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奈良市北部・高の原の昆虫

奈良県と京都府の境の町、高の原周辺の昆虫を紹介します。
旅行や、でかけた先のお店や、日々の事などもつらつら。

マイマイガ、ブランコケムシが、いち、にっ、さん

2009年03月27日 | チョウ目ガ ドクガ科
冬の間によく見かける、
木の幹に泥を塗り付けたようなモノ。

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すみません、写真を撮ってなかったので絵で描きました。
ちょっとそこらに出れば写真を撮れるので、あとで差し替えましょうか。
これが、ドクガ科、マイマイガの卵です。
触っても大丈夫ですが、虫に刺されるとひどくなる人は触らない方が良いかも。
1齢幼虫の時にだけ、弱い毒針を持っているそうです。

子どもが幼稚園で習う「ブランコケムシが、いち、にっ、さん!」という歌は、
このマイマイガの幼虫のことです。
5月頃にマイマイガの若齢幼虫が、糸をはきながら木からぶら下がっているのをよく見ます。
大量発生すると、いちじるしく樹木の葉を食害するので、害虫とされています。


Photo_2

終齢になると、そうとう大きくなります。
触っても大丈夫なのですが、わざわざ触りたくない雰囲気です。
でも、この顔は結構好きなのですよ。
「顔デカっ、キモカワっ!」そんな感じです。
 
 
下の写真は、2008年8月の北海道での大発生の時、
まさしくその頃、北海道の美国町にいたのですが、
夜に散歩に出ると、電柱という電柱に、おびただしい頭数の
マイマイガがくっついていました。

Photo_3

電柱の街路灯の光に誘われて集まっていたのでしょう。
電柱でけでなく道路の上も、マイマイガだらけで、
子どもと一緒に「マイマイガ~が、いち、にっ、さん!」などと歌いながら
拾って遊んでました。

 
生駒の高山町で、産卵中のマイマイガを見つけました。
おしりあたりのモフモフしているものが、卵塊です。
卵はメスの毛に覆われて、守られているのです。
触ると見た目通り、ぬいぐるみのようにモフッとしていました。
何日もかけて卵を産み、終わると力尽きて死にます。

Photo_4

この写真を後で見て気づいたのですが、
マイマイガだけでなく、何か他の幼虫らしき影も写っています。
現地ではマイマイガばかりを見ていたので気づきませんでした。
何の幼虫だったのか、この写真を見る度に気になっています。