世界に広く分布している桜には日本が贈ったものも多くありました。日本人がこよなく愛する桜は国境も時代を超えて、多くの人から人気を集めています。桜の花を見上げて美しさを楽しむ瞬間というのは、言葉を超えて通じあうものがあるのかもしれませんね。海外を訪れた際はぜひ桜が植わっていないかチェックしてみてください
アメリカ「ワシントンD.C.」
「先人の苦労と努力結実し 咲き乱れるさま大和のごとし」

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ワシントンD.C.の桜まつりは海外の桜スポットのなかでとくに有名といえるでしょう。日本とアメリカの友好関係を築くために植樹がはじめられ、多くの人たちの苦労と努力の末に今のワシントンの桜があります。日米の歴史とともに歩んできた桜がアメリカで咲き乱れるさまは圧巻で、毎年海外から多くの観光客が訪れる名桜スポットです。
ドイツ「ボン・ヘーア通り」
「八重桜トンネル見事なボン市街 石畳織りなす景色圧巻」

https://travelzaurus.com/bonn_cherry/
ボンは西ヨーロッパ・ドイツのライン川沿いにある街です。ボンはベートーヴェンが生まれた街としても有名ですが、美しい八重桜のトンネルでも人気を博しています。ボンの街にはいたるところに桜が分布していますが、なかでもヘーア通りの桜並木が織りなす桜のトンネルは見事の一言でしょう。ボンの石畳を歩きながら上を見上げれば一面ピンクの空が広がります。
スウェーデン「ストックホルム王立公園」
「北欧の空を埋めるピンクの桜 フィーカ楽しむ花見客も」

http://letsgo-sweden.com/%E6%98%A5%E3%81%AE%E6%97%85/
北欧(北ヨーロッパ)にあるスウェーデン・ストックホルムは、花の街としても有名です。スウェーデンの桜も日本によって寄贈されて広まりました。ストックホルムの桜は4月の終わり~5月までが開花期で、街中に分布しています。とくにストックホルム王立公園はストックホルム中央駅からのアクセスもよく、ショッピングなどもできるため海外の観光客からも人気です。
カナダ「バンクーバー市内」
「友好は花から花へ引き継がれ 空に輝くソメイヨシノが」

https://www.risvel.com/news/1682
バンクーバーの桜は、海外でも有名なスポットのひとつでしょう。第一次世界大戦に参戦した日系カナダ人のために日本から桜が贈られたのがはじまりです。わずか500本の桜がやがて少しずつ数を増やし、現在ではバンクーバー市内に37,000本も植えられています。バンクーバー桜祭りは日本の花見文化に感銘を受けたリンダ・ポール氏によって2005年から毎年開催されるようになりました。
参照
https://botanica-media.jp/4709