<5巻26章> 5巻ネタバレです。
昨日に引き続き、ルシウスがらみです。
ハリー自身がヴォルデモートになっていた夢の中で、ルックウッドは、ボードさんに服従の呪文をかけて予言玉を取らせようとしたのはルシウスだと言っていました。おそらくこれは事実なのでしょう(と思います)。
ですが・・・ではルシウスはどうしてわざわざそんな回りくどいことをしたのでしょう?
ルシウスは、魔法省への出入りは比較的容易にできるようです。現にハリーの尋問の日も神秘部の前でウロウロしていました。となれば、わざわざ抵抗するボードさんに服従の呪文をかけて取らせるより、自分で行って取ってきてしまう方が手っ取り早いような気がします。
でも実際は、ルシウスは自分で行かなかった。。。
ということは、彼は「予言玉はその当事者以外が取り出すことはできない」ということを、すでに最初から知っていたということでしょうか?
ヴォルデモートは、この事実(予言玉は当事者以外は取ることができない)をルックウッドに知らされるまでは、認識していなかった様子です。もしヴォルデモートが知らなかった事実をルシウスが知っていた、ルシウスは知っていたのにヴォルデモートに知らせていなかった、となれば、ヴォルデモートへのルシウスの「忠誠」には、なにやらかげりが見えるような気もしてきます。
(でもここで、ヴォルデモートがルシウスに「何故おまえが直接行かないのだ?」と迫らなかったのも謎と言えば謎なのですが。。。笑)
ところで、ヴォルデモートが予言玉取り出しに関する事実を知らなかったのなら、おそらく大方のデスイータの面々も(ルックウッドのように神秘部に勤めていたような特別な存在以外は)知らなかったと考えていいのでしょうね?
だとしたら、どうして彼らは、我こそは!と勇んで予言を取りに行かなかったのでしょう?ヴォルデモートに「手柄を立てた」と認めてもらいたいと思う輩が出てきてもおかしくないような気がします。
例えばエイブリー。どうやらボードさんを利用する計画の首謀者のような感じですが、どうして(ヴォルデモートに嘘をついてまで)そんな計画を立てたのでしょう?4巻の墓場シーンでヴォルデモートにあんなに許しを請うていたくらいですから、ここはボードさんなんかを使わずに、自ら取りに行って株を上げよう!などと思わなかったのでしょうか?
それとも・・・エイブリー自身はルシウスなどと違い(一度はお尋ね者にもなっているらしい・4巻シリウス談)、魔法省に忍び込むことが無理そうだと思って、神秘部勤務のボードさんに目をつけたということなのでしょうか?
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