10月3日、天気は頗る良くて、満開になった庭のキンモクセイからの香りが家の周辺に漂っていました。そんな日でしたから、“ワイフ君”とわたしは、“くだもの王国やまがた”へドライブに行くことにしました。
“くだもの王国やまがた”でリンゴやブドウを沢山仕入れた後は、米沢市から西吾妻スカイバレー経由で白布峠(しらぶとうげ)を越えて帰ることにしました。今年の紅葉は1週間遅れだなんてテレビでやっていたとおり、まだまだ緑一色のスカイバレーでした。ただ、標高1300m付近まで来ると、いよいよ紅葉が始まりかけているところもありました。
“ワイフ君”は好物のリンゴとシャインマスカット、わたしは聞き慣れない数種類のブドウと大好きなスチューベン(昔からの種ありブドウ)を買いました。もちろん、“くだもの王国ふくしま”にも美味しいリンゴやぶどうは溢れていますが、目的の一つはドライブですからこういう無駄があっていいのです。
いよいよ西吾妻スカイバレーの頂上、山形県と福島県の県境“白布峠”にさしかかりました。すると今まで少しも気にかけていなかった「ひろすけ 文学碑」と刻まれた大きな自然石が目にとまりました。
“ひろすけ”の文字をみて、浜田広介(はまだひろすけ)のことだというのはすぐに分かりました。浜田広介は山形県高畠町生まれの童話作家。代表作の『泣いた赤鬼』が庭園のあちこちにいた『浜田広介記念館』にも行ったことがありました。
浜田広介(明治26年[1893]-昭和48年[1973])生誕100年を記念して平成5年に建立されたという文学碑でした。「晴れたりくもったり」じゃなく「曇りのち晴れ」の人生というのががいいすよね。
白布峠(福島県側)からの磐梯山と桧原湖。
頂上付近でも本格的な紅葉はあと少しだけ先のよう。
ススキの穂が美しい「東鉢山(とうばちやま)七曲がり」からの眺め。
少し赤く色づいているのはノデッポウ(ウルシの仲間)の類い。
本格的な紅葉はまだ先ですが、山全体に紅葉が忍び寄っているのは、山肌の色合いからも感じ取れました。
家に帰ってさっそくスチューベンを食べました。スチューベンは、種を出そうとして実を嚙むと中から酸っぱい果汁が出てきてしまうので、皮を押しつぶしながらチュるっと吸い出したらそのまま丸呑みします。甘い果汁と柔らかな果実の喉ごしを楽しむのです。3房で350円という低価格ながら大満足の美味しさでした。“ワイフ君”はいまや定番のシャインマスカットに舌鼓を打っておりました。
わが家のキンモクセイは今が満開です。
2、3日前に付近を散歩しているときに、どこぞのお宅からもキンモクセイが香っていました。
一時、キンモクセイはトイレの香りなんていわれるほど、トイレの芳香剤としてばかり活躍していましたが、いま各社のシャンプーなどにも復活しつつあるようです。
やはりあの香りは素晴らしいですよね。
近いうちに裏磐梯経由で米沢に行こうかなと考えていたので参考になりました。
情報ありがとうございました。
お役に立てて何よりでした。
1週間もすれば峠の高いところの紅葉は見頃になるのでしょうね。
桧原湖周辺の紅葉はさらにその1週間後ぐらいでしょうか。
桧原湖周辺は黄色が美しいですよね。