大同大学-高森裁判 経過ブログ

「ペンネーム使えますか?」
問い合わせただけで契約を解除された高森が、支援者とともに裁判を闘うドキュメンタリー。

そんなわけで、明日というか今日は第2回公判

2009-05-12 02:31:19 | 裁判の経緯
 本日5月12日、午後3時から高森裁判の第2回公判が開催されます。
 ぜひとも多くの人の傍聴をお願いします。

 集合時間:12日火曜日14:50
 集合場所:名古屋裁判所ロビー集合

 竹内弁護士によると、傍聴者の数が多いか少ないかで、裁判官の対応が微妙に異なるとのことです。私たちの裁判で勝利するためには、「大切な事案だから、一生懸命審理してください」という声を裁判官に届けることです。そのためにも、この日の公判をはじめ、すべての公判で、傍聴席を埋め尽くさないといけません。

 ご多忙中とは存じますが、どうか、よろしくお願いします。

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第1回公判のスケッチ

2009-05-12 02:18:51 | 裁判傍聴記


前回の裁判の傍聴に来ていただいたラルゴさんが、裁判の様子をスケッチしてくださいました。法廷画家というのがいますけど(『ぐるりのこと』という映画は法廷画家が主人公でしたね~)、ラルゴさんも素敵な絵です。

 上にあるのは、裁判所全体の感じ。
 いわゆる法廷ですね。



こちら、多見谷裁判官です~。



こちらは私が意見書を読んでいる所。
見ようによってはなんだか刑事被告人っぽい?(苦笑)



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日曜日は「高森君を支える会」結成集会

2009-05-12 01:44:28 | 裁判闘争記
 日曜日は「高森君を支える会」の結成集会でした。

 最初に、私から「ボルネオの大自然」について、お話をしました。
 まあ、これは私を支える人々が集まっている関係上、とっても贔屓目に見てもらってのことだとは思いますが、「大同大学の学生さんたちがこの話を聞けなくなっているのはもったいない」といってもらえました。一応30分バージョンで、あちこちはしょりまくっていたのですが、授業では研究の方法やデータなどを示しながら熱帯という地域がどういうところなのかを2コマくらい(つまり180分ですね)かけてやろうと思っていたところです。
 ボルネオについては、RikaTanという雑誌にも3回シリーズで出しましたので、そちらもご覧くださると幸いです。こちらのページから2009年の1月~3月までの連載です(ややこしいことに、こちらのペンネームは玉野真路です(苦笑))。

 その次に、前田さんからの裁判に関する法理の説明だったような気がしますが、こちらはあまりに難しくて、ぼくから解説するのはほぼ不可能なので、そのうち前田さんに原稿を書いてもらおうと思います……が、原稿を読んでもよく分からないかも?(涙目)

 それから竹内弁護士から、今回の裁判の争点の説明。まずもちろん労働する分の賃金支払いは当然として、今回の件では「就労請求権」も要求しているということ。大学非常勤講師は授業をする中で自分の説をより固めたり、あるいは一般の人にもわかるような表現へと練り上げていくステップアップの場であるので、仕事をするということに大切な意味があるのだということを求めています。
 事実、私はそうやって授業をする中で固まってきたことをもとに執筆も多数行っています。そうやって理科の世界を少しでも多くの人に楽しんでもらえるよう努力をしています。今回の大同大学の授業も、RikaTanの記事も、ゆくゆくは環境問題についてきちんとした書籍を作る準備という意味合いも強いわけです(準備だからといって、それ自体のクオリティが低いという意味ではなく、もっと練り上げるということです)。したがって、これはぼくとしても是非認めてもらいたいところで、裁判官にもご理解いただきたいです。
 それと、こうして私はペンネームを使えるかどうか聞いただけでクビを切られるという理不尽な目にあわなければ、時間と労力をもっと生産的な活動に差し向けることができたのでそれができないことも、純粋に睡眠時間が削られることも含めて、かなりな心労を強いられていますので、それに見合う慰謝料は請求するということです。
 あら、いつの間にかわたくしの話になってしまいましたが、ようはそういうことを竹内弁護士からより法律的な観点からお話くださったと、私は理解しました。

 それから、私のほうから、一言みなさんにご挨拶申し上げまして、みなさんで議論を。やっぱりここで踏ん張ってきちんと勝訴判決を取って、非常勤講師が少しでも働きやすくすること、少なくともその端緒となること、それが大同大学も含めた高等教育には必要なんじゃないかということでした。今後とも支援の輪を広げながら、ときどきは今回のような形式でもいいし、もっとざっくばらんにカフェ形式でもいいし、大勢の方と交流をして意見交換をしていきたいなと思います。

 お越しいただいた方には、本当にありがとうございました。

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土曜日は土星を見上げながら

2009-05-12 00:55:17 | その他
 この土日はこれからの裁判の行く末を左右するような、大切な取り組みを行いました。
 まず土曜日。

 この日は、大同大学がぼくをクビにして開いた穴を埋めてくださっている、田島先生の陳述書を作りました。竹内弁護士も田島さんも仕事が終わった6時から、名古屋南部法律事務所で作業で、お疲れのところありがとうございました。
 陳述書は、竹内弁護士さんのほうで月曜日に裁判所に提出してくださっているのではないかと思います。
 陳述書の内容は、またゆくゆくお話しするとしましょう(まだ、法廷できちんと議論していないので、あまりこちらの意図をお話しすると法廷闘争に影響する可能性もありますので、弁護士と相談の上でないと出せません)。

 田島先生に証拠のメールを整理してきていただいたにも関わらず、夜9時過ぎまでかかりまして、このあとはもう飲みに出るしかないということで、金山の隠れ家スペイン料理店「セビージャ」に。

 ワインを片手にというか、ボトルを空けながら、竹内弁護士や田島先生と語り合いました。
 そのなかで田島先生がおっしゃったことに全くその通りだと一同賛同しました。それは、「教育にたずさわる大人であるからには、若い人たちが萎縮することなくのびのびと実力を発揮できる条件を整えてあげることが責務である」ということ。そりゃあ、若い人たちは長く生きていない分、いろいろうまくできなかったり躓いたり転んだりするわけですし、そのときにただ甘やかせばいいというものではありません。自分で立ち上がる必要があるときもあります。だからといって、若い研究者たちがきちんと言いたいことが言えない、ひたすら萎縮しなければならない大学というのは一体なんなんだ?という思いはあります。

 たとえば、先日、紹介したJ-CASTの首都圏大学非常勤講師組合の松村委員長の話。交渉ごと1つできない、組合活動をするにあたって自分の名前も出せないという状況。あるいは「メーデーに参加して」として紹介した東海圏大学非常勤講師組合の組合員の手記にしてもそうです。この方は、「幸いこの時点では知り合いに会った記憶なし」ということを書いていらっしゃるわけですが、自分が労働組合に関与していると知れたら、非常勤講師としての仕事を失うかもしれないという恐れをもっているわけです。労働組合については、まともに経営側とぶつかると不利益を及ぼされる組合差別の問題がありますが、普通の会社の正社員だったらだからといって食い扶持を失うことはありません。非常勤講師の場合には、一年ごとの契約更新ですので「来年はいりません」といわれればそれでおしまい。だれも守ってくれないのです。そういう状況ですから萎縮してしまっている。そのなかで研究教育活動に従事しているわけです。
 果たして、こうした状況が大学という主にもうすぐ社会に出て行く若者たちを教育する場の実態として適正なのかどうか?

 大学の常勤の先生方にも考えていただきたいです。
 こういう状況を放置しておいて、本当に質の高い高等教育が行え得るのか? 大学当局側と協力し合いながら、もう少し安心して働ける環境作りができないのか? 若い研究者がこのように萎縮してしまっている現状を改善する気はないのか?

 私と田島先生は主たる収入源は予備校ということで、学校教育とは少し離れたところにいて、今回の事件に関与しています。そしてともに大学でも教えています。今回の事件について、こうした観点からも看過できないという思いをもっています。学校の先生からすると傍流といわれるかもしれませんが、若者たちを少しでもよい方向に育てていきたい、そのためにできることは何でもしたいというスピリットは少しも負けていないつもりです。
 大学の先生方におかれましても、もう少しお力を貸していただきたいと思います。

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