茶道具商 駒屋茶具店 小売部 ブログ

名古屋市東区の御茶道具商、駒屋茶具店 小売部のブログです。

硝子のお茶碗入荷しました。

2012-05-31 | 御茶道具

御近所のスーパーのキャンペーンでプロ野球のチケットが当たったので、本日ナゴヤドームまで観戦に行ってまいります。

当店からナゴヤドームまでは直線距離にして約1キロ。徒歩で行けるので楽ちんです。

オリックス戦ですが、恥ずかしながらオリックスの事は全然知りません。昨日テレビで観ていましたが知っているのは岡田監督だけでした。

付け焼刃ですが、予習して観戦します。

 

さて先日、硝子のお茶碗が入荷してまいりましたので、ご紹介させて頂きます。

青楓の絵

 お買い上げを賜りました。有り難う御座います。

竹の絵

 お買い上げを賜りました。有り難う御座います。

朝顔の絵

 お買い上げを賜りました。有り難う御座います。

鉄線の絵

お買い上げを賜りました。有り難う御座います。 

撫子の絵

 お買い上げを賜りました。有り難う御座います。

どのお茶碗も涼しげな風情を感じ取れます。

耐熱ガラスを使っておりますので、釜の湯で割れてしまう事はありませんが、オススメは「冷水点て」です。

湯を注いだ時よりも念入りに撹拌する必要がありますが、冷水で点てたお薄はグリーンティーの味に近くて、ほんのりとした甘みが非常に美味しいと思います。

 

 

お問い合わせ、ご注文は。

【駒屋茶具店・小売部】
〒461-0022
愛知県名古屋市東区東大曽根町8-20

電話:052-935-1006
FAX:052-936-5161
メール:gatx105@tea-komaya.co.jp

定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日

 

徳川美術館正門より北へ向かい、徳川園交差点をこえて二本目左角、名古屋市立桜ケ丘中学校の西側で御座います。


村瀬玄之氏 新作入荷

2012-05-25 | 御茶道具

名古屋の張貫師、3代村瀬玄之さんの新作が入荷致しましたので、ご紹介させて頂きます。

張貫こより編独楽中棗

 

張貫こより編独楽小茶器

 

張貫こより編独楽莨壷(香合にも)

 

張貫こより編独楽莨壷(香合にも)

 

今までの作風と大きく異なり、カラフルな作品です。

これらの作品は、高知県在住の紙漉きの人間国宝・濱田幸雄さんの『土佐典具帖紙』(とさてんぐじょうし)という非常に薄い紙を用い紙縒りを編み貼りぬいた作品です。土佐典具帖紙そのものの色を生かしており、村瀬氏は着色をしておりません。

 

張貫こより編み細茶器

 

張貫籠地下婦久良茶器

 お買い上げを賜りました。有り難う御座います!

張貫こより編細中次

画像では伝わり辛いですが、紙縒りの編み方を市松文様に編み込んであり、甲の部分にはバランス良く金箔が散らしてあります。

 

張貫一輪菊莨壷

元々、定番の作品として一輪菊茶器がありますが、高さを抑え莨壷にされたそうです。

 お買い上げを賜りました。有り難う御座います!

張貫こより編袖香合

袖香合とは僧侶の方々が袖に入れて香を持ち運ぶ為の物です。昨年には実際に某お寺のご住職様に村瀬氏の袖香合をお買い上げ賜っております。

檀家さんのお宅へお経をあげに行く際持っていかれるそうです。

 

張貫こより編香合

大胆かつ緻密なこより編の透かしが施されています。内側の朱漆との対比が一目で楽しめる香合です。

お買い上げを賜りました。有り難う御座います! 



これだけの作品を試行錯誤しながら手間と時間を掛けて作るのは大変な労力だといつもながら感心してしいまいます。

余談ですが、ある塗師問屋さんに村瀬氏の作品を見て頂いた時には『よくこんな安く出来ますな。ウチらではこの値段は絶対無理!』とお褒め?のお言葉を頂いたほどです。

是非、張貫漆器の軽さ、丈夫さ、そしてざんぐりとした作風をお手に取って感じて頂けたらと思っております。

 

 

お問い合わせ、ご注文は。

【駒屋茶具店・小売部】
〒461-0022
愛知県名古屋市東区東大曽根町8-20

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メール:gatx105@tea-komaya.co.jp

定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日

 

徳川美術館正門より北へ向かい、徳川園交差点をこえて二本目左角、名古屋市立桜ケ丘中学校の西側で御座います。


御茶道具 夏茶碗

2012-05-23 | 御茶道具

昼間と夜の気温差があり、何時になったら羽毛布団を仕舞うべきか決めかねない毎日です。

 

日中はまさに初夏といった日差しで風が爽やかなので汗こそかきませんが、少し暑いですね。

そんな暑い時期に相応し夏茶碗が出来上がって来ましたので、一部ご紹介させて頂きます。

彫三島茶碗(八幡窯)

三重県の堀野証嗣さんの窯作です。

深さが約2寸です。いわゆる合茶碗と言いまして、平茶碗を出す程暑い日ではないけれど普通の深さの茶碗ではチョット暑苦しいなぁという時に最適です。

 

馬盥黒茶碗(陶隠)

京都ちゃわん坂の村田陶隠さんの御作です。個人的に懐かしく思います。

総釉で全体に幕釉が美しいです。黒の馬盥茶碗のお手本のような作品です。

 お買い上げを賜りました。有り難う御座います。

仁清 星座 平茶碗

写真よりも青釉のグラデーションが綺麗です。地味に人気がある御茶碗です。夏の夜空に様々な思いを馳せながらの一服などというのも良いです。

お買い上げを賜りました。有り難う御座います。 

仁清 朝顔 平茶碗

夏の花の代表格のひとつですね。

 

乾山 撫子 平茶碗

撫子=なでしこジャパンと脊髄反射してしまいます。

夜中のオリンピック中継で眠気覚ましかわりに撫子のお茶碗で一服・・・・・

お買い上げを賜りました。有り難う御座います。 



いずれも店頭に御座いますが、お求めやすいお値段となっておりますので、お品切れの際には少々お時間を頂戴する場合が御座います。

是非のご来店お待ち申し上げております。

 

お問い合わせ、ご注文は。

【駒屋茶具店・小売部】
〒461-0022
愛知県名古屋市東区東大曽根町8-20

電話:052-935-1006
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定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日

 

徳川美術館正門より北へ向かい、徳川園交差点をこえて二本目左角、名古屋市立桜ケ丘中学校の西側で御座います。

 


中日いけばな芸術展からホコ天へ。

2012-05-21 | ダイアリー

金環日食見ました。

日食グラスが1つしか無かった為、家族で回しながらでしたが、凄く綺麗で神秘的でした。

実はテレビやメディアが騒いでいるだけで、実際興味はありませんでした。しかし滅多にない機会なので盛り上がっている家族の乗っかって見て良かったです。次に見れるときは・・・私はこの世にいないらしいです。兎に角朝から貴重な体験が出来ました。

 

さて話題を変えて。昨日書きました松坂屋名古屋店で催されている『中日いけばな芸術展』へ行ってきました。

日曜日ということもあってか、大変大勢の人出でした。

様々な花が色鮮やかで感動しました。

大勢の方々が出展されてましたが、私の知っている先生の活け花だけ写真を撮ってきました。

石田流御家元

この器?一体どこに発注するのでしょうか?とても大きな作品です。

御家元らしい独創的で斬新な作品とお見受け致しました。

 

T先生

 

I先生

 

M先生

I先生と同じ流派だからでしょうか?作風が良く似ています。

 

S先生

 

H先生

 

一輪活けのようなシンプルな活け花から櫓?のような大掛かりな物を設営したいらっしゃる方まで活け方も千差万別です。

全体を見て回りますと各流派のお生花よりもフラワーアレンジメントの様な現代花が多かったように思います。

華道も奥が深いと感じつつ会場を後へ。

27年ぶりに復活した名古屋栄の歩行者天国へ(松坂屋さんを出るとそこがホコ天です)こちらも凄い人出です。

距離は大津通りの栄交差点から若宮通りまでの間です。日曜日の正午から18時までが車が入れないようにバリケードが置かれています。

子供の頃を思い出して懐かしい記憶が蘇ります。

昨年の試験運用の時は何も無くただ歩くだけで、あまり面白みがありませんでしたが、最近は佐世保バーガーのお店やトルコ料理のお店がでたり、中央分離帯あたりにテーブルセットとアンブレラが置かれたりと、歩くだけでなくホコ天そのものがより楽しめるものとなりました。

新聞によると通常の日曜日よりも3割位のお客さんが増えているそうです。

最近、名古屋駅前地区に押され気味の栄地区の活性化に大きな効果がありそうです。

交差点ど真ん中から上を見上げて撮影してみました。

こんな事は普段絶対出来ません。ホコ天ならではです。

聞くところによると名古屋栄の歩行者天国は期間限定開催らしいそうですが、個人的にはずっと続けて欲しいですね。

 

最後に我が家に活けた紫陽花です。

智恵も工夫もお金も掛けていません(苦笑)


丹山窯 小峠葛芳 食篭

2012-05-18 | 御茶道具

黄砂がひどくクシャミが止まりません。

折角、杉花粉が終わったと思ったら黄砂、そして慢性的なハウスダスト・・・・・。年中『ハックション!!』です。

ただ、黄味がかっていた車の黄砂が、先日の雨が綺麗に洗い流してくれました。

そんな私のお悩みはここまで。

丹山窯 小峠葛芳さんの食篭のご紹介です。









浅黄交趾ロクロ目食篭

直径が21.5センチで高さが13.8センチです。一見しますと若干大きく感じます。

しかし実際に手に取り持ち上げてみますと凄く軽いです。

軽くする=薄く引く訳ですが、薄く引いた分焼成後の歩留まりが悪くなります。

つまり焼成中に歪が生じて、例えば食篭の場合には蓋がガタつくといった事が起きえます。

ガタつきが大きい場合は世に出せないので残念ながら割ってしまいます。

 

蓋上のアップです。

私見ですが、浅黄色というよりは瑠璃色に近いような気がします。

金色の筋は金を箔押してあります。

黒文字の箸を載せる部分はフラットになっており、お運びの際に黒文字が落ちてしまう事はガチガチに緊張していない限り、まず無いと思います。

余談ですが、じっーと見ていると目が回りそうです。

あと、底面も広めに引いてあるので、主菓子ですと五つは盛り付けれます。

総体的にみて非常に美しく使い勝手の良い食篭です。さすが名工です。

 

共箱です。

入荷したばかりで店頭に御座います。

是非ご覧にお越し下さいませ。お待ち申し上げております。

 

 

【駒屋茶具店・小売部】
〒461-0022
愛知県名古屋市東区東大曽根町8-20

電話:052-935-1006
FAX:052-936-5161
メール:gatx105@tea-komaya.co.jp

定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日

 

徳川美術館正門より北へ向かい、徳川園交差点をこえて二本目左角『名古屋市立 桜ケ丘中学校』の東側で御座います。

 


中日いけばな芸術展

2012-05-16 | お知らせ

もっと早くお知らせをしておけばよかったのですが、本日16日から21日まで松坂屋 名古屋店 本館7階 大催事場にて『第37回 中日いけばな芸術展』が開催されています。

63もの流派が前期(16日~18日)と後期(19日~21日)にわたって一堂に会します。

大催事場をフルに使って開催されるので、かなりの活け花が出品されるわけですが、毎回見たこともない珍しい花活けられていたり、私では思いつかないような素敵な活け方をされている方も多く見受けられます。

見ている私は花を十分に楽しめるのですが、出展されている先生方にお話しをお聞きしますとかなり大変なご様子で、活け込みから会期中は朝より会場に常駐し撤華までしなくてはなりません。遠方にお住まいの先生は特に毎日通うだけで疲れてしまうそうです。

中には6日間ずっと会場にいらっしゃる先生も。

そして出展されている先生方よりチケットを大量に頂戴致しました。

とても私共では使い切れませんので、当店にご来店下さった皆様に差し上げます。

まだ沢山ございますので、是非お持ち下さいませ。

 


内々文化財祭

2012-05-14 | ダイアリー

昨日ですが、春日井市にある内々神社(うつつじんじゃ)の内々文化財祭へ行ってきました。

毎年GW明けに行われていて今回で14回目の開催だそうです。

祭りといっても屋台だ出て。みたいな祭りではなく内々の雄大な自然と内々神社の歴史に触れ合うといった趣旨だそうです。

実は昨年行ったのですが、スケジュールの時間が合わず、到着した時にはまさに「後の祭り」でした。

ことしは予めチェックして13時半過ぎに到着。

 

既にアンサンブル・リベルタさんの演奏が始まっておりました。

和洋折衷というジャンル?でしょうか。

琴、尺八といった日本の楽器とシンセサイザーやウッドベースなどの洋の楽器を融合させた幻想的な音でした。

 

その後は庭園へ移動して、春日井市茶道連盟様の野点の席で柏餅をいただきながら一服頂戴しホッコリさせて頂きました。

前日の強風や寒さと打って変わって爽やかな初夏の風情がとても心地の良いひと時でした。


飾り付け変えました。

2012-05-02 | 御茶道具

先日の関越自動車道での痛ましいバス事故に心を痛めています。

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り致しますと共に、未だ重症の方々が快方に向かわれるようお祈り申し上げます。

規制緩和によってツアーバス会社の参入が相次ぎ、過当競争が招いた非常に不幸な事故だと思います。

テレビのインタビューでも他のドライバーさんは「いつか起こると思っていた。人事ではなく自分もという危機感を感じる」と答えていらっしゃいました。

こういった事が2度と繰り返されないよう官民一体となって対策を講じなくてはならないと思います。

私ごとですが、連休に高速バスを利用して東京へ遊びに行こうかと密かに計画を練っていましたが、この事故を知って中止を決断しました。

 

さて、話題を変えて5月に入り店内の飾り付けを若干変えてみました。

高さの都合上横幅のお掛け物しか掛けれません。

 

吉口桂堂老師 『如是』

「にょぜ」と読みます。

諸々の現象や物質がそのまま真実そのものである事。

また信心が持続して疑わない事。という解釈だそうです。

解釈だけでは簡単なように思えますが、掘り下げて考えると非常に奥が深く、これといった正解は無い気がします。

 

紫陽花蒔絵 大棗 内銀地(光入)

照明の影響で溜塗りに見えますが、黒真塗りです。

紫陽花の花の一つ一つが緻密かつ丁寧に描かれています。

 

色絵 青楓に流水 茶碗(雄峰)


御買い上げを賜りました。誠に有り難う御座いました。

楓の葉を緑釉で書くのが一般的ですが、こちらは銀彩で楓の葉と流水を表現しています。

全体が緑釉なので青楓なんだなぁ。と。逆転の発想ではありませんが、作者の創意工夫が感じ取られます。

 

これから暑くなる季節に向けて涼を感じさせる御道具が入荷致します。

どうぞご来店下さいませ。

 

【お知らせ】

当店では5月3日・4日・5日・6日の4日間お休みを頂戴致します。

5月7日より通常通り営業致します。

御客様におかれましてはご不便をお掛けしてしまうかと存じますが、ご理解の程宜しくお願い申し上げます。