感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

飛行機キャンセル、踏んだり蹴ったり

2024-05-11 | 日々思うこと
今まで、少なくない回数を飛行機に乗った経験がある。
今回は、ニューアークからサンフランシスコまで飛ぶ予定の飛行機に昨日乗るはずだった。が、その飛行機の出発が遅延遅延の末、キャンセルになって、私は今自宅にいる。

飛行機の遅延は珍しい事ではない。
また、天候が理由で事前キャンセルになるというのもない話ではない。前もってわかるキャンセルなら、便を変更しようとか、前もって色々対応もできようものだけれど、
今回は、外は快晴。
搭乗時間が来て機内に乗り込み(機内は満席)、席についてシートベルトも着用し、さて、映画は何があるかと目の前のスクリーンを見たりして、機体が滑走路に向かう為バックしたかと思った矢先に電気が落ちた。
それから、3~40分ほど機内で待つも、機内の温度が上昇し、また、問題の解決が時間がかかるという事がわかってか、機体を変更するという可能性もあっての事でか、私物をすべて持って、全員が機内から降ろされた。

その後、数十分刻みに、出発予定時間をずらされて、最終的には午後8時15分の出発予定となった時点で、サンフランシスコの飛行場に迎えに来る予定の息子に、到着時間が夜中になりそうだが、大丈夫かと確認を入れたりしていたら、夕方5時半過ぎに、申し訳ないこの便はキャンセル、飛ばないとなった。

遅延遅延とじらされて、遅延の理由が天候ではなくテクニカルな問題だったので、その問題さえ解決すればいつかは飛ぶものと思わされた挙句のキャンセル。その時点では、目的地に用事があって行くその用事の時間に間に合う飛行機の便は、私よりも先に便を変更した人たちで、すべて満席となっていて打つ手なし。席があるのは皆、翌日午後遅くの到着便であり、私の用事は明日の午前中なので、飛行機の便を変更する意味がない。飛んだところで間に合わない。

長男に連絡して、その旨告げると、
「ニューヨークのJFK空港に行けば、夜9時半過ぎ発のデルタがある。」
「サンフランシスコに着くのは夜中の2時、そのチケットを取ることが出来るよ。」と言ってくれた息子の言葉。
ニューアークからJFKまで、今は夕方のラッシュ時間、どう見ても1時間半はかかる、9時半過ぎの飛行機なら遅くとも9時前にはゲート前にたどり着かねばならない。9時まで残り3時間ある、もしかしたら可能性はあるかもしれない。しかし、気持ちがついて行かない。
「息子よ、無理だ。朝の11時半に家を出て、2時半に出発予定だった飛行機を今の今まで待たされ、挙句に飛ばなくなって、心が折れてしまったよ。」

と、そんなこんなで、昨日は半日を飛行場で潰し、その間、お腹が空いて、ハンバーガーが1個18ドル、水が1本5ドル、コンテナーには行ったデリの量り売りのご飯ものに11ドル、コーヒーに5ドルとお金を使い、娘婿に迎えに来てもらって自宅帰り着いたのが夜の8時前だった。

キャンセルの理由が、100%飛行機のテクニカルの問題だったので、もちろん100%返金されますが、それだけと言うのには、うーん、ちょっと怒りたい気持ちもありますよ。目的地には行けず、時間は潰され、高い食事にお金は使わされ、疲れて帰った昨日を振り返り、文句の一言でも言ってやりたいと思いながら、ここで気晴らしをしている次第。

今回の旅は、夫同伴の初めての二人だけの飛行機の旅のはずでした。
乗り物に乗ったらすぐ寝落ちする旦那の為に、ヘッドレストに頭を固定する事の出来るアイマスクを購入してあげ、
搭乗した際に、機内でそれを旦那に装着し、着け心地はどんなかと確認したりしたのでした。30分ほど機内で待つ間にも旦那は早速にそれで寝落ちをしてました。

遅延の末のキャンセルには旦那も、JFKに行ってまで飛ぶことを望まず、家に帰ろうと意見は一致。
「ここまでなって飛べないのには、何かしらの天の思し召しがあるだろう。」などと言って、自分を納得させたのでした。

思し召しとは、つまりは、飛行機が落ちるとか、行った先で何か事故にあうとか、体調を崩すとか…。まあ、それはともかく。

そんな中でも幸いな事は、手荷物一つで預け入れ荷物なしだった事。この後、一度預けた荷物を受け取るために待つなんて事になってたらと思うと、青ざめます。帰ると決めたら、もう躊躇することなく、二人で身軽に空港を後にしたのでした。

ユナイテッドは、ここのところ色々と問題続きで名前が売れてます。そんなこともあっての慎重なテクニカルサポートだったのかもしれません。安易には飛ばせませんからね。とかいう前に、調べてもすぐにわからないような問題が起こる機体を飛ばさないで欲しいですよね。

飛ぶ前に問題が発生して、幸いでした。

家に帰って二人で安堵したのでした。

それと、夕方5時前の時点で、待機している乗客に一人当たり15ドルの食事券ならぬ、QRコードが携帯に送られてきましたね、旦那と「15ドルかよ」これで夕飯を済ませるようにという事なんだと、ちょっと失笑でしたが、すでに食事を済ませていた私たちは、その後それで迎えに来てくれる娘婿の為に、スタバに行って甘いものを買って帰ったのでした。
その時のスタバの店員にも、飛行機がキャンセルになって家に帰る羽目になったと鬱憤を晴らし、苦笑いで対応してくれた彼の接客が良かったので、5ドルのチップを渡したり。

踏んだり蹴ったりとはこう言う時にピッタリの言葉ですね。

旦那と二人の飛行機の旅は、またお預け。
明日は、庭仕事にでも勤しむことにしますか…。

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