小平市地域自立支援協議会

小平市地域自立支援協議会の委員によるブログ

言志

2013年12月15日 10時57分23秒 | ひとりごと
自立支援協議会 当事者委員として二期 幹事委員を拝命し五年有余。
気がつけばゴールが近づいてきました。
さて振り返ってみて何か意義のあることをなし得たであろうか?
困難事例第1号案件 「情報のバリアフリー」の課題は 一貫して訴え続けていますが 見えていることと見えないことの隙間は埋まりそうにありません。

それでも協議会の中では資料は事前配布を配慮し 発言なども明確な発声を意識していただけるようになってきたと感じています。
今年度から情報部会のメンバーになり 情報誌「おーえん」の編集では 見えない人が音声ぱそこんを操作して 少しでも読みやすくなるように いろいろな工夫 改善など について意見を述べています。
日常生活の中で ほんの少しのおもいやり 気配りがあれば 同じ内容の情報を その場で共有できるのです。
「おもてなし」が流行語大賞に選ばれましたが これは新しい言葉ではなく 日本人のユニバーサルな感覚として昔から受け継がれている言葉だと思っています。

障害者差別解消法が成立しましたが 法律ができても差別はなくならないでしょう。
昔むかしの物語に 障害のある子どもが産まれたら「福子」と呼んで地域全体で大切に育む風習があったそうです。
素晴らしいことですね。
小家族社会に成り 地域でことわりを伝える頑固者がいなくなってしまい 教育の場では 公式な社会道理を教える教師も保護者にコントロールされている始末です。
重大な 困難事例ですね。

第三期計画も未熟のまま折り返し点を過ぎてしまいました。
私のテーマは 情報のバリアフリーです。
公共交通など安全な移動支援 活字に替わる情報提供の充実など しっかりと総括をして 第四期計画に引き継がねばなりません。
協議会で提言してきたことを少しでも反映させるには 協議会の位置づけを明確に力強く対峙し 行政に認めさせなければなりません。
さて どうしたものであろうか?

小平市視覚障がい者協会 羽鳥 富三



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