「浅間山明鏡止水」あさまやま めいきょうしすい

「源氏物語絵巻・13乙女」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

「源氏物語絵巻・13乙女」~写真と短歌で綴る世界文化紀行
 
24年1月7日日曜日NHK大河ドラマ「光る君へ」が始まりました。そこで源氏物語や紫式部日記・紫式部集に興味を持ちました。それらには和歌(巻名歌等)が沢山ありますが、その和歌の返歌を口語短歌と絵巻でブログ掲載をと思いつきました。返歌は源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・地名からヒントをもらい詠もうと思っています。そして源氏物語は絵巻もあります。平安時代から現在まで数多くの絵師が時代の華やかな景色を描いていますので合わせてご紹介したいと思っています。



新築なった源氏の新邸六条院で、秋の御殿に住む秋好中宮が箱の蓋に紅葉をのせ、童女に持たせて春の御殿に住む紫の上に贈る。それを源氏が覗きみる。
源氏物語巻名歌・13乙女(をとめ)
歌の背景
光源氏三十三歳。五節の日、参上した源氏は舞姫を見て、若い時に目にとめた舞姫の乙女の姿をお思い出し、文をお遣わしになる。
一方、夕霧は惟光の娘の五節に歌を贈る。
「少女子も 神さびぬらし 天つ袖 古き世の友 よはひ経ぬれば」 光源氏

「かけて言へば 今日のこととぞ 思ほゆる 日蔭の霜の 袖にとけしも」 五節

「日影にも しるかりけめや 少女子が 天の羽袖に かけし心は」 夕霧


返歌
「年月の 積もりを数え 懐かしさ 内に秘めたる 思い呼び覚ます」

「舞姫が 日陰の葛 かけて舞い 霜のようにと 溶ける思いも」

「舞をまう 天の羽衣 舞姫に 思いのほどが だれの目にも」


源氏物語絵巻『乙女』之四図、秋好中宮から届いた秋の庭の紅葉のいろいろを、紫上が玩ぜているところ。新造の六条院の各町に妃姫たちが越してきて最初のイベントです。中宮からの「蓋」に盛られた紅葉を自室の蓋に移して贈答の歌の返しを思案中です。中宮からのは白木の蓋だろうと思われます。いろいろの紅葉葉に秋の草花は野菊や竜胆でしょう。

参照
https://angel-zaidan.org/genji_kanmeika/kanmeika-01/
https://note.com/chousou_ann/n/n9141b03c805b
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