“平和”のために始める66歳からのブログ

年寄りだからと言ってこのまま黙って見過ごしていて良いのか?66歳の男が過去を振り返り今を考えるブログに挑戦!

日刊ゲンダイ

2009年10月18日 12時55分14秒 | いま思うこと
写真は10月17日付「日刊ゲンダイ」の1面である。前にも書いた通り毎週末、家に帰る時この夕刊紙を買って読んでいる。写真で読み取れるか「自民貧乏政治と決別~景気回復、暮らしは楽になる」ちょっと小さい字で読めないか?サブタイトルには「財政規律などといって国民生活を貧窮させた政官財癒着の税金山分け政治が、国民の手に戻った」「90兆円~過去最大の来年度予算執行を歓迎する国民。財源などいくらでもある。今やるべきことは内需の大幅拡大」と書いてある。
 これが僅か1ヶ月ちょっと前まで「バカヤロー総理」「アホ大臣」「自民党政治で日本は沈没」と、よくもまあここまで口汚く時の政府や総理大臣を罵れるものだと思いながら読んでいた「日刊ゲンダイ」が、民主党政権になって1ヶ月、私が週末毎読む紙面は、とてもご「祝儀」とは思えない、まじめな真剣な記事である。
この新聞がボロクソ書いていた当時、私は新聞マスコミは凡そ「反権力」で時の政権には批判的な見方をし、国民に体制の思う様にならないよう情報やものの見方、考え方を知らせていくものだと考えており「日刊ゲンダイ」は、敢えてちょっと過激に書いているのであって、政権が変わればまたその政権に対して同じような厳しい批判をして行くのだろうと思っていたので、このところの、この新聞の書き方は今の段階では「驚き」さえ感じている。
 しかし、その内容をよくよく読んでみると、正に私自身が思っていること、考えていることと実に良くフィットしていて、ちょっと気持ち悪い位である。
皆さんは、なかなかこのような新聞は買って読まないだろうから、お節介では有るが、ここで一部ご披露しておく。
【10月17日(土)「日刊ゲンダイ」から】
 ・・・概算要求額は92兆円で、過去最大の規模。さっそく大マスコミは「財源があいまい」だの「赤字国債増発に懸念の声」「どうなる財政規律」なんてケチをつけているが、気にする必要はない。国民の暮らし最優先で「コンクリートから人」へ予算配分を転換させる民主党の方針は全然間違っていないし、国民のフトコロを直に豊かにして、外需依存から内需拡大の生活大国へ転換させる方針も正しい。そのために過去にないスケールの予算が必要となっても、国民は反対しない。ゴチャゴチャ言うのは「財政規律」とやらにこだわる財務官僚や、その手先のエコノミスト、新聞記者くらいである。・・・思い切ってドカーンと大型予算を組むのは当然のことだ。・・・大新聞など気にする必要は全くない。財源が足りないなら、ひとまづ新規国債を発行しておいて、その間に新たな財源を確保すれば良いだけの話だ。財務官僚をたたけば、財源などいくらでもある。・・・静かな革命がこの国でも始まった。多くの国民がそれを支持したのだから民主党政権は勇気を持って突き進むべき。「官僚支配のカベを打ち破る」すべてはそこから始まる。・・・自公政権や財務省がやろうとしなかった超大型予算を組んで、隠されていた税金を国民の手に戻す。そうすれば、必ず景気は回復し国民の暮らしは楽になるのだ。

 と言った調子の記事がビッシリ。批判の的は勿論前の自民党政権であったが、この新聞は、当時から今も変わらないのは大マスコミ、とりわけ大新聞の姿勢、書き方である。
 今朝も、朝からテレビでは民主党の大臣や副大臣を呼んで、相変わらずの論調で大新聞のまねごとのような政府批判をしているが、「日刊ゲンダイ」が書いている様に、1ヶ月ちょっとしか経っていない今の段階で、正に「評論家」的にもっともらしい批判をするジャーナリストや文化人、タレントの話を、視聴者・国民は納得して見聞きしているのだろうか?
「日刊ゲンダイ」の論調が、今後どのようになって行くのか興味津々である。


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