感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

ホームレスを助ける公園の散髪屋さん

2013-08-28 | 感動は命の肥やし
2013年5月26日のABCニュースの記事です。

皆からジョー(本名:Anthony Cymerys)と呼ばれる公園の散髪屋さんは、ビジネスマンをリタイアした82歳になるおじいさん、
彼は、もう25年以上も無料で町のホームレスたちの散髪をしてきた。時にはありがとうの一言、ある時はありがとうのハグがその代金がわりだ。

毎週水曜日になると、彼は公園にやってきて折りたたみ式のイスを取り出し、バリカン用の電気を車からひいてくる。そして列ができる。

ジョーは、1954年にアメリカ陸軍に入隊する。ちょうど韓国戦争が終わった時だ。彼は2年間軍に籍を置いたが、一度も戦地にでる機会はなかった。
だから、戦地で戦った事のある兵士やベテランの前に出ると、気持ちがいつも謙虚になった。

彼はホームレスを気にかけた。国の調査によると、アメリカのホームレスの男性のおよそ20%がベテラン、つまり退役軍人だということなのだ。

「彼らは、ベトナムで、韓国で戦ってきた人達だ、ゴッドブレスオール」
インタビューをする記者にそういいながら
「どれ程多くのベテランたちが毎回髪を切りに来るかを、惨めになるからあなたには話したくないよ。」とも話す公園の散髪屋さん。

彼のところにいつも髪を切りにくる常連の中の一人
歳をとったJose Johnsonは、この屋外の公園の散髪屋に来るようになってもう20年になる。

彼は、ベトナム戦争で顔と頭を負傷した。その傷跡が残っている。彼が、ジョーのイスに座る時は、ジョーは彼の傷跡がうまく隠れるようにとりわけ注意深くバリカンを動かす。
「ある日、散髪が終わると、彼が私の頭のてっぺんにキスをしたんだ、そうしながら彼は、殴らないでくれよ、あんたを愛してるからしたんだ。」と言ってくれた。

大げさな身振りでホームレスのジョンソンは、もう20年も前に死んだ彼の父親が残していった大切にしている形見の服を取り出し、ジョーに渡した。
今までの散髪のお礼だ。シャツはボタンが何個か取れていた。
彼はありがたくそのシャツを受け取ると、翌週、そのシャツを着て公園に現れた・・・・・・。(ニュースはもっと続く)

本当の喜びは、愛される事ではなく、人を愛する事から得る事ができる。
本当の幸せは、自分を愛してくれる人から感じるのではなく、自分が人を愛する行いの中に感じるのである。
82歳のおじいさんに、生きる姿勢を正される記事でした。
ジョーおじいさん元気で長生きしてください。



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