
(2018.4.16 11:06am)
天気はいいのですが、うるさい風があってイヤな日です。耕された田んぼの向こう安達太良の山頂付近には、おととい昨日と続いた雨の日に新たな雪でも舞い降りたのでしょうか。
おとといと昨日、“ワイフ君”とわたしは“にわか百姓”をしていました。田植えの前段、苗箱に種籾を蒔く作業のお手伝い。あらかじめ底土を入れておいた苗箱に水をまき、種籾を蒔いて上土をかける作業なのですが、一連の作業は“種まき機械”がベルトコンベア式に半自動で作業を進めます。われわれのやる作業は、苗箱を機械に乗せる、種籾を補充する、上土を補充する、出来上がった苗箱をビニールハウスの中へ運んで並べる、こんなところです。
ニオイズイセン(キズイセン)が咲き始めました。強い香りがするところからこう呼ばれるようです。
それで“にわか百姓”のことなんですけど、大きな農家は別にして、普通の農家だと種まきは一日仕事の作業量。農家でもないのに“ワイフ君”とわたしは連続二日間これをやりました。
ミセバヤが一斉に芽吹いて伸び出しました。
それで“にわか百姓”の続きなんですけど、一定の速度で機械が淀みなく作業を進めますから、われわれは機械の手子ということになります。同じ体勢の作業が続くのでジワジワと腰にきたりします。でも心配したほどじゃなくて、“ワイフ君”もわたしも次の日まで腰の疲れを持ち越すようなことも無く済みました。
「可愛い」と言って“ワイフ君”が去年買った鉢植えのボケ。地植えにしておいたものが花をつけました。どうして何色にも器用に咲き分けることができるのでしょう。
それで“にわか百姓”のお手伝いが済んだ後なんですけど、きまって大宴会が始まるわけです。お手伝いにきてくれた人達を手厚くもてなしてくださるのです。しかも、毎年これが恒例行事になっていて、いわば“お祭りのおよばれ”のような具合になっているのです。こういうことは是非永く続けて欲しいものです・・・ってか、ワッハハハ。
『これ何だか分かりますか?』
“ワイフ君”が実家から一枝いただいてきて挿し木したものなんだそうです。それがこうして初めて花をつけました。“ワイフ君”は挿し木がとても上手なのです。“ワイフ君”に頼んだら笹だって挿し木で生かしてくれそうです。というのは冗談ですが、これ“クロバナロウバイ”というものだそうです。綺麗に開花したところを写真に収めたいと思っています。
田舎はお手伝いの方々をもてなしするのですよね
是非また来年も・・そんな依頼になるのでしょう。
黒花蝋梅、挿し木で付くのですね。
さすが 奥さま!! です
その都度、作業後は盛大な宴会と化すわけです。これはもう手伝いがメインなのじゃなくて、親睦会の日時設定に“農作業の手伝い”という大義名分を利用していると言った方が適切かも知れません。
“mimozaさん”の全くおっしゃる通り、次もこうしてみんな元気でお会いしましょうねということなんです。
わたしはクロバナロウバイの存在すら知りませんでした。“ワイフ君”は一年中挿し木をしています。これはナイショですが“下手な鉄砲も・・・”というやつかも分かりませんが、生かしたいという熱意が、植物に通じるのかも知れません。
自分で農業をやるほどの覚悟はないので,そんなお手伝いのにわか百姓というのもなかなかいいなと思いました。^^;
昔は“結い(yui)”といって農家どうしがお互いに助け合っていました。それに代わるものとして、いまは農家でないわたしたちのような者が“にわか百姓”になって、親戚という繫がりで助けに行きます。その見返りが大宴会なのでしょう。
わたしが口惜しいのは全くの下戸だというところです。みんなが一番美味しそうに頂くものを頂戴できないという・・・。ハハハ、“なでら男さん”が羨ましいです。
核家族化が浸透した現在、冠婚葬祭以外では、こういう時でもなければ親戚が集まると言うことも無くなりましたからね。
今度は爽やかな五月晴れの中の田植えのお手伝いが楽しみですね(^^)v
例外なく“ワイフ君”の実家は大きな農家ですし、わたしの実家も水呑百姓でした。ですから、幼少の頃から農作業には多少なりとも手を出してきました。知っているだけに農作業は嫌いなのです。3K(キツイ、汚い、キリが無い)や3T(ツライ、疲れる、つまらない)の極みです。アッハハハハ
若い頃はそんな風に感じていたときもありましたが、いまは適当に楽しめるようにもなってきました。それに加えて大宴会、果てはお米まで頂いてきたりと、手伝いを頂いた農家の方が大赤字ではないかと思える程です。“へばなさん”のおっしゃる通りで、これが親戚縁者の結びつきを維持していく大きな役割を果たしているのも確かです。
ハイ、次は“お田植え祭り”です。
最後に登場したクロバナロウバイの開花がとても楽しみです🎵
黄色のロウバイは良い香りがして花弁がまるで蝋細工みたいですよね。
果たして香りはするのか?(^w^)花弁の感じは?!
1人、想像を巡らしています(^^)
とありますから、なんだかとても期待してしまうのです。ですが、実際のところはどうなんでしょう。
家人がお酒好きだと、やりたくなっちゃう気持ちは分かりますよね。下戸のわたしは、もっぱらご馳走をいただくのみですが・・・。