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カフェラテを飲みながら想う事

大好きな綾野剛さんのこと、出演作品のことなどを中心に
自己満ブログを更新中。
ファン歴2年のまだまだ新参者です。

ソレダケ2回目鑑賞ともう1つのお楽しみ

2015-12-11 | 綾野剛さん映画


ソレダケ2回目を観て参りました。
※ネタバレあります。

本日が上映最終日とあって、平日の昼間なのに結構賑わっていました。

全編に流れるブッチャーズの曲のファン、
あるいは石井監督のファンでしょうか。
ご年配のおじさま方が大半を占めていらっしゃいましたね。

さて、2回目観に行ったのは、1回ではラストが理解できずになんとなく落ち着かなかったことと
恐らくDVDは購入しないと思うので、もう一度だけ真っ黒綾野さんの千手完をちゃんと観ておきたかったから。

結果としては、、やっぱりラストの千手深水工場で、大黒、阿弥、恵比寿、猪神、
そして千手が排気口みたいなところから襲撃されて、全員血まみれで倒れるシーン。

千手が大黒に「お前はもう死んでいる」と言ったあと、
撃ったのは千手だと思ったけれど、手術室で千手が死んだあと、
もう一度場面が工場の血まみれに変わり、千手の銃の玉が切れていて、
千手が撃たれる直前でカットが・・・。

うう~~ん、、やっぱり手術室のシーンは大黒の夢だったと解釈出来なくもないのですが
そうだとすると、本当のラストに大黒が心を失ったように目を開けるシーンが分からない。


な~んて、悩みつつエンドロールを眺め終えたあと、向かった先は、、アトレ大森の地下食売り場



これは海鮮チジミです。

実は、2週間前に初めて大森へ行ったときに見つけた叙々苑のデリ。
油をひかないフライパンで、軽く温めていただくと焼きたてのように香ばしい触感が味わえます。

映画の後の、もう一つの楽しみでした(笑)


さて!
今夜は「コウノドリ」第9話ですね。
こうやって金曜の夜を迎える高揚感が、最終話に近づけば近づくほど高まって参ります。
残すところあと2回。
サクラ先生の想いを心に刻みながら見届けます。





見直して観て気づくこともある映画の魅力「渋谷」の綾野剛さん

2015-12-11 | 綾野剛さん映画





2010年公開
作家、写真家の藤原信也原作
綾野剛さん主演です。

共演は佐津川愛美さん
その他、大島優子さん、ARATAさん、藤井リナさんや石田えりさん、
MM兄弟のママ松田美由紀さんなどが出演されています。

ただ、みなさんチョロッとしか出ません。
綾野さんと佐津川さんで話が進んで行きます。


この作品は、ファンになって間もなく、何かのDVDの予告編で目に留まり、
すぐにAmazonで購入しました。

一度さらっと観て、綾野さんを目で追っただけで、
my綾野グッズの中に埋もれておりました(笑)


このところ「裸にしたい男」をリピしていたんですが、
その中に、綾野さんの気持ちの整理をしてくれる人として、
藤原さんを訪ねるシーンがありました。

その中で2人が交わす会話がすっごく良かったんです。




「渋谷」撮影時代の話が出て、実は綾野さん扮するカメラマン水澤は、
藤原さん自身であったこと。
藤原さんは、俳優である綾野さんに自分を投影してみていたこと。

そして、当時の綾野さんは、藤原さんから見て「人が嫌い」なんじゃないかと、思っていたらしいこと。

映画「渋谷」って、そんな色んな思いが存在していたとは知らず、
ただ若いロン毛時代の、綾野さんの作品~として、さらっと流し観していたなんてもったいない!
そう思い、さっそくもう一度ゆっくり見直し、
渋谷の世界観を感じてみようと思いました。





渋谷109の前、スクランブル交差点


私を含め、地方出身者が上京した時に、一度は行く場所

綾野さんも情熱大陸のインタビューで、高校を卒業して上京後、
真っ先に降り立った場所と仰っていましたね。

目的をを持って、頑張らないと飲み込まれてしまう街だと。
誰も自分の事を知らない、絶対的な自由を感じる街だと。





渋谷を歩く水澤
渋谷で生きている、名もなき小さな存在にスポットを当て、、
写真というツールを通して断面を切り取っていく。





もしかしたら、、藤原さんが綾野さんに感じた「人嫌い」的な印象は、、
綾野さんがすでに水澤として生き始めていて、その中で渋谷に住む、
孤独を体現できていたから、かもしれないですね。





大島優子さん扮する田舎から上京し、一夜のベッドを求めて男に声をかける少女

水澤は、わざわざATMでお金を下して、自分の全財産の半分の1万円をさっと手渡し、

「まともなところで寝ろ」と。


そんな優しさとか、この渋谷で生きていく現実の厳しさとか、静かな情熱とか、
とにかく必死な姿の美しい綾野さんが「渋谷」の中で生きていました。


この作品は、藤原さんの下済み時代だけでなく、
俳優綾野剛さんの下済み時代をも映し出しているような、、
そんな思いで見つめることができました。

もう一度見直すことができて良かった。
映画って、作られた背景を知ることによって、
また違った視点で、感じることができるものなのですね。


また長くなってしまいました。

最後まで読んでくださった方が、もしいらっしゃいましたら
ありがとうございました。



ソレダケを観て来ました~キネカ大森~

2015-12-08 | 綾野剛さん映画


ソレダケ that' it


今更ですが、、先週の「ピースオブケイク」に引き続き、キネカ大森にて「ソレダケ」を観て参りました。
私のように、ファンになってまだ浅い人にとっては、綾野さんの少し前の作品を映画館で観られるのはすっごく有り難いです。
※ネタバレあります。

綾野さんの尊敬する石井岳龍監督作品
「シャニダールの花」もこの監督さんだったのですね。
シャニダールは、私イマイチ理解できずに終わってしまいました(笑)
でも綾野さんの白衣姿はとっても素敵でしたw。(ってそこかい!)

なので今回も作品自体はあまり期待せず、というか、
私にはきっと理解できないだろうなと思いながら、
とにかく綾野さんの千手完に会いに行こう!というつもりで出かけました。

でも作品自体最初から面白くてカッコ良かったです。
とにかくスピーディでロックしてて、流れるように時間が過ぎて行きました。

主人公大黒役の染谷将太くん
スクリーンいっぱいに魅力が弾けていました。
彼を初めて観たのが「永遠の0」で、
当時確かまだ十代だったのに、その存在感は主人公の岡田准一さんに負けてなかった。
最近は「バクマン。」を観ましたが、超不思議な漫画家役で、上手いなぁと。
彼のような役者さんを天才と呼ぶのでしょうか。
出演オファーが絶えないというのが分かった気がします。

あと、嬉しかったのは恵比寿大吉役の渋川清彦さん
「空飛ぶ広報室」のカメラマン役を演じていらっしゃいましたが、
まさか、こういう映画のこういう役がこんなにハマるとは知りませんでした。
空広に出ている役者さんは、みなさん大好きなので、再会できてとても嬉しかったです(喜)




そしてそして
綾野剛さんの千手完

もうもうっ 何も言葉が出ませんって、、
いいつつやっぱり少しだけ言わせて下さい。

いや~黒綾野どころか、真っ黒黒黒綾野さんでした(笑)
もう、あの瞳の奥の奥の方まで見つめましたが
心の通っていない、完全にイってしまっている目でした。

拷問のシーンは怖かったけれど、千手完の悪の魅力全開でしたネ!
出番は決して多くありませんでしたが、とにかくゾクゾクする真っ黒綾野さんをたっぷり堪能できました。

綾野さんは、ビジュアル的には、役作りで体重が増えている時期に撮影されたようですね。
少しおっさんぽい?(綾野さん、ごめんなさいっ!)
でもでも、千手に貫録がプラスされて素敵でしたww
彼の最期は残念でしたね。。涙、、
あんな極悪人でも、綾野さんですもの。。


分からなかった部分もありました。
クライマックス、千手が南無(水野江里菜さん)に銃を向け、
大黒、恵比寿、猪神(村上淳)が千手を狙っていたシーン

すごい爆音とともにみんな血だらけになって倒れていたのに、
なぜ大黒だけが脳死になり、他はみんな無傷だったのか?
あれは大黒の夢の一部なのか?

クライマックスは、モノクロとカラーで現実と大黒の夢がシンクロしていて、
頭の回転の遅い私にはイマイチ腑に落ちない感じでした。

あとは、千手深水で、千手を襲撃するシーン、
すっごく迫力あってカッコよかったのですが、
大黒も、南無も銃の扱いが上手くて、狙撃訓練でも受けたの?と突っ込みたくなった(笑)

でも、映画パンフを読んだら、石井岳龍監督の作品は、「一般的な映画の出来不出来や完成度といった尺度とは一切関係ない別の次元で構築されるその世界観によって、ダイレクトに観客に訴えかけている」みたいなことが書かれてて、、
要は、私の矛盾点などお構いなしで、石井監督の映画に対する熱量がそのまま作品に投影されて、
それを私自身がダイレクトに感じればいい~という事みたい。

確かに、観ている最中も、映画館を出てからも、しばらくその世界観に圧倒され、
なんとなく身体にロックの振動と、千手の恐ろしさや、大黒の現実と夢に浸ってしまってて、
息苦しい感覚が続いていました。
今もまだ、、ちょっとあります。

これは、、一種の、快感?かもしれません(笑)
上手く説明できませんが。。
面白いものを観たなぁ、、という感覚でしょうか。


随分長く、纏りのない感想でスミマセン。
最後まで読んでくださった方、感謝でいっぱいです。
有難うございました。





ピースオブケイクを観て来ました~キネカ大森~

2015-12-03 | 綾野剛さん映画


「ピースオブケイク」
今更ですが、、映画館で観ることが出来ました。
※ネタバレあります。

たまたま夕べ覗いたファンサイトで、綾野さんのスケジュールが公開されていて
ただ今「キネカ大森」にて上映中だと知りました。
(いつも本当にいろいろと参考にさせていただいております。)

大森なら遠くないッ!
と思い、さっそく観に行って参りました。
今どき珍しい、入れ替え制限なしで自由席、飲食持ち込みOK、
コンビニへサンドイッチを買いに出かけ戻ったら、顔パスで入場OKのフレンドリーな受付。

なんて、とっても珍しく、新鮮でした。
次回は「ソレダケ」を上演予定とのこと。
ぜひまた観に行きたいww


さて、本編の綾野剛さん



画像にあるように、、
情にもろくて優柔不断なレンタルビデオ店の店長京志郎さん
通称ヒゲ店





このとき、、風が吹きました!
主人公志乃の心だけでなく、、私にも(笑)

このヒゲ店京志郎さん
ご覧のとおり、笑顔が超絶チャーミング
調子がよくて、優しくて、楽しくて、甘えん坊で、それでいて男らしい
モテる男性の要素全部を持っている(お金以外ね)

でも、お金がなくてもきっとお腹いっぱいの幸せな毎日が送れると思わせるような
そんな魅力満載のお方。



アルバイト店員が借金苦で、夢を諦めて転職すると挨拶に来たとき、
ヒゲ店京志郎は、レジのお金をごっそり取り出し、餞別に渡します。
夢を諦めずにがんばれみたいな。

それをみていた志乃は、「一生あなたについていきますッ!!」と心で叫びます。

私もついて行きたいッ!!と心で叫びました(笑)




志乃と京志郎の熱海旅行のシーン

なんだか、私が綾野さんのヒゲ店京志郎さんとデートしているかのように心がキュンキュンしました。

露天風呂で富士山(?)に向かってチンチン向けているところとか(逆から映してましたが、、って当たり前?笑)
綾野さんのお尻、超キレイでした!

男湯の大浴場へ志乃が乗り込んで行って、京志郎を責め立てるシーンは格別です。
京志郎の慌てようったら、、もうッ言葉にならないくらい可笑しかったです。
ほんとに綾野さんファンにとって、見どころ満載の贅沢な作品ですね。

今朝、映画館へ出かける前にSの蘇我さんをガン見していた事もあり、
そのギャップには驚かされます。
その役のふり幅の広さ、大きさ、、
とにかく、素晴らしい俳優さんだなぁ、、と、敬愛指数はマックスに達しています。

私はまだ、ファン1年生。
「S最後の警官」「天空の蜂」に続いてまだ3作品目。
俳優綾野剛さんを大きなスクリーンで、ゆっくり見つめることができるのは、凄い醍醐味ですね。

さっそくAmazonでブルーレイを予約しました。
お家でも京志郎さんを堪能できる日を楽しみにしています。


とりとめもなく、長くなってごめんなさい。
最後までお読み下さった方、ありがとうございました。





横道世之介 加藤の告白

2015-11-11 | 綾野剛さん映画


横道世之介を観ました。
※ネタバレあり。

時代設定はバブル全盛の頃(多分)
どこか図々しくも心優しきお人好しの主人公:横道世之介18歳(高良健吾)
世間知らずで天然キャラな社長令嬢で世之介のガールフレンド:祥子(吉高由里子)
大学の部活の友人:倉持(池松壮亮)
年上の憧れの女性:千春(伊藤歩)
女性に興味ない同級生:加藤(綾野剛)

など、周りの人々を取り巻く青春ストーリー

いつものことながら、、綾野さん目当てでレンタルで視聴しました。
ここでは綾野さん視点で勝手に語らせていただきます。
放映時間:160分と、、大変長い作品ですので、少し力を抜いて綾野さんシーンのみに集中いたしました(ごめんなさ~い)



彼が手にしているのは、、おそらくウォークマンですね。
今より結構大きかった(笑)
整った濁りのない美しいお姿に惚れ惚れです。

2012年春に撮影され、2013年2月に公開されていますので、
綾野さん当時すでに30歳になられていたんですね。
でも作品の中では、比較的自然に大学生に見えてました。




ココでの綾野さん
放映時間160分の割りに出演シーンはとっても短いです。
そもそもこの映画、主人公世之介の大学1年生のほんの一時期のごくひとかけらを切り取ったエピソードで成り立っています。
そのエピソードの中の1人として登場するのですが、女に興味のないゲイの役を淡々とクールに演じているところがファンの私にとっては、かなりツボです。



大学の同級生の女の子とのデートシーン
女に興味のない加藤(綾野さん)の冷めた表情が最高に面白い!
綾野さんは、やっぱ誰を演じてもハマります!

そこで、私一押しの加藤(綾野さん)と世之介(高良さん)のシーンを抜粋してみます。
若干の誤差はご容赦下さい。


加藤宅に世之介が転がり込んでいる状況
今夜も泊まっていくという
加藤は邪魔に感じつつも、冷えたスイカを切って世之介に振る舞う
2人でスイカを食べながら・・・

加藤「俺、スイカ食ったら出かけるから」
世之介「どこへ行くの?」
加藤「散歩」
世之介「だったら俺も行くよ」
加藤「いいよ、来なくて」

暗闇の中、、足早にひたすら前を歩く加藤
スイカを食べながら、それを追う世之介

世之介「なあ~、どこいくんだよォ、蚊がいるよォ、帰ろうよォ~~」
   「もう公園しかねーよ、、夜の公園ってすげ~ヤンキーとかいて怖いって聞いたよ~」
加藤「ああっ!もう帰っていいよっ!(怒鳴る)

それでも世之介は何気についてくる
加藤が公園の入口につくとおもむろに・・・

加藤「なあ、、俺さぁ、前に女の子に興味ないっていったよな」
世之介「えっ?そんなこと言ったっけ?」
加藤「俺さ、、男の方がいいんだよ、、分かるか?」

世之介、、それを受けて、、少しモジモジしながら

世之介「それって、、、俺に告白してるって・・・」

加藤は声を荒げて

加藤「してねーよっ!!お前タイプじゃないしっ!!」
  「まあ、そういうことだから、うん、今後俺と付き合いづらいようだったらもう家に来なくてもいいし」
世之介「はぁ、行っちゃまずいの?」
加藤「いや、、まずくはないけど・・・」
世之介「えっ?」
加藤「えって、お前、動揺とかしねーの?」

世之介はきょとんして

世之介「えっ?なんで?」
加藤「えっ?なんでって・・・だからぁ、、この公園はぁ、そういう場所でぇ、おれはぁ、その、、そういう刺激を求めてここへ来ているわけで・・・」
世之介「じゃあ、、俺いたらマズイじゃん」
加藤「、そうなんだよ。マズイんだよ、多分」
世之介「えっ?じゃあ、ここで待ってるわ」

世之介はすぐ近くの木陰に少しだけ隠れて座っている
加藤はなんとなく落ち着かない様子

加藤「やめろって!それ変だから」
世之介「いいよ、邪魔しないから」
加藤「はぁ~~?」

加藤は世之介の無神経な反応にあきれたのか、頭に手をあてて暫く思案していたが諦めた様子で世之介の隣に座る





世之介は食べかけのスイカを半分に割り、加藤に勧める

加藤「はははっ、、ありがとう。。お前、、ほんと汚い食い方したな」

世之介の強引で無邪気な態度に、半ばあきれながらもチョッピリ嬉しそうな加藤




このシーンの後、、2人のシーンなく、突然16年後に場面が変わり
加藤は相方(もちろん男性)と高層マンションのバルコニーで夜景を見ながらワインを傾けている。




ずっと世之介の存在すらも忘れていた加藤だったが、16年たった今日、
たまたま世之介にそっくりなタイプの人を見て思い出したという。
「面白いやつだった!彼に会えただけでもお得な人生」などと相方に自慢する加藤だった。


この物語は、世之介が大学1年の一年間だけを切り取ったもの。
その後、加藤との付き合いがどうなっていったのかは全く語られていない。
しかも、世之介に関わった登場人物の16年後の様子から、おそらく物語のその後は世之介との関わりがなかったように語られます。
それはなぜなのか??
経緯も含めて、すべて視聴者の想像力に委ねられてしまうという、なんとも落ち着かない終わり方をします。

綾野さんの心のお部屋の中には、演じたすべてのキャラクターが住んでいるとか・・・
私の心の中にも同様の事が起こっています。
(恐らく綾野さんファンの方はみなさん同じ状況だと思います)
加藤のその後の大学生活に、世之介はあまり関わってはいかないのかな?
とか、やっぱゲイってことで、告白以前の関係は続かなくなっちゃったのかな?
とか、加藤の方で気まずくなり、自分から距離を置いてしまったのかな?
とか、様々な想像や妄想に駆り立てられております(なんとかしてくれ~っ)

大学生活のほんの1年間
しかも、かなりユルイ出来事の羅列(学食でランチしたこと、同級生とのダブルデート、公園での告白)なのに、その後の経緯は語られることはなかったおかげで、、私はこんなにも加藤の事が気になって仕方がないんです。
本来なら主人公の世之介の心配をしそうなものですが、なにせ綾野さんloveですからね~
お許しくださいませ(笑)

くどいようですが、160分の長~い作品の中のほんのひと時の加藤と世之介のシーンに
こんなに時間を割いて記事をつくってしまいました。
もし、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら、お詫びと感謝でいっぱいです。
ありがとうございました!




新しい靴を買わなくちゃ スズメ&カンゴのシーン抜粋

2015-11-09 | 綾野剛さん映画


新しい靴を買わなくちゃ

2012年公開北川悦吏子監督の映画
妹のスズメ(桐谷美玲)の付添いでパリに来たセン(向井理)とパリで働くアオイ(中山美穂)が出会い3日間を共に過ごす恋愛映画。

綾野剛さんが出演していることを知って、まずはレンタルで観てみようと思い鑑賞。
でなければ、おそらく手に取ることもないであろう作品⇒ごめんなさいっ!

綾野さんは、スズメの遠距離恋愛中の恋人でパリへ画家になるために留学している青年カンゴを熱演。
でも綾野さん、、はっきり言って出番少ないです。
放映時間115分中、、おそらく12~13分あるかどうか。
ちょこっと寂しい感もありますが、ビジュアル的に超素敵ですよ~

まずは全体のストーリーを確認後、カンゴとスズメのシーンだけリピりまして楽しませていただきました。
というわけですので、この際主役のお二人(中山美穂さん+向井理さん)は置いといて
カンゴとスズメのショートラブストーリーとして、ちょこっと綴ってみます。
いつもですが、セリフの間違い、端折り、順番、勘違いなどもある拙い文章です。
ご容赦下さい。
※超ネタバレありです。


スズメ、パリに到着後、兄のセンを置き去りにして単独行動にでる。
パリにいる恋人カンゴのもとへ

スズメ「来ちゃいました~!」
カンゴ「ようこそ」



髪ふんわりソフトな綾野さん

スズメ「日本とパリって1万kmも離れているんだよ」
カンゴ「へ~そうなんだぁ」
スズメ「飛行機で12時間、船だったら11日もかかるの」

あまり興味なさそうなカンゴ

スズメ「調べたんだからちゃんと聞いてよぉ」
カンゴ「よく来た お疲れ様」
スズメ「ほんとに?」
カンゴ「うん」

とまあ、、カンゴは嬉しいけどスズメの喜びとは多少温度差ありそうなスタート

カンゴの部屋のベットで2人嬉しそうに寄り添う



頬っぺたを膨らませるカンゴ
そのほっぺにスズメがキスをしようとしたとき(笑)



このシーン、超かわいいっ!!


スズメが椅子でうたた寝している
カンゴはそっと毛布を掛けてあげながら、なんとなく複雑な表情をしている
おそらく、パリへ来たスズメの目的を推し量っている感じ



2人でセーヌ川のほとりを散歩しているとき、カンゴにフランス語で繰り返すようせがむ
スズメ「スズメはカンゴが好きです」
カンゴ「○○○○・・・」←フランス語で繰り返す
スズメ「いなくなると泣いています」
スズメ「でも、カンゴはスズメを忘れてしまいます」

スズメ「私の携帯の着信音知ってる?」
スズメ「最近電話くれないから・・」
スズメの留守電の発信音をカンゴが知らないことをなじる
カンゴ「怒んないよ」

少しずつスズメのカンゴへの不満な気持ちが吐露されていく
そしていよいよ帰国の朝を迎える←はえ~よ

キッチンに立ち、スズメのために朝食を作るカンゴ
スズメがスーツケースを片手に後ろに立っている

スズメ「カンちゃん、スズメそろそろ帰る」
カンゴ「えっ、急だな、、今飯作ってんのに」
スズメ「カンちゃん、帰る前にパリに来た要件を言います」
カンゴ「要件?」
スズメ「カンちゃん、こっち向いて下さい」

カンゴはなんとなくヤバい雰囲気を感じている

スズメ「(意を決して)私と結婚してください!」
カンゴ「急に、、どどどうしたの?」

カンゴは完全にうろたえ始めた

スズメ「なんかさ、その、、カンちゃんがパリに行っちゃってから半年、酸欠になるっていうか、息苦しいっていうか、東京酸素うすいっていうか」
カンゴ「なんで今のままじゃだめなの?」

スズメ「だってスズメ超絶甘えん坊だし寂しがりやじゃん、ひとりじゃいられないもん!カンちゃんだってそうでしょ?」
カンゴ「えっ、、なにが?」

カンゴはかなり引き始め、、背を向けるがスズメは食い下がる

スズメ「私達一緒にいないとだめになる、だから結婚しよ。スズメがこっちに来てもいい」
カンゴ「ちょっと待って!おまえさぁ、、経済的なこととか、諸々諸条件とか考えてないでしょ!
   「考え方が甘いと思うんだけどさぁ、俺の夢とか、、俺は目的を持ってここにきているんだから!」
スズメ「だったらスズメが一緒にここにいる!」

カンゴは完全に引いてしまった様子で・・

カンゴ「ちょっと、、待って、、ごめん、、俺、結婚とか無理だわ・・」



それを聞いたスズメは意を決したように

スズメ「別れるよ。そういうこと言ったら別れるよ!」
カンゴ「うっ、、うん、わかった、それじゃぁ仕方ないんじゃない?」

スズメ、思いっきりカンゴを叩き始める

スズメ「このバカ!バカ!バカ!バカ!!!!~~~」

ひとしきり叩いた後、カンゴの胸に身体を重ねて、声を絞り出し・・・
スズメ「カンちゃん、、有名になってね。。。」



カンゴの目が赤く、、やるせない気持ちが高まった様子だが言葉を発することができない

スズメ「バイバイ・・・」
カンゴ「スズメっ!!ちょっと、、えっ?終わり?ちょっと俺たち終わり?」

スズメ、、微かに微笑みながら、最後の言葉を振り絞る

スズメ「がんばれよ・・・」

出ていく

カンゴ「はあ~~~~、、」

カンゴ、、やるせなく、、近くにあった椅子をたたくが部屋にとどまる

スズメはアパートから外に出て、、うずくまり泣く

スズメ「カンちゃん。。。」

終わり。



これって、、すっごく切ないけど、、すっごくわかります。
スズメは、大きな決心をしてパリまで来たこと
超絶甘えん坊で寂しがりやは私も同じですから。
私がスズメの立場でも、きっと同じ言動をすると思います。
それで、ますます自分を追い込み、寂しくなっちゃうんですけどね。
私も思わずウルっと来ちゃいました。

一方で、、カンゴの気持ちも辛いだろうなと察します。
男たるもの、、覚悟を決めてパリくんだりまで来たのだから恋にうつつを抜かしているときじゃない。
きっとスズメにも理解してもらいたかったんじゃないかな?
でも、スズメのことが大好きだから、スズメの甘えん坊の性格も把握したうえで
何も言えなかったんだろうと思う。
責任感の強い、誠実なひとだからこそ、スズメの気持ちに答えられなかったのでしょうね。

綾野さんはその気持ちをリアルに演じていらっしゃいます。
絵にかける静かな情熱と、スズメがパリに来た時の嬉しさと戸惑いも
短いシーンの中でちゃんと表現しているのはさすがです。
だから不思議とカンゴの出した答えにも納得するものがあります。
それにしても、スズメにプロポーズされて、終始頭を掻きながら逃げ惑うカンゴの姿はリアルでした。
男って、、覚悟を決めた女の前では怯んじゃうんでしょうね(笑)



2人のシーンの大半を占めるカンゴのアパート
パリの雰囲気がしっかりでてますね~

12~13分のショートフィルムでしたが(勝手に端折ってます)2人の愛しくも切ない物語が素敵でした。
ほんとにこのままわかれちゃうのかな~
願わくば、、スズメ&カンゴの続編を観たい!!と今更ながら思う私です。



長くなってしまいましたが、最後までこんな拙い記事におつきあいいただき、ありがとうございました!



シュアリー・サムデイを観ました  

2015-11-05 | 綾野剛さん映画


「シュアリー・サムデイ」を観ました。

<解説>
俳優の小栗旬の初監督作品。もともと以前から監督業へ意欲を示していた小栗が、2005年に書いた1枚のあらすじを元に、脚本家の武藤将吾に脚本を依頼した。その後、小栗が俳優業で多忙を極めたため、一旦動きは低調となるが、2009年に入り環境が整ったとして映画化に向けて動き出すこととなり、同年7月にクランクインした。

キャスティングについても小栗の意向が反映されており、主演の小出恵介、ヒロインの小西真奈美をはじめとした小栗と親交の深い人物が名を連ねている。また、小栗本人も警官役としてカメオ出演している。

キャッチコピーは「バカで最強!!!」「大人立入禁止。」「バカで最強だった俺たちを取り戻す!!!」

<ストーリー>
バンドを組む高校の同級生5人が主人公。
文化祭の中止に抗議するために狂言の爆破予告をして高校を占拠するが、仲間の1人が本物の爆薬を仕掛けて大爆発を引き起こしてしまう。
事件の責任をとり、行き詰った生活を送る5人の3年後の姿を軸に、複雑に絡み合う人間模様を描きながら、爆破事件の裏に潜むもう一つの事件の核心に迫っていく。
<Wikipediaより引用させてもらいました>
※ネタバレ少々ありです。

2010年に俳優の小栗旬さんが初監督した映画。
製作費5億円、そのうち回収できたのは3億円か?と憶測を呼んだそうです。
「小栗!監督業をなめんなよっ!」とか
「学芸会と同レベル!」とか
いろいろ言われたようですね。
確かに、もう少し脚本を練ってリアリティを出した方が良かったかもしれません。
学校で爆弾しかけて、教師を脅し、挙句は結構な規模で爆発が起きてしまうのに退学だけで済むなんて現実では考えられないし、
ヤクザとケンカして果ては拳銃でドンパチあっても警察はちっとも来ないしね。
もうまるでファンタジーの世界です(笑)

でも結構面白かったです。
多分小栗さんが一緒に仕事したいと思った人ばっか集めて作ったからか
観ているこっちまで楽しくなっちゃいましたから。

メンバーはこちら



右から ムロツヨシさん、鈴木亮平さん、小出恵介さん、勝地涼さん、そして綾野剛さん
この5人のバンド演奏しているシーンは、かなりレトロ感があり面白かったです。
その他にも、最近あまりお見掛けしなくなりましたがヒロイン役に小西真奈美さん、吉田剛太郎さん、竹中直人さん、ほんのちょい役で妻夫木聡さん、上戸彩さんまで出ています。

綾野さんは映画の中でもやはりイケメン役。
女性の前に立って5秒間じっと見つめるだけで“落とす”ことができる悩殺男をキュートに演じています。
お弁当屋の店員役大竹しのぶが落ちるシーンは笑う。
もちろん私も落ちましたw(って聞いてない?)
その他にも、路上でギターを弾きながら歌うシーンとか、
綾野さんファンにとってはお宝的なシーン満載!

小栗さん!くだらなくってもいいから、またこんな遊び心満載な映画つくって下さいっ!
って、借金こさえてばっかだと山田優さんに叱れちゃうかな?ふふっ。

とにかく綾野さんファンならきっと楽しい時間を過ごせる映画だと思うので
未見の方、よろしければ観てみて下さいませ。

最後までお読み下さった方、本当に拙い文章でごめんなさい!
有り難うございました。