京都の闇に魅せられて(新館)

JR保津峡駅 @ 京都妖怪探訪(860)

 

 

 

 どうも、こんにちは。

 今年(2023年、令和5年)の5月連休時、京都の奥嵯峨から保津峡までの心霊スポット巡りに行ってきました。

 シリーズ前回から続いて、そのレポート記事を。

 今回は、心霊スポットの噂もあるJR保津峡駅を訪れます。

 

 

 

 シリーズ前回の落合橋と赤橋トンネルから、さらに山道を歩き続けます。

 

 

 

 

 

 

 

 山奥の道というだけあって、危険そうな場所、通行が難しそうな場所も。

 

 

 

 

 

 

 ん?

 「!」のマークが付いた看板も。

 

 

 

 

 

 なんか、東山ドライブウェイの「!」標識を思い出してしまいましたが。

 

 

 

 保津川の急流、というより激流が見えます。

 

 

 

 

 

 古くからこの激流が多くの人命を奪ってきた。

 江戸初期の豪商・角倉了以による大規模な開削工事が行われたのは有名ですが、この大工事でも多くの犠牲者が出てしまった。

 平安京の時代からの葬送地だったことも加えて、どうもこの辺りの地には、多くの死の影がまとわりついているような気がします。

 この付近に心霊スポットが多いのも、こうした事情が関連しているのでしょうか。

 

 

 

 そう言えば今年(2023年、令和5年)3月にも、保津川下り船の転覆事故が発生、船頭さん1名が死亡、もう1名が行方不明になっています。

 この日も保津川でこんな光景が。

 

 

 

 

 行方不明者の捜索が続けられていたのでしょうか。

 合掌。

 ・・・と共に、この保津川は。山や川などといった自然は、人間には必ずしも優しいとは限らない。

 極端に言えば、「異界」であるということを思い出さずにはいられません。

 

 

 

 嵯峨トロッコ列車の保津峡駅の前を越えて。

 

 

 

 

 

 さらに山道を進み。

 

 

 

 

 

 小さなトンネルを越えると。

 

 

 

 

 

 

 一気に景色が開けた場所に出ます。

 

 

 

 

 

 鉄橋の上に目指す保津峡駅が見えます。

 

 

 

 

 こうして見ると、赤いアーチの橋と周辺の緑とがマッチした、なかなかに見事な光景です。

 しかし東尋坊などの例にもあるように、自殺の名所とか心霊スポットとかって、景色のいい場所が多いのですよね・・・。

 

 

 

 保津峡駅へと続く道の鉄橋。

 

 

 

 

 

 

 ここは鳥居本・嵯峨野と、さらに山奥の水尾集落と、JR保津峡駅との分岐点のようです。

 

 

 

 

 

 鉄橋を渡ってJR保津峡駅へ。

 

 

 

 

 

 

 ようやく保津峡駅の駐車場とロータリーが見えてきます。

 

 

 

 

 

 

 「保津峡駅は無人の秘境駅」という話を以前から聞いていましたが、確かに駅員さんの居ない無人駅でした。

 

 

 

 

 

 保津峡駅からは水尾集落を往復するバスも出ていますが、一日のうちに数えるほどしか便がありません。

 

 

 

 

 交通の便が良いとは言えない「陸の孤島」というヤツでしょうか。

 

 

 

 この日は5月連休中だったこともあって、登山者や観光客の姿も見られました。

 

 

 

 

 また、保津峡駅に関する古いネット記事を見ますと、「保津峡駅の自販機は空でそれがこの場所の寂しさを一層際立たせる」という記述もありましたが、私が訪れた時には自販機にも商品が売ってあったように思います。

 もっとも、近年の円安による外国人観光客の激増という世相を反映してでしょうか。ここにも中国語(台湾語?)や韓国語など外国語の会話も聞こえてきます。

 よくも悪くも、今の日本はインバウンドというものによって支えられている。

 そんな事情が、こんな山奥の無人駅にまで・・・。

 

 

 

 切符を買って(私の場合はICカードを改札でかざして)駅構内へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 確かに、大自然の中の「秘境駅」という感じがします。

 

 

 

 こうして駅の構内をぶらついている間、特急列車が通り過ぎていきます。

 

 

 

 

 

 

 保津峡駅構内の柵から外の景色も見てみます。

 

 

 

 

 

 下の谷を流れる川の光景も見事。

 しかし、ここから落ちたらまず助からない、少なくとも無事では済まないだろうな、という気もしてきます。

 自殺する場所としてもうってつけかもしれません。

 もっとも東尋坊などもそうだったように、自殺の名所と呼ばれる場所でも、更なる自殺の増加を防ぐ為に、自殺者の数を公表しないという実例もありますから、実際の自殺者数は・・・本当に自殺があったのかどうかも不明確です。

 

 

 心霊スポットとしての保津峡駅には、男性、女性、子供など結構多様な幽霊が出るという噂もありますが。

 女性の霊を見たという目撃例(?)が多いそうですね。

 

 

 

 駅の結構長いホームをさらに端の方へと進みます。

 

 

 

 

 

 ホームの端からトンネルが見えます。

 このトンネルこそが、もっとも心霊現象が起こりやすいという説もあるようですが、その真偽は確かめられませんでした。

 

 

 

 せっかく来たのだから、夜まで残って本当に心霊現象が起こるかどうかを確かめてみたかったという気持ちもありましたが。

 ただ日没まであと何時間以上もあり、半日以上歩き続けてきた疲れも出てきましたので、今回のところは断念。

 それはまた別の機会にすることにして、次に来た京都行き普通列車に乗って帰ります。

 

 

 

 

 

 ここからは、おまけ。

 その帰りはJR嵯峨嵐山駅で降り、南口付近の人混みを避けるように北口から出ます。

 その北口付近で、たまたまこんなカフェを発見。

 

 

 

 

 

 

 

 民家を改装したらしい、小さいけどセンスのいい店内で、ハーブティーと和洋スイーツのセットを。

 

 

 

 

 これで癒やされたと同時に、ようやく心霊スポット巡りの「異界」から、日常へと帰還してほっとしたという安心感に浸ることが出来ました。

 こうして、5月連休の奥嵯峨心霊スポット巡りは終わりました。

 

 

 

 

 今回はここまで。

 また次回。

 

 

 

 

 

※ところで2023年の目標で、「新規スポットの記事を最低でも20以上、出来れば30以上書く」としましたが、前回と今回とで15カ所目。

 目標まであと5本(5カ所)です。

 

 

 

 

 

*JR保津峡駅の周辺地図はこちら

 

 

 

 

 

*『京都妖怪探訪』シリーズ

https://kyotoyokai.jp/

 

 

 

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