茶道具商 駒屋茶具店 小売部 ブログ

名古屋市東区の御茶道具商、駒屋茶具店 小売部のブログです。

ゴールデンウィーク休業のお知らせ

2010-04-29 | お知らせ
世間一般では今日からゴールデンウィークが始まったようですね。
観光や旅行に向かう車で高速道路も渋滞個所が増えていると聞いております。


さて弊社では5月1日から5月5日までの5日間、ゴールデンウィークの御休みを頂戴致します。


5月6日より平常通り営業致します。


ご不便をお掛けしてしまうかと存じますが、何卒宜しくお願い申し上げます。



【駒屋茶具店・小売部】
〒461-0022
愛知県名古屋市東区東大曽根町8-20

電話:052-935-1006
FAX:052-936-5161
メール:gatx105@jgsw.ftbb.net

足立泰道 和尚 御書付 萩井戸茶碗

2010-04-27 | 御茶道具
名古屋は雨が降っていて寒いです。
もう5月なのにこれで良いのでしょうか??

臨済宗大徳寺派 雲澤寺の足立泰道和尚にお願いしておりました御書付が入荷しました。
蓋の起き方が悪く斜めになってしまいました。お許し下さい。


竹下敬三作 萩 井戸茶碗 足立泰道和尚 御書付『一期一会』



林紅陽 萩 井戸茶碗 足立泰道和尚 御書付『和敬』

『萩の七化け』と言われる通り、使い込む程に味わい深い風合いに変化する良いお茶碗です。
御銘は写真以外のお好みの御銘で承る事が可能で御座いますので、お申し付け下さいませ。


(お問い合わせ先)
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定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日

三代 山口錠鉄 作 『織部 木瓜形 食篭』

2010-04-23 | 御茶道具
四月も終わりに近づいて、風炉の御道具にディスプレイを変えております。
風炉の御道具のひとつで表千家さんでは風炉の菓子器は陶器の食篭を使うのがお約束となっております。

こちらは瀬戸市赤津町の三代 山口錠鉄さんの『織部 木瓜形 食篭』です。
錠鉄さんでは大サイズと小サイズの2種類の木瓜形食篭を作られていらっしゃいますが、こちらは(小)です。
錠鉄さん独特の深い織部釉が美しい一品です。
寸法もW18cm×W16.5cm×H12.5cmと扱い易い大きさです。




主菓子はギリギリ5個は入りますが、3個程度が良いかと思います。
底面がフラットですのでお菓子が盛り付け易くなっており、蓋表も黒文字が滑らないよう一工夫してあります。

錠鉄さんのお話では、焼成中に歪が起きやすく蓋の手の部分に亀裂が入りやすいので歩留まりはあまりよくなく、思うほど数が焼けないそうです。


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定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日


※明日は第4週目の土曜日なのでお休みを頂戴致します。
4月26日より通常通りの営業となります。

明治村茶会 完結編

2010-04-21 | ダイアリー
そして濃茶席の坐漁荘亦楽庵へ。
今年は24年ぶりに徳川美術館さんが御担当されました。
物凄い御道具が出されるとの事前情報を得ておりましたので、今回の明治村茶会メインと位置付けておりました。


実際、想像を超える銘品の数々に圧倒されっぱなしでした。
御掛け物から花入、釜、水指などなど普段はガラスケース越にしかお目にかかれない素晴らしい御道具組でした。

私は運良く3客目でしたので、岡谷家伝来・片桐石州箱貼札の井戸茶碗 銘『磯清水』でお濃茶を頂く事が出来ました。
あまりにも凄いお茶碗でしたので若干緊張しましたが感激いたしました。
見た目にはたっぷりとした大きさでありながら実に軽く出来ております。
特に高台あたりのの梅花皮と渡巾は見事でした。






そして夢見心地のまま、最後にお点心席へ。

とても美味しいお点心を頂いた後は明治村茶会名物のきしめん、みたらし団子、ところてん、ラムネも頂きました。


茶道具屋の私にとって大寄せ席茶会というのは仕事の延長線上的な部分もあったりするのですが、今回は普通に参加できて本当に楽しい茶会でした。

中村秋峰 乾山 芦の絵茶碗

2010-04-19 | 御茶道具
清水焼伝統工芸士の三代 中村秋峰さんの『乾山 芦の絵 茶碗』です。

芦と言うと一般的には秋頃だと思いますが、こちらの作品の芦はいわゆる『青芦』ですので季語に照らし合わせると6月になります。

お使いになるタイミングとしては5月中旬から6月中旬が最適かと思います。
なのでお茶碗の高さも一般的なお茶碗より低めで平茶碗より高めの高さで『半平茶碗』と言われている高さです。

初夏の御道具では青楓などの定番の絵柄が多く使われておりますが、こういった一捻りありつつも主張し過ぎないお茶碗は扱いやすいと思います。




《三代 中村秋峰》
昭和22年9月、京都生まれ。
和41年  京都市立伏見工業窯業科を卒業。
第33回京都上絵茶陶展にて 
京都陶磁器協会理事長賞を受賞。
平成 5年  現代の京焼・清水焼 パリ展に出品。
平成 6年  京焼・清水焼伝統工芸士に認定される。


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定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日

明治村茶会 野点席編

2010-04-19 | ダイアリー
薄茶席に続き日本庭園の野点席へ。
今年は御近所の志ら玉さんで陶芸家の柴山利彌さんがご担当されました。

全ての御道具がミニマムで可愛らしい御道具組でありまして、釜も風炉も掛け物も茶器も茶碗も全て小さく個人的にも好きな趣向です。
お菓子は志ら玉さんという事で『白玉善哉』でした。
・・・・お約束ですね。








見晴らしが最高のロケーションの中で非常に楽しいひと時でした。

明治村茶会 薄茶席編

2010-04-17 | ダイアリー
2週間前に行ったばかりですが、明治村茶会へ行って参りました。
前日は4月とは思えない寒さのうえに雨まで降ってしまい御客様はもちろんですが主催者側の方々も大変だったそうです。
今日は一転して快晴で暖かく非常に気持ちの良いお天気でした。


今回は若干遅めに会場入りした為、濃茶席まで時間がかなりありましたので、まずは薄茶席の学習院長官舎へ。

今年は金沢市の中村記念美術館さんがご担当されておられました。
金沢ならではの非常に煌びやかで華やかな御道具組でした。




主だった御道具ですが、御掛け物は玉舟宗璠の『竹密不妨流水過』、花入は芳春院伝来の古銅耳付四方花入、釜は12代 宮崎寒雉の塩屋釜。
黒真塗長板に御茶碗と中村梅山の松の絵皆具揃、主茶碗と替茶碗は大樋長左衛門の黒茶碗と飴茶碗でした。

私は皆具揃と同じ、中村梅山の松の絵茶碗でお薄を頂戴致しました。

徳川美術館 『王者の華 牡丹』 展

2010-04-13 | ダイアリー

ご近所の徳川美術館さんにて名古屋開府400年 徳川美術館・蓬左文庫開館75周年記念 春季特別展『王者の華 牡丹』が4月10日~5月23日まで開催されております。


私も時間を作って是非とも拝見させて頂きたいと思っております。
皆様もどうぞお出かけ下さい。



豪華で美しい姿から「百花の王」と呼ばれる牡丹は、中国や日本をはじめとする東洋で古くから愛好されてきました。
牡丹は富貴のシンボルとして絵画や陶磁器・蒔絵・染織品など、さまざまな作品にあらわされ、意匠化された植物の中でも、そのバリエーションは群を抜いています。
 徳川美術館に隣接している大名庭園「徳川園」では、千株を超える牡丹が人々の目を楽しませています。
徳川園がリニューアルして五回目の春を記念し、美術工芸品に花開いた牡丹の姿を紹介します。



お帰りの際には、私ども駒屋茶具店にお立ち寄り頂けましたら幸いです。

清閑寺窯 3代目 杉田祥平 作 黒地流水五節句茶碗

2010-04-13 | 御茶道具
こちら名古屋は暖かい日と肌寒い日が続いております。
三寒四温。分かってはいるつもりですが暖かい日と寒い日の温度差があり過ぎます。

さて今日は先代・清閑寺窯 杉田祥平さんの『黒地 流水五節句 茶碗』です。
こちらは未使用ではありませんが、ニュウ・ホツなどのダメージの無い美中古品です。

外側と内側の口部分に光琳波、そして人日(松)、上巳(桃)、端午(菖蒲)、七夕(笹)、重用(菊)が帯状に描かれております。
写真では端午の節句が近い事もあり、菖蒲の絵を正面と致しました。


高台辺りです。若干の使用感はありますが、まだまだ綺麗です。


共箱です。
杉田さんの御箱書きを拝見するたびに思うのですが、達筆です。
繊細な筆使いで絵付けをなさっているので箱書きくらいお手の物なのでしょうか??

≪ 清閑寺窯 3代 杉田祥平 ≫
大正3年11月15日京都生れ。
昭和25年 京都国立陶磁器試験所を経て、2代杉田祥平に師事。家業を継承。
昭和25年 旧伯爵家より、清閑寺焼を認可される。
京都伝統陶芸家協会役員
昭和60年 京都高島屋にて古稀記念展
平成12年 逝去


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定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日

博物館明治村

2010-04-05 | ダイアリー
桜が満開となりましたので、お花見を兼ねて愛知県犬山市にある『博物館 明治村』へ行って参りました。
お天気にも恵まれ、とても気持ちの良い気候でした村内至ると事にある桜が見事に咲き誇っており最高のロケーションです。

私にとって明治村といえば明治村茶会が行われる、西園寺公望別邸「坐漁荘」、茶室「亦楽庵」、「学習院長官舎」、「日本庭園」しか行く事が無かったのですが、今回は全ての建造物を拝見させて頂きました。


明治村で1番有名なアメリカ人建築家、フランク・ロイド・ライト設計による「帝国ホテル」です。
今でも全く古さを感じさせないモダンかつ細部まで拘り尽くした素晴らしい建造物だと思います。

そして京都市中京区河原町三条にあった「聖ザビエル天主堂」
京都市の中心街にこのような大きな教会があったなんて驚きですね。しかも実際に結婚式まで挙げられます。
2007年には表千家同門会愛知県支部創立四十周年記念茶会に於いて而妙斎御家元の奉仕で献茶式が行われましたのが記憶に新しいところです。
荘厳な作りに美しいステンドグラスが見事でした。

ほかにも素晴らしい建造物が沢山あるのですが、見とれてるうちに写真を撮り忘れてしまいました。

しかし明治時代の素晴らしい建造物を移築し、一般に公開しながら維持・修復といった管理をし続けるなんて本当に大変な事だと思います。


そして4月17日に明治村茶会が行われるので再び明治村へ行かせて頂きます!