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どうも、こんにちは。
今回は、西院春日神社の例大祭ともいうべき春日祭と。
また、春日祭に際して行われた、妖怪カフェ『妖怪堂』の「天創市」にも行ってきました。
毎年、10月の第2土曜・日曜日に、西院春日神社の例大祭ともいうべき春日祭が行われます。
無病息災や五穀豊穣を祈願して、盛大な神輿巡行などが行われます。
今年は私も、1200年続けられてきたというその祭を見に訪れました。
まずは、いつもの通り交通アクセスから。
阪急電車「西院」駅か、京都市営バス「西大路四条《阪急・嵐電西院駅》」停留所で、西大路四条の交差点から。
西大路四条の交差点から、四条通りを西へ進みます。
少し歩けば、春日(佐井)通りと交わる四条春日(佐井)の交差点に。
祭の日には、春日通りは歩行者天国となっており、露店が並んで多数の参拝者で賑わっていました。
こういう祭では、露店での買い食いもまた楽しみのひとつです。
あかん、また太る(笑)。
四条通りと春日通りとの交差点から春日通りを北上。春日通りの西側、四条通りから歩いて左手の方向に、西院春日神社の鳥居が見えてきます。
境内では例祭の真っ最中だったようです。
境内の一角に神輿が。
これは小さいので、子供用の神輿でしょうか。
豪勢な二基の神輿が。
参拝し、御朱印を頂いてきました。
なお西院春日神社は、本シリーズでは第93回で紹介したことがあります。
この写真は、淳和天皇の皇女・崇子内親王が疱瘡にかかった際、身代りとして疱瘡を引き受けて、内親王を治癒したという伝説の「疱瘡石」という霊石です。
こういう面白いものもあったのですが、その日は見られませんでした。
それが少しだけ残念。
その後、西院の妖怪カフェ『妖怪堂』へ。
「天創市」という市が開催されていました。
本シリーズで何度も登場されている妖怪絵師・伝道師の葛城トオル氏が主催されている妖怪カフェです。
「天創市」については、葛城氏のTwitterでも知っていましたので、寄ってみました。
10月13・14日は 西院・春日祭に合わせて、妖怪堂「頭で感じるオバケ屋敷」と西院・天創市と冥土カフェやタコせん販売などを行います(^ー^)
— 妖怪土蜘蛛の末裔・葛城トオル (@yokaido) 2018年10月3日
この機会に是非ぜひお越しください!https://t.co/g0jWzsQlz4 ? 場所: 京都西院 妖怪堂 https://t.co/vedKxpoIiD
いろいろと面白いものが売っています。
例えば、目の前で職人さんが妖怪の絵柄を刻んでくださった、ガラスのコップとか。
私は、龍と般若のコップを買いました。
勿論、葛城氏の作品も売られています。
せっかく訪れたのですから、『妖怪堂』でくつろいでいきます。
お茶・お菓子付きで1000円です。
中には、やはりいろいろ面白いものが。
シリーズ第400回でも紹介した曰く付き物品、「酒呑童子の首石」もあります……。
2階の屋根裏部屋にも上がらせていただきました。
狭く、暗く、急な階段の下には、謎のお婆さんの肖像が(笑)。
階段を上がったところには、こけしが。
夜中、暗いところで見たら怖そうな光景ですが(笑)。
そばにある解説文を見ますと、このこけしは妖怪・座敷わらしに見立てたものだそうです。
そして、こけしは座敷わらしとも関係が深いのだそうです。
こちらにもその解説が。
座敷わらしが居る家は裕福になるというが、その逆では?裕福だから人前に出せない子供でも存続できた。これが貧しい家だと始末される。昔、東北では冬をどう乗り切るかが毎年の課題。そこに予期せぬ新しい命ができても家族の存続の為に始末される。子供を消すのでコケシ。★葛城トオルの妖怪の概念
— 妖怪土蜘蛛の末裔・葛城トオル (@yokaido) 2012年6月4日
他にも面白いものが。
そして葛城氏の作品、風葬ドクロの屏風と、妖怪講座の絵本も。
こういう妖怪講座もされているのですね。
古代より河童は人々により創造された。なぜなら水辺の事故が相次いで子供の命を奪うからだ。だからそれぞれの親は、危険な場所に子供が行かないように、そこに恐いモノの存在をほのめかした。河童は危険回避のために創造された。すなわち「人間のニーズが妖怪を創る。」★葛城トオルの新しい妖怪の概念
— 妖怪土蜘蛛の末裔・葛城トオル (@yokaido) 2017年7月23日
鎌イタチ@定説では、つむじ風が真空を生み出し皮膚を傷つける。ところが名前にイタチが使われる理由がそこには無い。イタチは夜行性で夕方になると活動し、もうすぐ陽が暮れるという合図。時計も携帯も持たない時代、日没までに帰宅を則した親の知恵だった。 ★妖怪堂・葛城トオルの新しい妖怪の概念
— 妖怪土蜘蛛の末裔・葛城トオル (@yokaido) 2017年7月31日
いいですね。
こういうあやしげな空間、私は好きですね。
ここで一泊したいという気持ちも少々ありましたが、さすがにそこまでは迷惑になりますのでやめておきましたが(笑)。
こうして、楽しみ、くつろいだ後は、帰路へ。
今回はここまで。
また次回。
*西院春日神社のHP
http://www.kasuga.or.jp/
*葛城トオル氏のTwitter
https://twitter.com/yokaido
*『京都妖怪探訪』シリーズまとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm