今日もTDKの加湿器のリコールに関する重要なお知らせが
ポストに入っていました。
重大な火災事故が発生しているそうです。
TDK株式会社は、夫が若い頃仕事でご縁がありました。
課長の頃でしたか、秋田の工場に製品を納めに
行きました。いまのように道路が整備されていなくて、
道のりは大変だったそうです。
現場の熟練の作業の社員と一緒に行きました。
暑いときだったそうです。
途中象潟で休憩した時、夫はここが象潟かと
芭蕉の象潟や・・・と思わず口ずさんだそうです。
そんな感傷に浸る間もなく、
大変な仕事が待っていました、組み立てて、動かす。
夫も機械系の技術者でしたから、一緒に作業をしたそうです。
東京でしか生活したことがない人たちは苦労したようです。
無事帰ってきてほっとしたのも、つかの間で、
夜遅くまで自宅に電話が来ました。先方さんもご苦労
なさったのでしょう。夫は熱心に説明していました。
あの時の双方の熱い気持ちを思うと、
いまのTDKさんのチラシを見て胸が熱くなります。
早く加湿器が回収されますよう祈ります。
おはようございます。
テレビのコマーシャルでも流れていますね。
なかなか回収が進まないのでしょうかね?
火事が起こってからだとおうちも会社も大変ですから、早く見つかったらいいのにと思います。
このチラシを見る度に、若かった夫や熟練の作業員の
人たちと、TDKの社員の皆さんの顔を思い出します。
夜遅くの電話がかかってきて、夫はまだ帰宅していないとき、TDK の担当の人とお話しして、また連絡くださるよう
お願いしました。携帯電話なんてありませんでした。
みんな頑張った時代でした。
いま夫が生きていたら、なんて言うでしょうか。