茶道具商 駒屋茶具店 小売部 ブログ

名古屋市東区の御茶道具商、駒屋茶具店 小売部のブログです。

『春の大売り出し』お奨め品

2012-04-21 | 御茶道具

連日ご来店御買い上げを賜り誠に有り難う御座います。

この場をお借りいたしまして改めて御礼申し上げます。

今回の催事は春から初夏さらに夏物まで幅広く取りそろえておりますので、その内いくつかをご紹介致します。

色絵 合歓木 茶碗 (桐鳳)

ネムノキの開花時期は6月中旬~9月初旬と非常にく夜になると眠るように花が閉じるところから言われています。

また「合歓」は中国では夫婦円満の象徴ともされています。

 

竹 蓋置(祐忠)

※御買い上げを賜りました。有り難う御座います。

竹林を表現した蓋置です。青釉と緑釉に金彩とプラチナを使ってあります。

元々、無季の御道具ですが竹林の爽やかな雰囲気がこれからの季節に相応しいです。

 

和紙貼 柳蒔絵 大棗

朱漆ではなくベンガラを用いて和紙を貼りかためたお棗です。真塗に比べ傷に強い特徴があります。

 ※御買い上げを賜りました。有り難う御座います。


七宝蒔絵 瓢茶器

※御買い上げを賜りました。有り難う御座います。

茶器本体には天然の瓢をつかっていおります。小振りで可愛い茶器です。

 

色絵 金銀唐松 水指 (幸二)

オーソドックスな唐松文様です。バランス良く描かれています。摘みに緑釉の松笠をあしらっています。

 ※御買い上げを賜りました。有り難う御座います。


 乾山 鯉幟 茶碗 (智泉)

空にたなびく鯉幟の躍動感を上手く表現しています。やや小振りで手の納まりも丁度良いです。

 ※御買い上げを賜りました。有り難う御座います。


灰釉 菖蒲 茶碗

控え目ながら丁寧に描かれた菖蒲の紫色が素敵です。

 

金襴手 兜 蓋置

色鮮やかな蓋置です。色々なお棚に飾り付けても映える蓋置です。

 ※御買い上げを賜りました。有り難う御座います。 

 

紫交趾 八つ橋 茶碗 (一如)

胴の部分に帯状の八つ橋がいっちんによって描かれています。

茶碗の紫釉と菖蒲の花弁の紫釉を若干変えてあります。センスの良さが伺えます。

 

まだご紹介したい御道具がありますが、既に御売約いただいた物もありますので今日のところはこれぐらいで。

明日は定休日につきお休みを頂戴致しますが、4月27日(金)まで開催しております。是非ご来店下さいませ。お待ち申し上げております。

 

 

 

駒屋茶具店『春の大売り出し』開催

平成24年4月16日(月)から27日(金)

※但し4月22日(日)は定休日につきお休みを頂戴致します。

午前9時より

駒屋茶具店・小売部にて


【駒屋茶具店・小売部】
〒461-0022
愛知県名古屋市東区東大曽根町8-20

電話:052-935-1006
FAX:052-936-5161
メール:gatx105@tea-komaya.co.jp

営業時間:午前9時より午後5時半頃まで

定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日

 

徳川美術館正門より北へ向かい、徳川園交差点をこえて二本目左角で御座います。


催しの御案内

2012-04-13 | お知らせ

先日より予告させて頂いておりました。

当店では平成24年4月16日(月)から27日(金)までの期間『春大売り出し』を開催させて頂きます。

今回は「春」から「初夏」に因んだ御道具を中心に取り揃えてみました。

全体的な印象ですが、冬の詫びた御道具から華やいだ明るい御道具が多くなりました。

お値段も殆どが40%引きとさせて頂いておりますので、私が言うのも何なのですがかなりお値打ちです。

お忙しいかと存じますが、是非ご来店下さいませ。

 

 

そして期間中御買い上げ賜った御客様にはささやかですがプレゼントを。

こちらの花入れを差し上げます。

先日ご紹介致しました椿「窓の月」と未だに咲いている「寒菖蒲」を活けてみました。

今までにないチョット斬新なお花入れですのでお楽しみに。

 

 

駒屋茶具店『春の大売り出し』開催

平成24年4月16日(月)から27日(金)

※但し4月22日(日)は定休日につきお休みを頂戴致します。

午前9時より

駒屋茶具店・小売部にて


【駒屋茶具店・小売部】
〒461-0022
愛知県名古屋市東区東大曽根町8-20

電話:052-935-1006
FAX:052-936-5161
メール:gatx105@tea-komaya.co.jp

定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日

 

徳川美術館正門より北へ向かい、徳川園交差点をこえて二本目左角で御座います。

 


青磁香炉 銘『千鳥』

2012-04-12 | ダイアリー

今朝の中日新聞で知ったのですが、歌舞伎役者の市川海老蔵さんが徳川美術館さんへいらっしゃったそうです。

名古屋市・御園座の「六月大歌舞伎」で石川五右衛門を演じられるので、青磁香炉・銘「千鳥」を鑑賞されたと書かれていました。

ご存知の方も多いかと思いますが、この香炉は武野紹鴎から豊臣秀吉、徳川家康へと伝来し、家康死去の後に尾張徳川家へ伝わった香炉です。

また、秀吉が所持していた頃、石川五右衛門が秀吉寝室に盗みに入った時に蓋の摘みに付いていた千鳥が鳴いて五右衛門が捕らえられた。という都市伝説みたいな話が伝わっています。

しかしこんなに近くにいらしたなんて知りませんでした。知っていたら・・・・きっと徳川さんへ行っていたことでしょう。残念。


薫風自南来 殿閣生微涼

2012-04-09 | 御茶道具

5月に釜を懸けるられる先生のご依頼で福本積應和尚にご染筆頂いたお掛け物が仕上がって参りました。

本席の床に双幅でお掛けになるそうです。

 

     

薫風自南来                         殿閣生微涼

 

大まかですが、解釈のひとつとして。

『爽やかな初夏の風が南より吹き来たり、宮殿に微かな涼しさが生まれる。

まったく作為を起こさないところこそが悟りの現出であり、

 しかも、無心のうちに無量の利益を普く及ぼす。』

とあります。

一見すると読んで字の如しですが、解釈の仕方によってはいか様にも捉えられる奥の深い禅語です。

少々のお時間は頂戴致しますが、上記のようにお好みの字句での掛け物や色紙、短冊なども承ります。



また先日ご紹介した永楽善五郎さんの花入れですが、赤い椿が手に入りましたので活け直してみました。

こちらが先日まで活けてあった紅(ピンク)白の椿と花入です。


そしてこちらが今朝活け直した赤い椿と花入れです。

こちらは当店で育てている「窓の月」という椿です。花弁の先の白い所が月のように見えるから名付けられたと聞いています。

結構雰囲気が変わります。花と花入の互いが生かしあう印象を受けます。

 

     

どちらが好きか?は人によって意見が分かれると思われますが、正解が無いだけに花も奥深いです。

 


≪予 告≫

駒屋茶具店『春の大売り出し』開催

平成24年4月16日(月)から27日(金)

※但し4月22日(日)は定休日につきお休みを頂戴致します。

午前9時より

駒屋茶具店・小売部にて


【駒屋茶具店・小売部】
〒461-0022
愛知県名古屋市東区東大曽根町8-20

電話:052-935-1006
FAX:052-936-5161
メール:gatx105@tea-komaya.co.jp

定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日

 

徳川美術館正門より北へ向かい、徳川園交差点をこえて二本目左角で御座います。



2012-04-07 | ダイアリー

当店の近くを走る名鉄瀬戸線の高架下はソメイヨシノの桜並木です。

森下駅から国道19号線をまたいで尼ケ坂駅の方まで続いているので結構な距離があります。

人通りが少なくほぼ独り占め状態です。個人的には隠れスポットだと思います。

 

 

 

 

見事に満開です。

ずーっと桜並木が続いているのがお分かり頂けるかな?

宴会花見は嫌いですが、のんびり見るお花見は最高です。

 

 


三彩耳付花入

2012-04-06 | 御茶道具

先日、模様替えした際に一切触れていませでしたが、左側に飾り付けたお花入れです。

 

永楽善五郎(即全) 三彩耳付花入

照明の加減で薄い黄色に写ってしまいましたが黄交趾に近い綺麗な黄色の花入れです。

青釉と緑釉がバランスよく施釉されています。小振りな耳が可愛いです。

 

品種は分かりませんが、ご近所の方に頂いた紅白の椿を活けてみました。

花入の鮮やかさに花が負けてしまうかも。と思いましたが案外しっくりと収まっています。

 

落款です。このアングルでも黄色の鮮やかさが伝わりません。

もちろん共箱もございますが、撮影し忘れてしまいました。

私は見ていませんでしたが、他の人達からは「真っ赤な椿を活けた時はもっと良かった」と聞きました。

次は真っ赤な椿があれば活けてみたいです。

 

 

≪予 告≫

駒屋茶具店『春の大売り出し』開催

平成24年4月16日(月)から27日(金)

※但し4月22日(日)は定休日につきお休みを頂戴致します。

午前9時より

駒屋茶具店・小売部にて


【駒屋茶具店・小売部】
〒461-0022
愛知県名古屋市東区東大曽根町8-20

電話:052-935-1006
FAX:052-936-5161
メール:gatx105@tea-komaya.co.jp

定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日

 

徳川美術館正門より北へ向かい、徳川園交差点をこえて二本目左角で御座います。



木蓮

2012-04-05 | ダイアリー

木蓮は名古屋市東区の木です。

昭和63年の区制80周年記念事業の一つとして投票で決まったそうです。

という訳で当店から徳川美術館さんまでの沿道は木蓮が植えられています。

ちょうど今が見頃で白い花弁がとても綺麗です。夜には街灯に照らされた白い花弁が浮き上がったかのように見える光景は幻想的な印象さえ与えてくれます。

よく徳川美術館さんや徳川園に観光いらっしゃった方々が写真を撮っていかれます。


7分咲きの桜をバックの木蓮です。

お天気が今一つですが晴れの日には大変に綺麗です。


問題はコレです。

落ちた花弁は汚く変色して濡れ落ち葉の如く地面にへばり付いてしまいます。

ご近所の方々も毎朝(時には夕方も)お掃除されていますが、散りきってしまうまでの間は結構面倒臭いんです。

秋は秋で大きめの落ち葉が大量に発生し、これこそまさに濡れ落ち葉です。

ですから私たち近隣住民からしますと木蓮の花が咲くと「またかぁ・・・・・」と思ってしまいます。

ちなみに名古屋市東区の花は牡丹です。




≪予 告≫

駒屋茶具店『春の大売り出し』開催

平成24年4月16日(月)から27日(金)

※但し4月22日(日)は定休日につきお休みを頂戴致します。

午前9時より

駒屋茶具店・小売部にて


模様替え

2012-04-04 | ダイアリー

雑然とし、若干見飽きた感が致しましたので、模様替えを致しました。

 

最上段の棚板を外し、端午の節句テーマに鯉幟の掛け物に菖蒲の絵の茶碗、兜の蓋置を飾り付けてみました。寒の戻りや花冷えばかりでピンときませんが先取りです。

イメージしていたより上手く纏まったと自画自賛しております。

ただ、スペースが空くと色々と飾りたくなってしまう性分ですので、掛け物が隠れてしまわない程度にしておきたいと思います。