Think Globally, Act Regionally:『言葉の背景、カルチャーからの解放、日本人はどこへ往く』

身のまわりに見受けられるようになった「グローバル化」と生きる上での大事な「こころの健康」。さまざまな観点から考えます。

■□第47回「世界のリーダーに見るボディランゲージ」□■

2009-11-20 07:17:23 | ■ことばの背景(英語と日本語の備忘メモ)

■□第47回「世界のリーダーに見るボディランゲージ」オバマ大統領の聡明さ□■

上記の3枚の写真を見てみよう。
オバマ大統領の3種類の握手です。

中央のオバマ大統領の天皇陛下へのお辞儀については
米国内で議論が続いていますが、
日本人の私としては
ちっとも違和感は感じません。
よっぽど、
左の首脳の写真が気になりました。

みなさんは、
どういう感じがしますか?


クロスカルチャー(交じり合う文化)コミュニケーションの
視点から分析すると、こうなります。


左「先生と生徒」
中央「日本文化を敬う姿勢」
右「一般的な欧米のハグ」

首脳同士の握手という
ボディランゲージだけで、
その人の国際度
(どれだけグローバルな環境に慣れているか)や
聡明さ
がわかるようです。

右の李明博韓国大統領との握手は見ごたえがありました。
オバマ大統領は、李大統領に対して、
鳩山首相と同じように、左手で絡みます。
李大統領も、同じように左手で、オバマ大統領の
右手に絡みます。
すると、今度は、オバマ大統領は、
より近づき、ハグ(抱擁)となります。
それに答えて、
李大統領もハグを返します。(右写真)

ちょっとしたしぐさですが
一瞬の動作で
その人の心の中が透けて見える
よい例です。


写真は、左からトムソンロイター、中央は、読売新聞、 右は、APより