「志を言う」と題し 感じていることを述べています。
第2弾は 視覚障がい者として 見えないことについて述べてみたい。
普通の人が持っている五感覚の一つ 視覚があります。
昔は視力だけが重要視されていましたが 今は視覚と表現されて 視力 視野 色覚 暗順応 奥行きなどが見直されています。
夜盲 羞明(眩しさ)もきちんと測定されてきています。
それぞれに大切な目の機能です。
何らかの変性が生じ 機能低下が起こると 障害になってきます。
変性の部位で病名が定まり 個性的な症状が発生し 行動に支障が出てきます。
白内障 緑内障 糖尿病緑内障 網膜色素変性症など
人は ほとんどの情報を視覚から得ています。
従って視覚障がいになると情報が得られないという不便さが顕著になります。
移動することや 読んだり書いたりすることが困難になってきます。
さて どうしますか?
視覚障がい者は 白杖や盲導犬を使って 自由に歩き 電車やバスに乗って どこにでも行ける。
点字の読み書きがすらすらできるなどと間違った理解をしていませんか?
実は 白杖を使って 単独歩行をしている人は 危険が一杯の中を 血圧を上げながら命がけで歩いているのです。
誘導ブロックの上に違法駐輪などされて方向を変えさせられてしまうとパニック状態になってしまいます。
見えなくなった人の移動について考えて見ましょう。
○危険を覚悟で 一人で歩く
○家族や友人の手を借りて歩く
○盲導犬を活用して歩く
○同行援護(ガイドヘルパー)と歩く
みなさんは どの手段を選びますか?
ほとんどの皆さんが 何でもできていると発言されているようですが 歩行訓練を受けて 目的地までの単独歩行は最低限できたとしても そのほかの視覚による情報は取れていないと思います。
本人の障害ですから いつも家族や友人に負担をかけるのは いかがでしょうか?
盲導犬は安全に歩くための訓練は受けていますが ご主人の指示がないと 一歩も動くことができません。
同行援護の支援との併用が必用と思われます。
同行援護従業者養成研修を終了した支援者に同行してもらうのが良策と思います。
視覚による情報提供はもとより 代筆代読も業務として支援してくれます。
安心して安全に目的を遂げて帰宅できます。
小平市視覚障がい者協会 羽鳥 富三
一緒に色々な所にも出かけました。そこで、未熟ながらも一緒に歩く際に気を付けることなど教えてもらいましたし、体験もして、いかに大変なことかと実感しました。
確かに、彼もひとりでも本当に色々なことを上手にするので、周りからすると「できる」と思ってしまうのかも知れません。
同行援護従業者養成研修があるのは恥ずかしながら知りませんでした。ちゃんと受けてみようかと考えています。
小平市でも行われているのでしょうか。よろしければ、情報を頂けると幸いです。
介護保険の外出とは区別され 「視角による情報が取得できないための情報支援 」と位置づけられ 介護保険利用者での優先順位は適応されないことになっています。
小平市の委託を受けてNPO法人 移動サービス バイユアセルフ(電話042-341-7630)が同行援護従事者養成研修を実施しています。
26年度も7月頃に実施されると言う情報もありますが 詳しくは直接お尋ねください。
平成26年9月30日までは 経過措置で 2級ヘルパーなどでも研修終了者とみなして支援できることになっています。
経過措置が終われば 視覚障がい者の支援は研修終了者による一対一の支援となり グループや複数の支援はできないこととされています。
以上 簡単ですがコメントしました。
羽鳥 富三