
(2010.2.26 5:56pm 新宿副都心)
2年ぶりの東京行きでした。
前回は仕事での日帰り出張でしたから、東京見物もなにもあったものではありませんでした。今回は用事半分遊び半分の東京なんです。
お供は“ワイフ君”と一番下の娘。ところが、案内がわたしなのですから危険このうえない旅、まさに“デンジャラス・ツアー”なのです。まずは、JR池袋駅で下車して地図を片手にサンシャイン・シティへと向かいました。平日だっていうのに人があふれかえっているのですから、TOKYOは不思議な街です。
そして、サンシャイン・シティの中をいったりきたり・・・。しかも、“いったり”や“きたり”が半端な距離じゃないので、運動不足の“ワイフ君”にもいい運動になったことは確かです。
わたしが見たかったのは、ここ『サンシャイン国際水族館』。なにしろ東京のど真ん中にあって“国際”というのですから、水族館好きの我が家としては見ないわけにはいかないのです。
羽を広げてちゃんとポーズをとってくれるペリカンや、小雨の中のアシカショー。平日のきょうは沢山の幼稚園児達も見学に訪れていましたし、ヒマつぶしのようなカップルもずいぶんいました。
大きな水槽の中には、もうすぐ訪れるひな祭りにちなんで雛壇がしつらえてあり、“きもの”を着たお姉さんの“餌付けショー”があったんです。
これは、前に座った幼稚園児ならずとも、なかなか楽しめたイベントではありました。
期待したほどのものではありませんでしたが、都内の沢山の幼稚園児たちや、行くところのない恋人達のためには、TOKYOのど真ん中で楽しめる水族館として、その存在意義は大きいんだなと思いました。
ところが、せっかくのTOKYOだというのに、とうとう“雨”が降り出してきたみたい。
(サンシャイン60から池袋駅東口方面を望む)
水族館を見た後は、“お上りさん”ですから当然サンシャイン60の展望台に上がりました。残念なことに、展望台のガラスにはポツポツと雨粒が着いて、雨に煙った東京は遠く霞の中へと消えていってしまうのでした。
(中野サンプラザから中野駅と新宿副都心方面を望む)
再び池袋駅から電車に乗り込み、新宿駅で乗り換えて、本日のお宿『中野サンプラザ』へ到着しました。前からTOKYOの夜景を見てみたいと思っていました。そのままサンシャインにお泊まりでもよかったのですが、ここ中野に来たのは、東京で暮らす一番上の娘と合流するためなのです。
部屋から副都心を見ていますが、ここでもガラス窓には雨粒が張り付いていますし、ズームアップした新宿副都心の高層ビル群は、すっかり霞んでしまって少々残念でした。
それでもわたしの期待に応えてくれるように、午後5時過ぎ、夕闇が迫ってくると同時に、徐々に副都心の夜景も浮かび上がって来たのでした。
午後8時半、仕事を終えた一番上の娘が部屋を訪ねてきて、みんなで傘をさして外へ食事をしに出かけました。いくら話しても話足りなくて、食事を済ませて部屋に戻ったあとも延々と話し込んでしまいました。
明日も仕事だという上の娘は、どうしても帰るということで、午前2時、一人で大丈夫だからという娘にかまわず、散歩なんだと言って雨の中を娘のアパートまで送っていきました。アパートの前で娘と別れて、一人引き返してきたのですが、もしやと思って振り返ると、遠く小さくなった娘は、まだ傘を差したままわたしのほうを見ていたのでした。『バカヤロー、あじな真似を・・・』手を振って角を曲がりました。
午前2時半、濡れた傘を持って部屋に戻ったわたしを待っていたのは、いくらノックしてもドアを開けてくれない“ワイフ君”と、最後の手段にとかけた携帯電話に、空しい呼び出し音を延々と返してよこす、一番下の娘の仕打ちでした。まあ何のことはない、一番下の娘は風呂に入っていたのでした。で、“ワイフ君”はといえばノックは聞こえたというのですが、どうして出なかったのかは教えてもらえませんでした。
自動改札機には、特急券と乗車券そして切符や定期券を重ねて入れても大丈夫だということ。乗り越ししてしまったときの自動券売機での精算の仕方。そして、東京23区外から乗車したときの23区該当駅と、そこまでの料金は大きな運賃掲示板に矢印で示してあること等々・・・。自動改札機に進入禁止マークを出させたり、切符が出てこなくて駅員さんに自動改札機のカバーを開けさせたりと、今回も大いに勉強させてもらうこととなった旅でした。この春には我が家から二人目の東京人が誕生してしまうんです。こりゃますますもって、わたしのキライな街TOKYOが身近な街になってしまうという皮肉なことになってしまいそうです。ああ・・・
私も昨年、外部研修で東京/中野に新宿から通いました。
もちろん勉強目的なので、禁酒でひたすら勉強で5日間缶詰でした。
折角の休みなのに天気が残念でしたね。
日本全国民の浅田真央に対する涙なんでしょう。
大事な娘さんと素敵な休日をお過ごし下さい。
今日の東京マラソンもいつも雨のような気がします。
娘の元気そうな顔も見れましたし、念願のサンシャイン水族館もその実体を把握することが出来ました。まずはこうしてわたし自身が東京に慣れていかなければならないことを痛感してきました。今度は自転車で行っちゃいましょうかね。
当時は池袋界隈で何をやるでもなく友人たちとつるんで徘徊していましたが、いざデートとなるとどこへ行っていいか判らずハンズ→水族館という安直な行動を繰り返しておりました。
子供が小さなうちも何度も行きましたが、何かしらイベントをやっていてそれなりに楽しめたような気がします。
都心の水族館といえば品川の駅近くにもありますので今度いかがですか?こちらは社会人になってから何度かお世話になっています(笑)
とはいえ、美しい夜景、駅での武勇伝…。楽しく読ませていただきました。わたしもあと3週間で、違う土地であたふたする姿をやってしまうでしょう。
正確には数年前川崎に行ったときに“通過”したんですがね
・以前行った時に改札が「両側」から入れるのを見てびっくり!
・ひとり暮らしのお嬢さんはご家族に会えて、さぞうれしかったんでしょうね(^^)
前回は新宿で右往左往してしまいましたが、今回は数字と矢印に逆らわずに脇目もふらず進みましたから、何が何だか分からないうちにちゃんと中央線のホームに立っていました。でも池袋から中野まで切符を買えばいいものを、乗り換えを勘違いして新宿までの切符を150円で購入してしまったんです。それで中野で降りようとしたら当然乗り越しですから¥10円不足だったんです。ここでは全員で自動券売機での乗り越し精算の勉強をしました。ハハハ
品川水族館や横浜のシーパラダイスもあるんですよね。新たなトラブルを織り交ぜながらぜひ行ってみたいですね。
「東京の水があっている」なんて抜かしてした上の娘に対してさえも何かと気がかりなんですから、末娘が東京人になるというのは少々心穏やかではありません。ですがそうして未来を切り開いていくしかないのですから、いかにも平静を装ってこちらが子離れしなくてはなりません。分かっているのですがこれが一番の厄介者なのかもしれませんね。
東京メトロにも一度も乗ったことがないし、まだまだ知らないところばっかりです。浅草にも行ってみたいし、江戸川水上バスなんかにものってみたいものです。
地方から出ていってみんなすっかり東京人になってしまっているのですから大したものです。娘もそんな一人で、悔しいですがこればっかりはわたしにもかないません。末娘にもかなわなくなってしまうんでしょうね。