国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

文法的に褒める

2010-08-27 18:29:29 | 戯言
●恋愛サーキュレーションという歌がある。

 おいらの場合、生徒から知った。

 つか、私のそっち系の知識は生徒経由である。


●で、だ。


●非常に言葉遊びもあり、素敵な歌なんだが、特に

ふわふわり ふわふわる
あなたが名前を呼ぶ それだけで宙へ浮かぶ
ふわふわる ふわふわり
あなたが笑っている それだけで笑顔になる



上記の「ふわふわり ふわふわる」の部分なんか、文法的に面白い。

通常「ふわふわり」は副詞である。擬態語は副詞が原則だ。

だが、「ふわふわる」と活用されると、品詞の変更があるわけよ。

「ふわふわる」はウ段で終わるから動詞である。すると、「ふわふわり」は連用形とするしかない(五段活用動詞「ふわふわる」ってことだ)。

品詞を意識していなくても、人間、語感というのがあり、その変更は意外と感じているのでないだろうか。

●品詞変更の快楽を、この歌詞は与えているのだ。







●ちなみにおいらがこの歌を歌うをスマップっぽくなるよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする