休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

単独ブルベ(那珂川町馬頭広重美術館)

2009年05月22日 | 美術館・博物館・水族館・展示館

(2008.5.21『那珂川町馬頭広重美術館』:栃木県)

“へばなさん”が完走を果たした『BRM516 宇都宮400km』。これは、今のわたしにはチョット無理。そこで『BRM523宮城300km』と思ったのですが、心の中でピピッと警告ランプが点いたんです。こんなことは滅多に無いことなんですが、警告通り開催日の5月23日は勤務なのでした。



そこで、ならば先頃参加の『BRM418 宇都宮200km』のとき、その前を通過しただけで終わってしまった『那珂川町馬頭広重美術館』。休みのきょうは、ここを目標に“単独ブルベ”を開催することにしたのです。午前3時47分、東の空の三日月に見送られて家を出ました。阿武隈橋から見た川面からは朝霧が立ち昇っていました。



1ヶ月ぶりのみちのく自転車道。もうツバナ?が出ていたんですね。



午前4時48分、みちのく自転車道にお日様が昇って、明るくなった正面には満開のニセアカシアが。ここまで来る途中、いたるところから甘く強い香りがしていたのはこれだったのです。



これはいい天気になりそうです。



午前6時22分、これが今日の乙字ケ滝。



午前8時41分、白河関の森公園で小休止。セブンイレブンのおにぎりで腹ごしらえしました。



午前9時41分、『道の駅東山道伊王野』で小休止。恒例の“そばソフトクリーム”でカロリー補給をいたしました。




黒羽へ向かって行くと、道ばたの畑の中にニョキニョキ顔を出した異様なモノ。「なんだ、おまえは?」、ミズバショウやマムシグサと同類のサトイモ科独特の花。写真を撮っているうちに閃いたものがありました・・・“コンニャク”!と違いますか?



黒羽に入り古民家“くらしの館”道路向かいのローソンで、高カロリーのヤマザキ“いちごスペシャル”と缶コーヒーを買いました。でも高カロリーのパンに“糖類0”のコーヒーなんて買っても意味ないじゃん!頭の片隅に“ダイエット”なんていう文字が常に有るものですから・・・悲しい性です。



那珂川にかかる黒羽城址公園方面への歩道橋を渡って、県道27号へ出ました。



交差点から人様の蔵を一枚。この重厚感がたまりません。



しばらく進んでいくと、遠く那珂川の対岸に『なかがわ水遊園』が見えていました。きょうは広重美術館の帰りに寄ってみようと思っています。「待ってろよ」



美術館ってこのままでいいのかな?なんて少々不安になる心を見透かしたように、ちゃんと看板が現れるようになっているんです。でも気になったのは『国指定史跡 唐の御所』の看板の方でした。



『道の駅 ばとう』の前を通り、12時7分、ようやく本日の目的地『那珂川町馬頭広重美術館』に到着しました。


(正面)


(裏側)


(入り口)
『隈研吾氏の設計による建物は、「広重の芸術と伝統を表現する伝統的で落ち着きのある外観」をコンセプトとし、自然豊かな那珂川町の景観に溶け込むよう、ゆったりとした平屋建てに切妻の大屋根を採用しました~』と美術館のHPにはあります。案内の方もそう教えて下さいましたが、誠に失礼ながら、“隈研吾”わたしは存じませんでした。

受付の方に「自転車置き場はありますか?」とお聞きしましたら、無いんだそうです・・・。



肝心な歌川広重の作品はといいますと、本日は常設展の他に上のポスターにありますような特別展がありました。浮世絵の大胆な構図は写真などのヒントにもなりそうです。浮世絵は“絵師・彫り師・刷り師”三位一体で初めて作品となるわけですから、絵師はともあれ、表には出ない“彫り師・刷り師”の技術の高さには全く持って驚いてしまいました。



美術館を見た後は、そうそうこれはブルベなのですからPCに寄らなくてはなりません。午後1時20分、前回の『BRM418 宇都宮200km』の第3PC『セブンイレブン那珂川町馬頭店』でチェックを受け(領収書をもらい)ました。



さあ、次はいよいよ『なかがわ水遊園』です。那珂川の西岸には自転車道らしきものがありました。



午後2時1分到着。さすがに今日は休みではありません(休館は月曜日)。平日ですから広大な駐車場はガラガラでした。屋外にいた係りの方に「自転車置き場はありますか?」と訪ねると、やはり無いんだそうです・・・。これから自転車は交通手段の主役になる(ハズ・・・ハハハ)っていうのにね。



これこれ、これが見たかったんです!ここには様々な施設があるようですが、この水の中に建っているガラス屋根が『フィッシュパル おもしろ魚館』という淡水魚の水族館なのでした。





様々な形に工夫をこらした展示がされています。すると、ピラルクーへのエサやりが見れるとの館内放送がありました。



ドームになった水槽内の通路から上を見ると、大きなピラルクーが一瞬にしてエサを飲み込む様子を見ることが出来ました。



ピラルクーとはこんな魚です。どうです、こわいでしょう。



頭上を泳ぐ魚たちを見ることが出来るのは面白いものですね。



ガラス屋根の空間はアマゾンの様子を再現したもののようでした。



もうすっかり遊んでしまって、午後2時58分帰途に着きました。



郡山市内にさしかかった時には、もう真っ暗でした。きょうも恐怖の“暗闇みちのく自転車道”になってしまいましたから、最徐行で帰ってきました。

単独ブルベ、本日の走行距離248.45 走行時間10:07 平均速度24.5 最高速度52.7



最新の画像もっと見る

24 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
新幹線の距離ですよ^^ (dietshu)
2009-05-22 05:53:15
kojiさんおつかれさまです。
何がkojiさんをこんな遠くまで漕がせるのでしょうかね。そのモチベーションとスタミナには・・・・・、読めば読むほど驚きです。
これだけ漕げば行き着いた先でへとへとなのかと思いきや、しっかり観光、そしてレポート^^; 鉄人です。相変わらずの写真で、楽しさと美しさが伝わりました。
東京までの距離を平均24.5km^^; 改めてお疲れ様でした。
返信する
“dietshuさん” (koji)
2009-05-22 06:34:31
いえいえ、これで相当参っているんですよ。200キロを越えたあたりで一度足に来ました。しばらく走っているとまた楽になりました。周期があるのでしょうかね。
せっかく遠くまで来たと思うと、ついつい欲張りになって、時間も気にせずあれもこれもと見たくなってしまうんです。馬頭では美術館近くの“水戸光圀公ゆかりの寺”の文句に惹かれて、馬頭観音にも寄ったりしました。知らない土地を自転車で散歩するのは想像以上に楽しいものです。
返信する
先を (へばな)
2009-05-22 07:19:52
先を越されちゃいました~。
 実は「美術館」も「水族館」も、見たいと思いつつも、一度も入ったことが無いんです。
 せっかちなせいか、止まるのが「苦手でして」・・・。
 でも「水遊園」はおもしろそうですね。今度、行って見たいです。
 「ブルベ」お疲れ様でした。
 
返信する
“へばなさん” (koji)
2009-05-22 07:55:23
“へばなさん”と一緒のブルベで走った馬頭。この美術館を見たいと思いましたが、本当は自家用車で行こうと思っていたのです。ところが、5月に入ってからさっぱり走れていなかったので、これは自転車にしようと思ったんです。あの時を思いだして“PC3”で休憩してから帰途につきました。これも全て“へばなさん”と走ったブルベが無かったら、この美術館にだって一生訪れることなく終わっていたかも知れないいんです。バンザイ自転車!です。
小さな水族館でしたが、ピラルクのエサやり(午後2時30分)は面白いかも・・・。でも実際は丸飲みなんですが、それがすごく早くて“目にも留まらない”というのが本当のところです。
返信する
よいですね~ (hide)
2009-05-22 20:17:10
水族館行ってみたいな~
しかし、約250km、余裕ですね~
KOJIさんは、どれくらい走れるのでしょうか?
今度、ぜひ、200km行ってみたいですね~
まずは、宮城県センチュリーがんばります!

ENDLESS HIDE
返信する
観て走る (楽山)
2009-05-22 20:52:03
kojiさんのブルベは、ただ長距離を走るだけじゃなくて、ちゃんとテーマがあるブルベになっているのがすばらしいですね。見習いたいところです。
隈研吾の建築作品に、何気なく自転車たてかけて撮影しているところが、なんともいい感じです。
では、こちらも明日の「523宮城」を楽しんできます。
返信する
“HIDEさん” (koji)
2009-05-22 21:20:14
水族館というには少し小さすぎますが、それでも十分に楽しめました。小さな子どもを連れてお弁当を持ってここを訪れる方々も多いんだと思います。行くときはぜひ広重美術館とセットがお薦めです。
この日も結構暑かったですから疲れました。わたしはこの辺が限界だと思います。ですから、300キロはとても無理だと思いました。
だんだんセンチュリーライドの日が近づいてきましたね。頑張りましょうね。
返信する
“楽山さん” (koji)
2009-05-22 21:26:43
隈研吾の建築作品!そういわれると、とても失礼なことをしてしまったのでしょうか。自転車置き場が無いというので、つい・・・。そういえば、4月のブルベでこの美術館の写真を撮ったとき「鶏小屋みたいな・・・」だなんて、とても失礼な表現をしてしまいました。
“楽山さん”、明日は天気にも恵まれて、楽しいブルベになりますよう願っています。
返信する
何回転? (mattoshi)
2009-05-23 04:19:11
kojiさん、お疲れさまでした~!!
248㌔、、、まさに東京へ距離ですよね!!! スゴすぎます。泊まりがけででかけたら、一日目が東京、二日目が箱根、三泊目が名古屋、四泊目で伊勢、五泊目が大阪、、、なんて、素晴らしいことになってしまいますよっ!
僕は、それだけ走ったら、たぶん途中で動けなくなっちゃいそうで恐いなあ~。
今回もしっかり観光案内もいただき、ありがとうございました。水族館、とっても興味津々です。
すばらしき時間、いったいkojiさんの脚は何回転してきたのでしょうか? すごすぎる・・・
返信する
“mattoshiさん” (koji)
2009-05-23 05:15:02
ここ“なかがわ水遊園”という施設は、栃木県水産試験場に併設された公園施設なのです。その中にある淡水魚の展示施設がこの“おもしろ魚館”というわけです。ですから水族館と思っていくと期待はずれなんて思われるかもしれませんのでご注意下さい。でもそれなりに楽しめます。
自転車で下見をしたあとは、自家用車に“ワイフ君”を乗せて行かなくちゃなりませんね。
今回は追い風に助けられて帰ることが出来ました。これが向かい風だったらとうに死んでますよ。ハハハ
返信する

コメントを投稿