どうも、こんにちは。
夏は幽霊や妖怪の季節・・・ということらしく、毎年夏になりますと京都だけでなく、各地で様々な妖怪関連イベントが開催されています。
シリーズ前回の『三井寺妖怪ナイト』とみたいに、こちらもすっかり夏の風物詩のひとつとして定着してきた感のある妖怪イベント、嵐電妖怪電車です。
『三井寺妖怪ナイト』でも活躍中している「妖怪藝術団体・百妖箱」さんがプロデュースした妖怪さんたちと、嵐電「嵐山」駅と「四条大宮」駅の間を走る電車に乗るというイベントです。
コロナ禍により数年間休止していましたが、前回から4年ぶりに開催されましたので、参加してきました。
8月14日、夕刻の嵐電「嵐山」駅。
この日最初の便である17時発の妖怪電車に乗ろうと思ってきたのですが、その時には既に定員いっぱいで、さらにその次の18時30分初の便を待たなければなりませんでした。
で、18時30分初の便切符を買うのにも、30分以上行列に並ばなければならなくなって。
先日の『三井寺妖怪ナイト』でもそうでしたが、百妖箱さんの妖怪イベントはほぼどこへ行っても、行列に並ばなければならないほどの盛況です。
並んでいる人たちの中には、外国人観光客や中国か台湾から来たと思われる家族連れの姿も。
先日の三井寺妖怪ナイトでは「日本人って本当に妖怪が好きなんだな」とか思っていましたが、妖怪人気は日本人だけの間ではないようです。
列に並んで待っている間、妖怪列車の怪しげな乗務員さんが登場。
さらに3人の妖怪が登場。
天狗、お歯黒べったり、ぬらりひょんと、いずれも有名どころです。
子供たちに人気の3妖怪。
小学校の頃から何十年ぶりの小泉八雲『怪談』を読みながら、行列に並んで待っていると、時間はあっという間に過ぎて、次の便の切符を手にすることができました。
嵐山駅構内には、今回のイベント関連の物販コーナーもありました。
切符を買ってから次の便が出発するまでの間時間があったので、少し見ていくだけのつもりでした。
今回はなるべく財布のひもを緩めないようにと、当初は思っていたのですが・・・やはり私はこういうグッズには弱いようで(苦笑)、またもや散財してこれだけのグッズを買ってしまいました。
異世界行きの切符を模したシール。
愛用の交通系ICカードに貼って使います。
本当に異世界とかきさらぎ駅とか行けたら面白い・・・いや、こわいですが。
表が白、裏が黒の妖狐のクリアファイル。
そして、天狐の小型スタンドライト。
これは良い物を買ったと喜んでいます。
そのうちに次の便がやってきます。
車内へ。
今回はこういう演出か。
出発の時間になって、3人の妖怪さんたちが登場します。
今回同乗してくださるのは、手の目さんと。
ひょうすべさんと。
塗り仏さんと。
車中を徘徊し、参加者の中に交わる妖怪さんたち。
妖怪らしく(?)人を驚かしたり、怖がらせたりする一方で、挨拶したりするとポーズをとってくれたりとか、何と言いますか、怪しく恐ろしい見た目のわりには結構お茶目でサービス精神があったりする妖怪さんたちです(笑)。
本気で泣いて怖がる小さい子供から、喜んで妖怪さんと記念撮影する子まで、多種多様な反応がありましたが、妖怪さんたちは皆の人気者であり、私を参加者は妖怪さんたちとの時間を楽しんでいました。
四条大宮まであっという間の半時間でした。
名残惜しいですが、妖怪さんたちともここまでです。
四条大宮駅のホームに出てみますと、ご覧の通り、凄い人出だったのが改めてわかります。
ホームの片隅には、時の人(?)・アマビエさんの姿も。
こうして今年の妖怪電車もあっという間に終わりました。
なお、前回の嵐電妖怪電車の時は、嵐山と四条大宮間を妖怪電車で往復、つまり2回続けて乗っていたのですが、今回は人出が多すぎてとてもそんな余裕はありませんでした。
これ1回きりでした。
なお、嵐電妖怪電車は当初の予定では15日までの開催予定でしたが、台風の接近により、この日14日までとなってしまいました。
つまり、何とか最終日に参加が間に合ったのでした。
その日は清水寺の千日詣り(※関連の過去記事もある)や勝林寺参拝や花手水見物(※こちらも関連過去記事あり)など他の予定も詰め込んでいて、その後に嵐電妖怪電車へと行くというスケジュールだったのですが、少々無理してでも参加してよかったー。
また来年。
今回はここまで。
また次回。
*嵐電のHP
https://www.keifuku.co.jp/randen_timetable.php
*妖怪藝術団体・百妖箱のHP
http://www.kyotohyakki.com/index.html
*『京都妖怪探訪』シリーズ