなのでしょうか?
また、この系図では「エラドーラ」もシリウス母の姉妹になっていますが、これではエラドーラが「ハウスエルフ・打ち首」という「ブラック家の伝統」を打ち立てたというのもちょっと不自然ですね。(難しい・・・)



WWP説は斬新(?)で、フィニアスのお嬢さんがブラック家に嫁いだ、という設定になっています。確かに、シリウス母ではなく、もっと上の代からナイジェラス家と関係があった、というのも自然といえば自然かもしれません。これならば、3姉妹の家庭やアルファードおじさんの設定にも無理がありません。ただ、ブラック家の例の伝統「ハウスエルフ・打ち首」のエラドーラがブラック家と直接つながらないこと、またシリウス母の「我が祖先の館」発言が「何家の祖先」になるのか不明ということなどが気になります。



で、また懲りずに「こなふきん説」も作ってみました(笑)
どうも、私は「シリウス父・3姉妹父・婿養子説」があきらめきれず(往生際が悪い)、強引にアルファードおじさんもシリウス母・3姉妹母の兄弟に入れ込んでみました(汗)。ただですね、アルファードおじさんはブラック家の気質にそぐわない「まとも」な魔法使いだったので、一族に認めてもらえず勘当され廃嫡になった・・・というどこまでも身勝手な物語つきです(く、くるしい)。

でも、まぁ、ちょっと考えただけでもこんなにいろいろなパターンが出てきます。それだけ分からないことがたくさんあり、想像の自由度が高いと言うことでしょう。おそらくみなさまも、独自のブラック家の系図をお作りになっているのではないでしょうか?コメント欄に画像は貼り付けられない(URLでのリンクは可能)のですが、見せてやってもいいよ♪とおっしゃる奇特な方は、是非お知らせくださいませ。



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先日からブラック家の系図がどうのこうのとお話ししておりますが、またまたお恥ずかしい見落としがありました。スミマセン。

ブラック家とは姓が違うので、どなたなんだろう?と思っていた「Phineas Nigellus(フィニアス・ナイジェラス)」。「Nigellus」の語源は、ラテン語の「niger」で、「black」という意味らしいです。
ハリー・ポッター・シリーズに登場する言葉の語源がとても詳しく書かれているサイト「The Akashic Record」の「ここ」にも載っていました。

そうだったんですね。。。ってことは「ナイジェラス家」も実は「ブラック家」と直接つながっているのかもしれませんね。古くは「ナイジェラス」と名乗っていて、時代とともに「ブラック」と変化したとか?
それにしても「ナイジェラス」と「ブラック」がどちらも「黒」だなんて・・・知らなきゃ分かるわけないなぁ。。。へぇ~へぇ~へぇ~



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<5巻6章など> 5巻ネタバレです。

シリウス屋敷には、由緒正しい「ブラック家」の家系図タペストリーがありました。シリウスは自らの家系について、ハリーにいろいろと説明していますが、読者側には断片的な情報しか伝わってきません。故に、疑問点がたくさん。。。(ローリングさんが図にしてくださればよかったのに~うぅ)

まず一番気になるのは、フィニアス・ナイジェラス。シリウスの曾々おじいさんです。人気がなかったとはいえ、ホグワーツの校長にもなっているくらいですから、一応「偉い」方なのでしょう。でも、この方、「ナイジェラス」さんですから「ブラック家」の直系ではないですよね。。。
でも、肖像画がシリウス屋敷にあるし・・・どういう位置づけなんでしょう?

また、再三にわたってこの「シリウス屋敷」は「シリウスの母の家」と表現されています。お母上の肖像画も「我が祖先の館」と叫んでいます。もし、この母親がよその家から嫁いできたのなら、こういう言い方はあまりしないような気がします。
ということは、この屋敷は「母方」のもの?もしかして、ブラック家の直系はシリウスの母方なのかしら・・・?

ブラック家が由緒正しい「事実上の王族」ともいえる家系なので、直系の子供が女だった場合は婿養子をとるということも考えられなくはないですね?でも、もし他に男の兄弟がいたとしたら、そんなことはしないでしょう?となると・・・シリウスの従姉妹たち(ベラトリクスの3姉妹)も、母親がブラック家出身?

つまり、こんな風に考えることも可能でしょうか。。。(あくまで勝手な想像ですのでご注意!)
シリウス母と、ベラトリクス3姉妹の母が、ブラック家直系の娘で姉妹だった。他に男の兄弟がいないので、二人とも婿養子を迎えた。で、シリウス父がナイジェラス家の出身だとしたら、シリウスの曾々おじいさんにフィニアスがいる、というのも不自然ではないですね。
シリウスには、遺産を残してくれたアルファードというおじさんがいましたけれど、この方がもしかして、ベラトリクス3姉妹の父親かしら?婿としてブラック家にやってきたけれど、ブラック家の家風に馴染めず、それで家出したシリウスをかわいがってくれた?(もう、どんどん勝手に話を作っています・笑)

あまり今後の話の展開には関係ないことかもしれません。でも、情報が断片的であればあるほど、想像はふくらみますね。



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<5巻・18章・26章> 5巻ネタバレです。

ちょっと曖昧なのですが・・・
18章、クィディッチの練習のあと突然更衣室で傷跡に激痛を感じたときのこと。ハリーは「やつは何かをさせたがっている。それなのに、なかなかうまくいかない。」とヴォルデモートの感情を感じ取っています。まるで他人が話しているような感覚になりながらも「それが正しい」と確信しているようです。
このとき、ヴォルデモートの周辺で起こっていた、ヴォルデモートを苛つかせていた事件は、後々の記述から考えて(26章でハリーが寝入りばなに見たヴォルデモートとルックウッドの夢にでてきた)ボードさんに予言をとらせようとして失敗したことと考えていいのでしょうか?

更衣室で激痛を感じた日が(おそらく)10月8日で、ボードさんの死が新聞で伝えられたのが翌年(おそらく)1月14日の新聞なので、新聞の記事にあった「数週間前(some weeks prior)の職場の事故」というのが約3ヶ月前というのがちょっと前過ぎるかなとも思うのですが・・・まぁ、それはいいとして。(英語で言う「some weeks」って具体的に何週間くらいなんですか?)

気になったのは、ボードさんはルシウスに、神秘部から予言をとるよう服従の呪文をかけられて、それに激しく抵抗するものの、結局はおかしくなってしまって、聖マンゴ病院に入院することになってしまったわけですよね?
不思議なのですが、これらの事件が起こっていたとき、騎士団は神秘部の扉を護衛していなかったんでしょうか?それとも、ボードさんが神秘部の職員だからということで、騎士団は全く警戒していなかったんでしょうか?
でも、そもそもこういう事件が起こらないように、騎士団が警備をしていたんじゃないのかしら?と思うのですが・・・これは、もしかして、騎士団の中にスパイがいるということのひとつの証なんでしょうか?



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<5巻24章など> 5巻ネタバレです。

フレッドとジョージはグリフィンドールの談話室で、ジョークグッズとして開発した、かぶると首から上が見えなくなる「首なし帽子(Headless Hat)」をご披露しています。
これは、ハーちゃん曰く、「効果は長続きしないだろうけれど、一種の透明呪文で、呪文をかけた物の範囲を超えて『透明の場』を延長できている」のだそうです。

双子のデモンストレーションの様子を読んでいると、どうもこの「首なし帽子」は「透明マント」の頭だけバージョンのような気がしてなりません。もし帽子でなく、マントやローブにこの仕掛けをすれば、「簡易透明マント」のような物ができてしまうということなのでしょうか???
そうだとしたら、とてもすごいことじゃないですか?

確かに双子はそうとう賢いのでしょうけれど、彼らにできるということは、他の魔法使いだってやろうと思えばできるということですよね?
ということは、透明マントを持っていなくても、賢くてそれなりの呪文をかける能力のある魔法使いなら簡単に「透明になれる」ということですか?ならば、騎士団なんて例の扉を護衛するのに透明マントなんてなくてもよかったのではないかしら?(長続きしないから終夜はダメなのかな?)
それに・・・もしかしたら、例の神秘部で、ルシウスをはじめとするデスイータが突然「湧いた」ように現れたのも、この仕掛けだったなんて可能性もあったりする???



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<5巻24章> 5巻ネタバレです。

しつこく24章ネタで申し訳ございません。。。まだ、続きます。

シリウス屋敷で、スネイプがハリーに休み明けから「閉心術」の個人授業をすると宣言したときは、授業は「毎週1回」の予定でした。月曜の夕方6時です。
ところが、最初の授業のあと、スネイプは「水曜の同時刻にまたここに来い」と言っています。突然週2回に倍増です。(ここでハリーがこのことに特に不満を持たなかったのが不思議なのですが・・・)なぜ週1回の予定が、急遽、週2回になったのでしょう?

ハリーはスネイプが再三授業中に言っていたように「やる気がない」「努力していない」と判断され、とても週1回では閉心術をマスターすることはできないと思われて、週2回にされたのでしょうか?
でも、そうだとしたら、ちょっとヘンですよね?最初のレジリメンスの後、「初めてにしては、まあ、それほど悪くなかった」といやいやな表現ながら、スネイプとしては珍しくハリーの能力を認めています。ハリーはクラスで唯一服従の呪文にも抵抗できたほどですから、やはり外部からの侵入に対してもかなりの抵抗能力を持っているのではないかと思います。

では何故、授業を週2回にしたのか?
もし、この「閉心術」と称する特別授業が、実は「閉心術」を会得させるためのものではなく、全く逆の目的、すなわち(ハリーも疑っていたように)心の抵抗力を弱め、ハリー・ヴォルデモート・コネクションを顕著にしていくためのものであったとしたら・・・
予想以上にハリーのもともと持っている抵抗力が強く、ヴォルデモートとのコネクションを強めるのに手こずると判断したのかもしれない。。。などと疑いたくなるのですが。。。



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<5巻24章など> 5巻ネタバレです。

相変わらず、思考が24章から抜け出せません。。。もうしばらくこの辺りをウロウロしそうです。

スネイプとの閉心術特別授業の中で、いくつかの素朴な(?笑)疑問があります。

●スネイプは授業の最初に「『開心術』では、往々にして、目を合わせることが重要となる」と説明しているのですが、2度目の攻撃の際に「さあ、目をつむりたまえ」と命令しています。何ででしょう?ハリーもこれは「気にくわない」と思っているようです(笑)。ただ、スネイプが目を閉じるように指示したのは、後にも先にもこの1回だけのようですけど。。。(たぶん)
これは「心を空にする」ために「目を閉じろ」と言っただけなのでしょうか?

●訓練の際、スネイプはハリーに向かって「レジリメンス!」という「呪文」を唱えて、ハリーの心に押し入ります。ですが、実際の場面で(例えばヴォルデモートが嘘をついたデスイータに対してなど)誰かの心を開心しようとする際には、きっと「密か」に読み取ろうとするんですよね?相手に向かって正々堂々と「呪文」を唱えて「今からあなたの心をのぞかせていただきます、レジリメンス!」などとご丁寧に挨拶したりはしないんですよね?となると、この練習はちょっと実地訓練とはかけ離れてしまっているような気がしませんか?
それとも、ハリー君はまだ「初心者」なので、スネイプ先生は「ご親切」にもタイミングを取りやすいように「かけ声」をかけてくださっているのでしょうか?(笑・それにしては、授業のステップが進んでもかけ声はなくなっていないなぁ~)

●スネイプに開心されるとき、スネイプがのぞき見ているものを同時にハリーも見ています。つまり「何」を見られているかが認識できていますよね。ですが、これもまた実際の場面で考えたとき、誰かに開心された場合、「見られたこと」を見られた側は認識できるのでしょうか???

どうもこれらの点を考えてみると、このスネイプとの「閉心術」授業は、ちょっと「???」がたくさんなのですが・・・どうなんでしょう?



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<5巻24章・28章> 5巻ネタバレです。

こちらの記事にいただいたコメントの中でも触れられていたことなのですが、ハリーの閉心術特別授業の際、スネイプは自らの記憶をペンシーブに移しています。

これは、訓練の最中、自らの見られたくない記憶を、ハリーにさぐられてしまうことがないようにするための予防措置のようですが・・・(28章でもそう書かれていますからね)

少々腑に落ちない気もします。もし、本当に本当にゼッタイに何がなんでもハリーに見られたくない記憶だったら、ハリーがやって来る前にしっかりとペンシーブに記憶を移し、そのペンシーブもハリーの目につかない扉の中などにしまい、必要なら鍵でもかけておくべきでしょう?
でも実際は、ハリーが(その利用法も)知っているペンシーブを目の前に置き、これ見よがしにハリーの目の前で自分の記憶を移し込み、「我輩の大事な記憶はここにあるぞ!」とアピールしているかのごとくです。
人は誰でも「見ちゃダメだよ」と言われれば無性に見たくなるもの。(これはハーちゃんがクィッブラーの記事に対して期待したこととまったく同じです・笑)。スネイプだってそんなことは百も承知のはず。

それに、スネイプは優秀な閉心術士(ルーピン先生談♪)なのですから、ハリーごときのひよっこに易々と重要な記憶をのぞかれてしまうかもしれない、などという心配をすること自体が、そもそも茶番な気もします。(26章で一度ハリーにのぞかれましたけれど、あの記憶はスネイプにとって防御する必要がない程度の取るに足らないものだったか、あるいは「餌」としてハリーに見せてやったものではないかと思います。)

毎回スネイプが、例の「最悪の記憶」をペンシーブに移していたかどうかは定かではないですが(きっとあの記憶なのでしょうけれど、他にもいくつか記憶を移しているような感じです)、「いつかチャンスがあったらのぞいてやろう!」とハリーが自然と思うようにけしかけていたのではないか、つまりあの記憶をスネイプは敢えてハリーに見せようとしていたのではないかな?と思うのです。
それは、スネイプの個人的な復讐で、ジェームスたちへの恨みをハリーに見せて「オヤジ&名付け親はこんなイヤなヤツだったんだぞ!どうだ、わかったか!」と、ハリーいじめを楽しむためなのか、はたまた騎士団の計画のひとつで、ジェームス&シリウスといういわば超えられない理想像からハリーを脱却させ、さらなる成長を促すためのものなのか、その真の目的は分かりませんけど。

モンタギュー事件でスネイプが出て行った後、ハリーがひとり研究室に残されたときのペンシーブの妖しげな光り方は(4巻でダンブルドアの記憶をのぞいてしまったときと同様に)意味深に思えてなりません。「偶然」ではない、ある「図られたタイミング」でハリーを誘っていた。。。なんてことはないでしょうかねぇ?



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<5巻24章> 5巻ネタバレです。

クリスマス休暇が終わり、ハリーたちがホグワーツに戻る日の朝、別れ際にシリウスは「Two-way Mirror」をこっそり渡します。

これ、シリウスは「モリーは賛成しないだろうと思うんでね・・・」と言うのですが、何故なんでしょう? この鏡は、下手にふくろうなどを飛ばすより、強引にアンブリッジの暖炉を使うより、ずっとずっと安全な連絡手段のように思えます。それなのに「この手段は賛成されない」、ということは・・・モリー(をはじめとする騎士団?)は、ハリーとシリウスに安易に連絡を取り合って欲しくないのではないか?と思えてきます。

この鏡はシリウスとハリーとの極秘の連絡を可能にするようです。つまり、逆に考えれば、もしこの鏡をうまく使ってしまえば、ハリーとシリウスの間の密かな連絡は、その連絡内容はもとより、連絡が行われたという事実も、敵はおろか騎士団すらも知り得ないということになります。騎士団としては、それを避けたかったということなのでしょうか?

考えてみれば、うまくこの鏡を使っていれば、ハリーはクリーチャーに騙されることもなく、神秘部に乱入してしまうこともなかったはず。シリウス囮作戦が騎士団側によって企画されたものだった、あるいは騎士団側が計画的に利用したと考えれば、辻褄は合いますね・・・



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<5巻24章> 5巻ネタバレです。

すごく細かいことなのですが(ともすればイヤミなツッコミにもなりかねない・笑)、スネイプがハリーに「閉心術」の説明をしている場面で「ヘンじゃない?」と思う部分があります。

UK版(ハードカバー)では P.469 上の方、日本語版では下巻のP177 最後の部分です。

「Only those skilled at Occlumency are able to shut down those feelings and memories that contradict the lie,・・・」
「『閉心術』に長けた者だけが、嘘とは裏腹な感情も記憶も閉じ込めることができ、・・・」

と書かれています。
ですが、この説明、どうも英語と日本語の意味がちょっと違うような気がしませんか?

日本語の文章で理解しようとすると、閉心術に長けた者は、嘘をついても見破られないのだから、心の中にはそのとき「嘘の感情」とか「嘘の記憶」を閉じ込めている状態ということで、ここでは「真実と裏腹な感情」「真実と裏腹な記憶」という事になるのではないかと思うのです。

でも英語の原文で解釈しようとすると、それとはちょっとニュアンスが違う気がして(英語がよく分からないので間違っているかもしれません・汗)、「shut down those~」なので、「ついた嘘と矛盾する自らの中にある感情や記憶を」すべて消し去ることができる、あるいは相手の詮索から断ち切れる、というように読み取れます。

すごーく微妙な違いで(どうでもいいことなのかもしれませんけれど)、「閉心術」は今後の話の展開でもかなりキーになる魔術のような気がするので、正確に理解しておきたいなぁ・・・と思うあまり、ツッコミたくなりました。
この辺の解釈、みなさまはどうなされましたか?



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5巻ネタバレです。

ツッコミたくなった、小さな疑問たち・パート4です。

★見える?見えない?セストラル(10章)
ホグズミート駅でホグワーツ特急を降り、馬なし馬車に乗ろうとして、ハリーは初めてセストラルの姿を目の当たりにして驚きます。何も見えていないロンに半ば腹を立てているような状況です。
このとき、ロンは本当に何も見えない様子ですが、実際には「セストラルの鼻息が白く立ち上っている」ということなので、この「鼻息の蒸気」はロンにも見えるのではないかなぁ~と思ったりします。(イヤミなツッコミ!)
さらに、そのあと「私にも見えるよ」と言ったルナちゃんの瞳にセストラルの姿が映っているのが(ハリーに)見えた。とあるのですが、これはあくまで「ハリーがセストラルを見ることができる」からルナちゃんの瞳に映ったセストラルも見えるのであって、「ルナちゃんにセストラルが見えている」ということの根拠にはならないような・・・気がするんですけどね(笑・さらにイヤミなツッコミ!)

★クラスの人数(12章)
5年生最初のDADAクラス授業。ハリーがいきなりアンブリッジと激しい言い合いをする場面。
「ましてや30人もの生徒が熱心に聞き入っている前で・・・」と書かれているのですが・・・
記述されている名前を追ってみると全員グリフィンドールの知っている生徒ばかり。他の寮の生徒の名前はありません。ということは30人全員グリフィンドールなのでしょうか???グリフィンドールの5年生ってそんなにいたの?

★アンブリッジの罰則は7時間?!(13章)
あの、例のとんでもないアンブリッジの罰則。午後5時から始まって、解放されたのが真夜中過ぎ。。。ということは・・・7時間以上もですか??? いくらなんでもひどすぎますよねぇ。ホントにこの間、ずっと羽ペン拷問をやっていたんでしょうか???(怖ろしい)

★敵鏡は学校の備品だったの?(18章)
ハリーたちが初めて必要の部屋を出現させたときの様子。部屋の中には「先学期、偽ムーディの部屋にかかっていたものに違いないと思われる、ひびの入った敵鏡」があったというのですが、これはもともと(本物)ムーディさんの持ち物じゃなかったのかしら?お持ち帰りにならなかったのかしら?それとも学校の備品だったのでしょうか?あるいは・・・偽ムーディのもので片づけられなくなって、そのまま置いていってしまったとか???

★ハグリッドのパパとママは・・・(20章)
ハグリッドの説明によると、巨人は一般に身の丈7~8mもあるそうです。7~8mって、普通の家だったら3階くらいの高さになりますよね?
そんなに大きい巨人の女性と、普通の人間の大きさ(?)の魔法使いの男性が、ハグリッドのママとパパなんですよね???こんなにサイズの違う方どうしがカップルになるって。。。いくらなんでも想像の域を超えているんですけど・・・(笑)
まぁね、愛があれば体の大きさなんて~。。。だったのでしょうけれど、ねぇ?



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<5巻21章・33章> 5巻ネタバレです。

ハグリッドが帰ってきて最初の授業。
ハグリッドは授業のはじめに「森の探索は5年生まで楽しみにとっておいた」と言っているので、セストラルは(ハグリッド流には)5年生の授業内容なのかと思っていました。

ところが、33章でセストラルに乗って魔法省に行こうとする場面では、「乗り手の探している場所を見つけるのがとってもうまいとハグリッドが言った」とか「ハグリッドが生肉でセストラルを誘き寄せる」とか、明らかに4年生のルナもジニーもハグリッドの授業を受けていた様子。

ということはハグリッドは「5年生」だからセストラルの授業を行ったわけではなく、「この年」には、少なくとも4年生にもセストラルの授業をしていることになります。ハーちゃん曰く、一般にはセストラルはNEWTレベルの授業内容だそうです。それなのに何故この時期に?
ジニーもルナも(もちろんハリーたちも)早い時期にセストラルを知っている必要があったからなのでしょうか? まさか彼らがセストラルに乗って魔法省に行くことになるだろう、なんてことを見越して授業をしていたわけではないですよねぇ? それともセストラルの授業はハグリッドの考えではなく、ダンブルドアの指示だったりするのでしょうか? なんだかちょっとひっかかります(笑)



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<5巻24章> 5巻ネタバレです。

クリスマス休暇が終わって、ハリー、ウィズリー兄弟妹とハーちゃんの6人はナイトバスでホグワーツに戻ります、が。。。

護衛にあたったトンクスは、シリウス屋敷を出たときも、ホグワーツの前で彼らがバスを降りたときも、やたらと周囲を気にして、ピリピリしています。しかし何故こんなにピリピリしているんでしょうか?どこかでデスイータにでも見張られていると思っているのでしょうか???
でも、もしそれを気にして警戒しているのなら、そもそもナイトバスなどという魔法界の公共機関とも言える交通手段を使うことの方がよっぽども危険なのではないかしら?

不思議なのですが、クリスマス休暇明けというのは、多くの生徒がホグワーツに戻ってくるわけですから、正しい(?)ホグワーツへのアクセス手段として「ホグワーツ特急」が運行されるのではないのでしょうか?
シリウス屋敷はキングスクロス駅からさほど遠くないのですから、そこまで騎士団に護衛してもらうとか、あるいはまたマンダンガスに車を失敬してきてもらうとかの手段で送ってもらった方が便利なのでは?とも思うのですが・・・どうなんでしょう?

それとも、例のアーサー・アタックを見た時点から、ハリーの心は常にヴォルデモートからの攻撃にさらされている状態になっていて、(防御の薄い・ディメンターだって乗り込んできてしまうような)ホグワーツ特急に乗っている間に攻撃されるかもしれないという危険を避けるために、ぎりぎりまで騎士団の護衛をつけられる「ナイトバス」という手段を選んだのでしょうか?

そういえば、トンクスは別れ際に「校庭に入ってしまえば、もう安全よ」と言っていましたっけ。。。

でも実際には、ハリーはホグワーツの敷地内でも、ヴォルデモートの夢を見てしまうし思考も共有してしまいますよね。そういう意味ではどこにいても安全ではないような気もするし・・・結局なんだかよく分からなくなってきました。はぁ~



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<5巻22~24章あたり> 5巻ネタバレです。

ハリーは、クリスマス休暇明けからスネイプ直々に「閉心術」を習うことになりますが・・・

よくよく考えてみると、この授業を始める旨をスネイプがシリウス屋敷でハリーに伝えたときから、「何故ハリーが閉心術を学ぶ必要があるのか?」ということについて、(大人たちから)明確な返事がありません。「重要だ」とか「ダンブルドアがそう考えているからだ」といった漠然とした返事だけです。

「ダンブルドアが、ハリーにヴォルデモートの夢を見させたくないと考えているのよ」と言い出したのは、ハーちゃんだけです。ハーちゃんは、ハリーが閉心術の話をしたとたん、すぐにアーサーアタックを見たことを「いけないことだった」と判断しますが、これはあくまで「ハーちゃんの考え」なんですよね?
周囲の大人たち(アーサーを始め、モリーもトンクスもシリウスも)は皆一様に「アーサーアタックを見たことは良いことだった。アーサーを助けることにつながったのだから、ハリーは人助けをすることができた。」というような内容を口々に言っていて、誰ひとり「いけないことだった」とは言っていません。ホグワーツに戻るとき、唯一ルーピンが「君に身を守る術を学んでもらいたい」と言いますが、それでも「アーサーアタックを見たこと」を「悪いことだった」とは言いません。

本当に、ハーちゃんの言うように「ヴォルデモートの夢を見ないようにするために」閉心術の授業を始めたのでしょうか?

後に、ダンブルドアがハリーに「閉心術」の授業の意味を説明していますが、すべては「事が起こったあと」です。ダンブルドアが「嘘をついている」かどうかは分かりません。言葉の文とか理解する観点が違うとかなのかもしれませんし、ダンブルドアなりの計画があっての言葉かもしれません。今の段階(5巻終了時点)ではなんとも判断がつきません。
閉心術の最初の授業の時、スネイプも似たような説明をしますが、ハリーは通常の原則が当てはまらずハリーとヴォルデモートとのコネクションは特別であるとも認めています。ならば、通常の「閉心術」ではこのハリー・ヴォルデモート・コネクションには対抗できないかもしれない、ということにもなり得ますよね?

ちょっと、怖ろしいことを考えてしまいました。もしかしたらロンも疑っていたように、「スネイプの閉心術授業」は、ハリーの心の防御を「弱めて」、「ヴォルデモートがハリーの心にアクセスしやすくすること」、そしてハリーを通じて「ヴォルデモートの思考を騎士団が知ること」が真の目的だったのではないか?と。。。

そこまで、騎士団の大人たちが「鬼」じゃないと思いたいのですが。。。「打倒ヴォルデモート」という最終目的のためには「死んでもやらなくてはならないこと」もあるというのが騎士団の理念のようだからなぁ。。。



4月にこのブログを始めて以来、日々のとりとめもない「こなのつぶやき」におつきあいくださって、本当にありがとうございました。毎日毎日(1日も休まず!我ながらエライ・笑)続けてこられたのも、読んでくださる方のご意見やコメント、励ましのお言葉のおかげです。
来年は6巻の発売もあります(嬉)。これからも、ハリー・ポッターへの興味が続く限り、思いつくまま気ままに(時には休みつつ・汗)つぶやいていこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。こな



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