名古屋の張貫師、3代村瀬玄之さんの新作が入荷致しましたので、ご紹介させて頂きます。
張貫こより編独楽中棗
張貫こより編独楽小茶器
張貫こより編独楽莨壷(香合にも)
張貫こより編独楽莨壷(香合にも)
今までの作風と大きく異なり、カラフルな作品です。
これらの作品は、高知県在住の紙漉きの人間国宝・濱田幸雄さんの『土佐典具帖紙』(とさてんぐじょうし)という非常に薄い紙を用い紙縒りを編み貼りぬいた作品です。土佐典具帖紙そのものの色を生かしており、村瀬氏は着色をしておりません。
張貫こより編み細茶器
張貫籠地下婦久良茶器
お買い上げを賜りました。有り難う御座います!
張貫こより編細中次
画像では伝わり辛いですが、紙縒りの編み方を市松文様に編み込んであり、甲の部分にはバランス良く金箔が散らしてあります。
張貫一輪菊莨壷
元々、定番の作品として一輪菊茶器がありますが、高さを抑え莨壷にされたそうです。
お買い上げを賜りました。有り難う御座います!
張貫こより編袖香合
袖香合とは僧侶の方々が袖に入れて香を持ち運ぶ為の物です。昨年には実際に某お寺のご住職様に村瀬氏の袖香合をお買い上げ賜っております。
檀家さんのお宅へお経をあげに行く際持っていかれるそうです。
張貫こより編香合
大胆かつ緻密なこより編の透かしが施されています。内側の朱漆との対比が一目で楽しめる香合です。
お買い上げを賜りました。有り難う御座います!
これだけの作品を試行錯誤しながら手間と時間を掛けて作るのは大変な労力だといつもながら感心してしいまいます。
余談ですが、ある塗師問屋さんに村瀬氏の作品を見て頂いた時には『よくこんな安く出来ますな。ウチらではこの値段は絶対無理!』とお褒め?のお言葉を頂いたほどです。
是非、張貫漆器の軽さ、丈夫さ、そしてざんぐりとした作風をお手に取って感じて頂けたらと思っております。
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定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日
徳川美術館正門より北へ向かい、徳川園交差点をこえて二本目左角、名古屋市立桜ケ丘中学校の西側で御座います。