茶道具商 駒屋茶具店 小売部 ブログ

名古屋市東区の御茶道具商、駒屋茶具店 小売部のブログです。

大西清右衛門美術館 『茶ノ湯釜にみる 朽ちの美』展

2010-08-23 | お知らせ



千家十職の御釜師、16代・大西清右衛門さんより秋季企画展『茶ノ湯釜にみる 朽ちの美』が9月3日(金)から12月23日にかけて大西清右衛門美術館さんで開催されるとご案内を頂戴致しました。


鉄と水・・・・・。茶の湯を沸かず茶釜は焼き直し等メンテナンスを施せば暫し使えますが、それでもいずれは錆びて朽ちてしまいます。
先人たちは朽ち果ててしまう様に”侘び”や”やつれ”といった美しさを見出しました。

辻与次郎作 霰覆垂釜を始め、歴代の名作が展示されるそうですので、ご興味のある方は是非お出掛けになっては如何でしょうか?



大西清右衛門美術館
〒604-8241 京都府京都市中京区三条通新町西入釜座町18
☎ 075-221-2881


2代 石香 作 黒焼〆柚子香合

2010-08-18 | 御茶道具

夏季休暇を頂戴し有難う御座いました!
休暇中に充電出来たのか?暑さに負けて放電してしまったのか?定かではありませんが、心身共に改めて行きたいところです。



さて先日ご紹介させて頂きました先代・谷古石香さんの黒楽焼〆茄子香合と同時入荷致しました『黒楽焼〆柚子香合』で御座います。

利休さんは青柚子が黄色く色付くのを見て炉を開けとおっしゃってたようなので、開炉の御道具組みとして最適かと思われます。




リアルな柚子の大きさで作られておりますので、若干大きめです。
葉が両端に向かってピンっと張っており堂々とした姿です。




こちらも茄子香合と同様に表千家堀内家12代、堀内宗完宗匠(現:堀内宗心宗匠)の御書付がなされており蓋裏に漆書きの御花押が御座います。


茄子香合と同じく店頭に展示して御座いますので、ご興味のある方、ご購入をお考えの方は是非ご来店下さいませ。


(お問い合わせ先)
【駒屋茶具店・小売部】
〒461-0022
愛知県名古屋市東区東大曽根町8-20

電話:052-935-1006
FAX:052-936-5161
メール:gatx105@tea-komaya.co.jp

定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日




夏季休暇のお知らせ。

2010-08-11 | お知らせ






私ども駒屋茶具店は下記の期間、夏の休暇を頂戴致します。

ご迷惑をお掛けしてしまうかと存じますが、何卒ご理解の程宜しくお願い申し上げます。

※尚、休暇期間中のお電話は留守番電話となっております。ご用件をお申し付け下さいましたら休暇明けに御連絡差し上げます。


≪夏季休暇期間≫
平成22年8月12日(木)より8月16日(月)まで



8月17日より通常通り営業致します。




(お問い合わせ先)
【駒屋茶具店・小売部】
〒461-0022
愛知県名古屋市東区東大曽根町8-20

電話:052-935-1006
FAX:052-936-5161
メール:gatx105@tea-komaya.co.jp

定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日



村瀬玄之さんの作品、 入荷致しました。

2010-08-11 | 御茶道具
名古屋の張貫き漆芸家、3代・村瀬玄之さんの作品が沢山入荷しております。
一度に御紹介出来ませんので、今日は『こより編み中棗』をご紹介させて頂きます。

張り貫き漆器は奈良時代より伝わる技法で、張り貫きを手掛ける作家さんは何名かいらっしゃいますが、張り貫きを専門としているのは私が知る限りですが村瀬さんただ一人だと思われます。

豪華絢爛な蒔絵が施された綺麗な漆器とは対照的で、ざんぐりとした作風がなんとも侘びた風情を醸し出しております。



よく『一閑張りと何が違うの?』と御客様よりお尋ね頂きます。
ざっくりとしたご説明ですが、一閑張りは胎と呼ばれる型に和紙を張り漆を塗って仕上げた物。
一閑張りに対し張り貫きは、胎に和紙を幾重にも張重ね、最後に胎を抜くので『張り貫き』と言います。
似ている様ですが、全く別の工程で制作されます。




写真では分かり辛いかも知れませんが、こちらの作品は、朱塗で仕上げ金箔を散らした棗本体に「こより」で編み込んだ装飾を張り固めた二重構造となっております。
文章にしてしまうと、さも簡単な様にお思いになるかと思いますが、大変な手間と時間、そして確かな技術によって丁寧に作られているんです。


何せスローペース更新のブログですので、入荷した全てをご紹介しきれないかもしれませんが、店頭に様々な張り貫き漆器が展示・販売されておりますので、是非ご来店して頂き実際に触れて頂きたいと思います。




(お問い合わせ先)
【駒屋茶具店・小売部】
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定休日:毎週日曜日・第2週土曜日・第4週土曜日




舞妓はん ひぃ~ひぃ~

2010-08-10 | ダイアリー

御茶道具とは全然関係ないのですが。

先日、京都・産寧坂「おちゃのこさいさい」さんの『舞妓はん ひぃ~ひぃ~』を頂戴致しました。
今流行りの食べるラー油です。

この辺りで売っている「辛そうで辛くない」とか「チョイ辛」とかは食した事はありますが、それらとは全く別物です。

最初はラー油の旨味が美味しいのですが、数秒後に強烈な辛さが襲いかかってきます。
思わず「ひぃ~」と言ってしまいました。



それもそのはず、ギネスにも掲載された世界一辛いハバネロ・レッドサビナが入っているそうです。

・・・・・辛かった。

伊藤一政堂 阿古陀水次薬缶

2010-08-09 | 御茶道具

ここ数日、天候が薄曇りで暑さが若干和らいで過ごし易いです。
ただ昨日は激しい通り雨に出喰わしてしまい、ビッショ濡れとなってしまいました。
まぁこれも恵みの雨という事で。


さてこちらは「鍍金 阿古陀形 水次薬缶」です。
名古屋の職方、伊藤一政堂さんの作でございます。




同径が約15センチ、総高さが約25センチでスマートでシュっとした仕上がりです。

金色ですので、ド派手な印象を持たれる方も多いのですが、実物をご覧になられた方々の殆どが「思ってたよりもピカピカしてなくて良いね」とおっしゃって下さいます。


水次薬缶というのは一連のお手前の中で意外と目立ちます。
超定番の利休型腰黒薬缶でも勿論良いのですが、チョット違った物、変わった物をお探しの方にはオススメです。



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2代 石香 作 黒焼〆茄子香合

2010-08-06 | 御茶道具
三重県桑名市のいわゆる楽焼作家、伊曽嶋窯・3代谷古石香さんのお父様である2代谷古石香さんの黒楽焼〆茄子香合が入荷致しました。

夏野菜の茄子で何故?炉の香合なの??
と、2~3秒考えました。きっと初夢の『一富士、二鷹、三茄子』なんだろうと思います。
多分、いやきっとそうに違いないでしょう。

・・・・・まぁ、私の意見はさて置いて作品を見てみましょう。




大きさはやや大きめで、焼〆独特の詫びた雰囲気の肌です。
合口は非常に丁寧に作られています。
表千家・堀内家12代、堀内宗完宗匠(現:堀内宗心宗匠)の御書付が御座います。



蓋を開けてみますと裏側には漆書きで花押が見られます。




お箱書きです。


真っ黒なのでパッ見では茄子に見辛いかもしれませんが、よくよく拝見してみますと明らかに茄子でした。
特に蔕の部分が非常に良くできていると思います。

ただいま店頭に展示して御座いますので、ご興味のある方、ご購入をお考えの方は是非ご来店下さいませ。


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無題

2010-08-05 | ダイアリー



お久しぶりです・・・・・。駒屋茶具店・小売部でございます。





こちら名古屋は連日、茹だる様な気温と纏わりつく湿度が続いており、私も含め少々バテ気味です。





ここのところ気忙しく、また御道具の出入りが多かった為にブログ更新をお休みさせて頂いておりましたが、従来通りスローペースで再開させて頂きます。




どうぞ宜しくお願い申し上げます。