こんにちは。駒屋茶具店でございます。
一昨日で満開を迎えた木蓮の花も散り始めてしまいました。
ご存じのように花弁は散ってしまうと茶色く変色し濡れ落ち葉のように道路にへばり付いてしまうので、暫くの間のお掃除が大変ですd(^_^o)
さて、今日は加藤光右衛門さんの美濃伊賀水指のご紹介です、
画像ではドッシリとしたお水指に見えるかと思いますが、直径25センチ高さ15センチと比較的小振りなお水指です。
鉄釉の流れ、半環状の双耳など美濃伊賀の特徴ともいえる見所が多く見受けられます。
塗蓋は破損箇所が多々ありましたので新たに誂えてみました。
お水指が詫びた雰囲気ですので艶のある真塗ではなく黒一閑で仕上げてみました。
彫銘です。もちろん共箱もございます。
加藤光右衛門(かとうこうえもん)
昭和12年、美濃の名工加藤十右衛門の次男として生まれる。
高校卒業後、岐阜県無形文化財保持者で あった父 十右衛門に師事し作陶を学ぶ。
のち笠原の地に山十窯を開き、父親譲りの作風で黄瀬戸、美濃伊賀の花入、 水指、引出し黒の茶碗など茶陶を中心に活動。
芳右衛門、弥右衛門の三兄弟として知られる。