「ねぇ、今度、見に来てよ」
借りてきた猫、ならぬ、押し掛けてきた猫は、ずいぶんと人間になれてきた。
ややこしいな。
人間に馴れる、ではなく、
人間として暮らすことに慣れてきた、のだ。
KAIという名前を自分で付けて、自分の好きなことを始めたらしい。
「猫のようにしなやかに踊る、って評判なんだよ」
だそうだ。
「好きなことをして、お金を稼げるって、幸せだね。猫の時はお金な . . . 本文を読む
「え!?」 「…だから、僕がちゃんと面倒みるから。」 「いやいやいや!お前も居候だよ?!」 「…お願い。」 「僕は一人でもやっていけるんですが、まぁ、置いていただけるなら、わりとお役に立てると思いますよ、彼らより。家事全般出来ますし。」 「え!?猫なのに??!いつどこで覚えたの…」 という、 すほちゃん、せふんちゃん、ぎょんちゃんの会話が . . . 本文を読む
「……、その黒猫、だれ?」
って言う白猫ちゃん…
しまった…
すほちゃんちには、先に居ついてる白猫ちゃんがいたんだったわ…
そして…
フラッと現れては「お腹空いた~ママ~!」って言う外猫ちゃんもいるんだった…
特等席(すほちゃんのお膝の上)をめぐる戦い、起きちゃう…?
…続く…?
(起きないし続かないよぉ(*´-`)。)
あ、ちなみに、
こちら、
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ビルのシルエットが黒く浮かび上がる西の空に、猫の爪のような金色の三日月が傾きかけている。 今日は珍しく早く退社できた。 久しぶりにゆっくり風呂に入って、録り溜めていたドラマでも見ながら一杯やろうと思い、コンビニでビールを買って、信号待ちをしていると、足元に何かが触れた。 驚いて下を見ると、黒い猫が、僕の足元にまとわりついている。 仔猫ではなく、立派な体格をしているし、毛並みも艶やかなので . . . 本文を読む