国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

マジックのリハビリと日記9

2018-08-16 19:53:32 | マジックのリハビリと日記



●某日、クローンデックが見つかる。

 私は写真のようなケースに入れている。

●こういう手品道具はカジュアルでなく、演じたいと当時は思っていたのである。

●ちなみにもう一つのデックはカラーチェンジデックだったが、やり方がわからん。

●某日~某日。

 引っ越しに追われる。抜かれる。追いつく。



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作文参考書 陸軍予科士官学校 その一

2018-08-16 19:39:15 | 作文参考書 陸軍予科士官学校
第一編総論

第一章
 序説

第一節 文 作文の必要
文は心の表現なり。心無ければ文なし。卓越せる心の筆端にあわせるもの、推敲し、洗練せられて千古の名文となる。
文は人類の総ての記録なり。この記録あって始めて既往を知り将来を知る。世の文明は、この記録によって既知より未知に進んで築かるるなり、この記録によって世界隈なく宣伝せなるるなり。文の人生に関するや大いなり。宜なるかな古人文を以て経国の大業不朽の盛事と言えること。
軍人には特に文の必要を見る。時の平戦を論ぜず、地位の高下を問わず、軍人に文章力を要すること、既に諸先輩の明言するところあり。而してその行文は、簡明なざるべからず、苦思せず、渋滞せず、千言立ちどころに成る底の怪腕なかるべからず。これ一に自家の素養に待つ。誰か軍人に作文の練習の必要なしと謂わんや。
その文を作るには法無し。而して有り。言わんと欲する所を言い書かんと欲する所を書くのみ、何ぞ法の拘泥すべきあらんや。然れども、言わんと欲して言い得ず、書かんと欲して書き得ず、あるいは自ら言い得たり書き得たりとするも人の読んで我が意を解せざるあり、はたまた誤解するあり、畢竟その目的を達せずしておわる。これ法の無かるべからざる所以にして、学んで習わざるべから所以なり。作文の必要ここに在り。




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作文参考書 (その前に)

2018-08-16 19:17:47 | 作文参考書 陸軍予科士官学校
●病気なもんで新しい文章を作ることが難しいのである。

●そこで書写をすることに決めた。

 正確には打つのであって書くわけではないが。

●そこで選んだのが『作文参考書 陸軍予科士官学校』である。

 戦前の本だな、当然に。陸軍だし。

 陸軍予科士官学校国漢文科の編述である。

●で、だ。

●まずもって言っておくが、これは雰囲気を楽しんでくださいという意図で連載をしていくのである。

●誤字・脱字などは勘弁してほしい。

●1126ページもあり、実に多くの例文が載っているが、ここは扱わない。

●片仮名が原文では用いられているところが多いが、そこのほとんどを平仮名にしてある。

●仮名遣いは原則として現代仮名遣いにしている。

●漢字も新字を用いている。

●傍線などは省略している。

●文中の左は「下記」としていただきたい。

●副詞、接続詞、指示語などの部分は原文は漢字でも平仮名にしているところもある。

●本がぼろぼろなので詳しくは読んでいないよ。

●な、学術的な価値はなさそうだろ。

●要は雰囲気だけでも味わい、現代の文章論との対比のきっかけ、文章教育と日本陸軍のあり方などを考えるきっかけにでもなれば幸いです。




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