奈良市北部・高の原の昆虫

奈良県と京都府の境の町、高の原周辺の昆虫を紹介します。
旅行や、でかけた先のお店や、日々の事などもつらつら。

ジャコウアゲハが来た。

2022年08月17日 | チョウ目チョウ アゲハチョウ科
少し前からジャコウアゲハが来ています。
昨年のジャコウアゲハは、春には産卵がなかったので、
彼らは他所から来たジャコウです。

どこから来るんでしょうね。
山城大橋の発生地はまだ、健在なのでしょうか?
あるいは保護活動をされていた佐保川から?

なんせ、来てくれると嬉しいものです。
最初は羽がボロボロの個体がきました。
次に、羽がしっかりした個体もきました。

ウマノスズクサに産卵してくれるので、
幼虫が育っています。


ジャコウアゲハのお子さん2017

2017年06月04日 | チョウ目チョウ アゲハチョウ科
今年も、ジャコウアゲハのお子さんが、
ウマノスズクサにつきました。
 


昨年の5月には、幼虫がいたのですが、
2016年は、それっきりで、二化目は無しでした。

なので、絶えてしまったかと思い、がっかりしていたのですが、
なんとこの春、また訪れました。
 
どう考えたらいいのでしょう。
私は、ジャコウアゲハは食草の生息地に依存し、
そう遠くへは広がらない昆虫という認識です。
可能性としては、

1、昨年春のウチの蛹が、この春に羽化した?→多分、無いと思う

2、昨年春のウチの成虫が、別の繁殖地へ移動し、
 その子供ら(孫かな?)が帰ってきた。

近隣の繁殖地は、山城大橋付近(直線距離10km以上)とか、
佐保川流域(直線距離5km以上)です。

3日ほど前、庭で、ウマノスズクサに寄りに来た成虫を見ました。
翅の疲れた個体、写真を撮ろうと家の中に入って戻ったら、
もう、いなくなっていました。雌雄は確認してませんでした。
どこから来たのだろう?
話ができるのなら、聞きたかったな〜。


大和葛城山の、あのチョウ

2016年04月16日 | チョウ目チョウ アゲハチョウ科
昨日、大和葛城山へ行ってきました。
「大和葛城山の自然を大切にする会」の宮平さんが誘ってくださったので、
有難く、久しぶりに1人で行ってきました。


シュンランを教えていただきました。
他にもいろいろ植物を教えていただきましたが、
載せて良いものかどうか判断できないので、載せず。


おっ、いました。


ゆっくり近づいて、撮りました。


 

横顔です。

植物を踏まないよう、踏まないよう、
注意して歩くのですが、足の筋肉が疲れますね。
というか、つま先がつりました。
 
この後は、ロッジに昼食を食べに行きました。
行く時は、楽させていただきました。
ありがとうございました。


かも丼を絶対食べようと心に決めていましたので、かも丼!
ロッジの名物の鴨料理が大好きです。
合鴨の肉は濃い味付けですが、山芋おろしが添えられていて、
濃いままの味を楽しんだり、卵の黄身や山芋と和えてマイルドにしたり、
薬味にわさびもあり、いろんなパターンで味わえました。
吸い物にメレンゲが浮いていて、汁の味も良く、
口当たり良く、丼の友になりました。
卵の黄身とメレンゲで、ちょうど全卵1個分かなあ、
よく考えられているなあと思いました。


お盆に添えられていた説明。
こういうの読みながら食べるのって、いいですよね。


カタクリを撮りに行きました。
夢のツーショットは、少々粘りましたが叶わず。
帰りのバスの時間が気になっているのでは、あきまへんわ。


大きなカメラを下げた方が、
きれいなカタクリが撮れる場所を教えて下さいました。
ありがとうございました。


テングチョウもよく見かけました。


調べるのが苦手な方面です。予想だけしてみます。
モモブトカミキリモドキかな…自信は無い。


ツチハンミョウの仲間のメス。
マルクビ…でいいのでしょうか?
1ヶ所にパッと見て5匹ほどいました。
1頭のハナバチに何頭も同乗するようで、
同じハナバチの巣で育った兄弟かな?


フキの花。花も葉の色も美しい。

ロープウェイ登山口駅前の売店で、
合鴨肉のパックを買って帰りました。
私にとって、パーフェクトな1日でした。

ナガサキアゲハ羽化と、多分クロアゲハ

2012年08月30日 | チョウ目チョウ アゲハチョウ科
昨日、ナガサキアゲハが羽化し、飛んで行きました。

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前蛹ですが、怒らせてしまいました。
こやつはちょっとの刺激ですぐ臭覚を出す、怒りんぼうでした。
 
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羽化前のサナギ。
見張ってたけど、ちょっと出掛けてる間に羽化されてしまいました。
 
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手乗りナガサキ。
 
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翅が乾いたので外に出しました。
雨が降る前に飛び去りました。
 
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こちらは前の日記のチビさんです。
やっぱクロかなあ~と。
 
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クロアゲハは、ここいらでは決して珍しくはないチョウなのですが、
それでもナミアゲハと比べると、目撃回数はぐっと少ないですね。
黒い系のアゲハ幼虫は、怒りんぼうなイメージですが、
こやつは全然怒りません。


ナガサキアゲハ、終齢に

2012年08月11日 | チョウ目チョウ アゲハチョウ科
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ナガサキアゲハが終齢になりました。
今5センチ程です。きっとまだまだ大きくなるはず…

そして今朝、ナガサキにやる為の葉を庭から取ってきて、
捨てようとした葉についていたこの1齢。

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なんでしょね?
クロかなあ~?
モンキだったらいいのになあ~。


ナガサキが来た!

2012年08月01日 | チョウ目チョウ アゲハチョウ科
ウチの近所では、年に1回見るか見ないかのチョウ、ナガサキアゲハ。

この付近で個体数が圧倒的に少ないのは、何故なのでしょう。
越冬し難いから定着できないのかな?
目撃の北限は茨城県らしいけど、定着の北限はどのあたりなんでしょうね。

北上しては絶え、定着したかに思えたら絶え、
また北上しては絶え、を、繰り返してるのかな。

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そんなわけで、今朝、庭のレモンに見つけたナガサキの幼虫です。
いつのまにいたのでしょうか、3齢くらいかな。
ウチでは初めてのナガサキです。

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観察が楽しみです。
寄生とか、無かったらいいんですが…


ミカン科を食べるキアゲハ幼虫

2011年07月14日 | チョウ目チョウ アゲハチョウ科
前に書いた大量のキアゲハ幼虫です。
終齢になり、いよいよパセリが尽きました。
ヘンルーダを食べるのは知っていますが、他のミカン科も結構食べるのではないかと、
柑橘系の木に移動してやりました。
 
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これはカラスザンショウですが、普通にパクパク食べています。
 
もともとは、昔はミカン科を食べていたわけで、今もこんなに食べるなら、
図鑑などの食草の説明に、セリ科のみとしなくても、いいのになあと思います。
 



勇者ナミアゲハ

2011年06月28日 | チョウ目チョウ アゲハチョウ科
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ナミアゲハ終齢である。
特別目立った所の無い、いたって普通のナミアゲハ終齢である。
 
今朝、庭で水を撒いていると、
巡回のアシナガバチがやって来た。
キハダに2頭のナミ終齢が居たので、
チラチラ見ながら作業をしていると、
 
とうとう、アシナガがキハダ幼虫を発見。
一旦、幼虫と反対側の葉裏に止まったあと、
すばやく終齢に襲いかかった!
 
あっ、肉団子にされるかな、とか、
カメラ持って来ようかな、とか考えている内に、
アシナガが終齢の背にまたがり、
大アゴで致命傷を与えようと構えた。
 
その時、
終齢は大きく胸部を反らせ、黄色いビームを発射した!
もちろんビームは臭角なわけですが。
 
臭角って、アシナガに効果あるの?、と見ていたら、
なんとアシナガは、ひるんで身体を離し、
そのまま逃げて行きました。
 
おお~、結構、効果あるじゃん~!
 
命をかけて戦った勇者を讃えて、
勇者と、ついでに近くに居たラッキーな関係ない人も、
内裏に召す事にしました。



あの幼虫が、無事羽化

2011年05月06日 | チョウ目チョウ アゲハチョウ科
以前の日記で、1ヶ月以上、寒い中、終齢でいた幼虫の事を書きました。
寄生痕らしき大きな斑があり、何か諦観してるような風情であったアゲハ幼虫。
 
とうとう家の中に入れて、暖かい部屋に置いておくと、
しばらくして小さなサナギになりました。
別の人が羽化してきそうなので、この1頭だけ飼育ケースは個室にしてました。

そのサナギが今日、羽化しました。
 
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まだ翅はくちゃくちゃ。幼虫の時の状態が良くなかったので、
羽化不良の可能性が高いのではないかと、油断できない…
 
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でも、立派に翅をのばしました。
 
ほんで、飛んで行きました。
 
寄生痕と思ったのはただのスレだったのか、
それとも寄生虫…ハエかハチだかとの戦いに打ち勝ったのか。
サナギが小さかったわりに意外と、出て来た個体は普通の春型の大きさでした。
う~ん、こういうこともあるんですね。
 
今日は、ゴマダラチョウも1頭、羽化しましたよ。
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ナミアゲハ終齢、屋外に1ヶ月

2010年12月03日 | チョウ目チョウ アゲハチョウ科
こんなことがあるのねと、驚いた事。

1ヶ月ちょっと前(10月であった)、ヘンルーダにアゲハ4齢が数頭いました。
終齢になったら、飼育ケースに入れようと思っていたら、まもなく、
1頭を残し、次々と終齢を経て蛹に。
残った1頭も終齢になったものの、腹部背面に寄生痕らしき斑があり、
放っておいたら鳥かカマキリやらが補食するだろうと、そのままにしておきました。

それから寒くなり、ちょくちょく「あの幼虫はどうなったか」と見ると、
ヘンルーダにずっと居る。えらい長い事、終齢やってるなと思ううちに、
とうとう12月になった。もちろん、まだ生きている。
 
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飼育してきた中で、
寄生された終齢は、蛹化までちょっと長くかかる様な気がしてたけど、
これもそのせいなのかな?
それとも気温が低く、仮死?越冬?のような状態になり、長生きなのかな?
長生きというか、とにかく終齢の期間をこんだけ長くそのままというのに、
驚きました。

ちょっと暖かい所に置けば、食欲が出て肥えて、蛹になるのだろうか。
それともやはりなんらかの異常であって、蛹にならず死ぬだろうか。
興味がわいたので、飼育ケースに入れ、屋内に持ち込みました。

寄生があっても、羽化した例を見ているので、
もしかしたら、奇跡が起きますか?



クロアゲハ、丸々と

2010年07月14日 | チョウ目チョウ アゲハチョウ科
朝から警報が出ています。
雨の中、ナミアゲハの様子を外に見に行くと、
たくさん居たはずの終齢幼虫が、すっかり居なくなっていました。
ジェノサイドに遭ったようです。鳥の取り分ですわ。
ナミアゲハの幼虫は1~4齢まで、まだまだたくさん居ます。
 
クロアゲハ(に決定します)の幼虫は、丸々と太ってきました。
今朝は食草から離れたがっています。そろそろ軟糞をするのでしょうか。
 
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玄関扉の横に、シロチョウ科のサナギの抜け殻がありました。
モンシロかな、全く気付きませんでした。
前庭には、アブラナ科は植わっていません(ギョボクはあるけどw)。
家の裏にはヤマワサビが植えてあります。そこからここまではちょっと遠いな。
家の横に生えている雑草の中に、アブラナ科があったのかも。
 
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寄生率の高い中、無事羽化したようですね、
なによりなにより。


アゲハ幼虫の続き

2010年07月08日 | チョウ目チョウ アゲハチョウ科
先日のアゲハ幼虫が昨日、脱皮しました。
5齢になってもイマイチ分からん。クロが有力候補。
 
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脱皮中。相変わらずボケボケですみません。
 
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そして今朝はこんな様子。
 
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キハダの卵が今朝、孵化していました。
アナタは何者?
 
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コクサギの卵の方が、先に黒くなっていたのに、孵化していません。
これはもう、ダメかも知れんね。
 
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多分、終齢になった者と同じ種と思われる幼虫。3齢かな?
なんかいっぱい卵を付けていってくれたようで。
 
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こっちは4齢なりたてくらい。
お尻を触ると、こんな色の臭角を出しました。