DO'NT YOU forget about me 

2014-09-16 | チャンベク
朝、目が覚めると、記憶がなかった。 此処がどこかも、自分が誰かも。 部屋にあった鏡を覗き込んで、それが自分だと認識するのに、しばらく時間がかかったくらいだ。 まず、ここが何処であるかを把握しようと、周囲を見回したが、「部屋」であることしかわからなかった。 とりあえず、「部屋」を出た。 廊下を歩いていると、 「あれ、今朝は早いね」 と声を掛けられた。 曖昧に笑みを浮かべ、その人の後に . . . 本文を読む