<3巻・18章、22章など> 5巻ネタバレを含みます。
今さらながら・・・なのですが(今まで気づいていなかったのは私だけ?・汗)、ひとつ気づいたことがあります。
3巻の最後で、ピーターを逃がしてしまったことを悔いていたハリーに、ダンブルドアは「魔法使いが魔法使いの命を救うとき、二人の間にはある種の絆が生まれる・・・(When one wizard saves another wizard's life, it creates a certain bond between them...)」。だから、いつかピーターを助けたことをよかったと思う日が来ると。。。と話しています。
ということは、かつて若かりしころ、若気の至りのシリウスにけしかけられて死にそうになったスネイプと、それを命を懸けて救ったジェームスとの間にもこの種の「絆」があったということなのでしょうね?
この「絆」ってどういうものなのでしょうか?
ダンブルドアは「これは最も深遠で不可解な魔法じゃよ。(This is magic at its deepest, its most impenetrable,)」と言っています。なんだか言い回しからして、神秘部とも関係がありそうな気もしてきます。ダンブルドアが、周囲(騎士団を含む)の心配をよそにスネイプを信頼し続けているのも、もしかしたら、このジェームスとの絆によって、最終的にはジェームス・サイド(すなわちハリーを含むダンブルドア・サイド)を裏切ることはないという、確証があるからなのかなぁ?などと思ったりもします。
ところで、「命を救う」ことでこの絆ができるのなら、他にもいろいろ絆ができていますね。例えばハリーとジニー。秘密の部屋で虫の息だったジニーを死の淵から救い出していますから、きっとここにも絆ができているでしょう。ディメンター・キスから救うことも命を救うことになるのなら、シリウスとハリーの間にも。もちろん、ダンブルドアとハリーの間には何重にも絆ができていそうです。
さらに、5巻のバトルでは騎士団の面々はあちらこちらで危機一髪の仲間を救いあっていますから、ここでは絆ができまくりですね(笑)。騎士団はこういう意味でも強い「絆」で結ばれているのかもしれませんね。
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