大同大学-高森裁判 経過ブログ

「ペンネーム使えますか?」
問い合わせただけで契約を解除された高森が、支援者とともに裁判を闘うドキュメンタリー。

大学院問題(朝日新聞から)

2009-09-08 02:25:15 | 労働問題ニュース雑感
さきほどの記事の横では、大学院重点化によって大学院生が増えたんだが、それを今後どうするべきなのかということが問題となり、3名の方がご意見を唱えていました。



こちらは、『高学歴ワーキングプア』の著者である水月昭道さんの意見。



そしてこちらが、石弘光先生のご意見。

意見が真っ向から対立しているわけです。
先ほどの記事でも、どうも学問的な国際競争力は質量ともに低下傾向だということだったので、石先生のほうに分がありそうな気はします。「裾野が広がった」というところまでは、コンセンサスですが、その結果何が起こったかというところに認識の違いが出ています。

 しかし、大学教員の学問的業績の最底辺はひょっとするとあがっているのかもしれません。
 自然科学の分野だと『Nature』『Science』なんかに載せようと必死に実験をするわけですが、文系の分野だと国際的な舞台をそもそも想定してすらいない分野も多そうです。なんでもいいから、研究をすれば国際的な研究社会で認められるというわけではないのですが(したがってテーマの設定から、研究の進め方から、発表の仕方から全部自分でやらないといけないのが研究者のつらいところだったりするわけです。マルチに高い戦略的能力が要求されるはず)、わりと研究をしていればいいというようなことになっちゃってる分野もあるような気が、このごろしているのは気のせいでしょうか? とはいえ、なにはともあれ論文は書くようになった(論文がないと就職できないので)というところはあるのかもしれません。底辺を見ているのか、最高水準を見るのかで様相は相当変わってくるような気もします。

 このあたりは、お二方のどちらに分があるのか、ちゃんと調査をしてみたほうがいいと思います。

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