Think Globally, Act Regionally:『言葉の背景、カルチャーからの解放、日本人はどこへ往く』

身のまわりに見受けられるようになった「グローバル化」と生きる上での大事な「こころの健康」。さまざまな観点から考えます。

☆第72回「ポジティブ心理学の自己診断(アセスメントツール)の紹介」(追補版)★

2020-09-01 16:04:32 | メンタルヘルス

 

☆第72回「ポジティブ心理学の自己診断(アセスメントツール)の紹介」(追補版)★

 

アンジェラ・ダックワーク博士のGRIT (やり抜く力)では、

才能x努力=スキル   

スキルx努力=達成(👉成功、👉幸せ)の理論を展開されています。

 

その最初の段階の、あなたの「才能」をみなさんは、どれだけご自身でお分かりになっているのでしょうか。

 

その才能を知るために、世界にはいろいろな自己性格診断オンライン・ツールが出ています。

 

たとえば、

1.VIA強み診断 (非営利団体 米VIA強み研究所)

 「強みとしての徳目」(人生での行動原則)6つの領域と具体的な強みが24種類に分けられています。

6つの領域とは、「知恵」「勇気」「人間性」「正義」「節制」「超越性」です。

24種類の強みは、

[知恵] 創造性、好奇心、向学心、柔軟性と大局観。

[勇気] 誠実さ、勇敢さ、忍耐力と熱意。

[人間性] 親切心、愛情と社会的知能。

[正義] 公平さ、リーダーシップとチームワーク。

[節制] 寛容さ、慎み深さ、思慮深さと自己規律。

[超越性] 審美眼、感謝、希望、ユーモア、スピリチュアリティ。

診断結果のトップ5の強みが、「とっておきの自分の強み(Signature Strength)」とされています。

※上記「VIA強み診断」のホームページへ行き、トップページの左上に「Language(言語を選択)」ボタンがありますので、クリックして日本語を選べば、日本語での回答が可能です。

ちなみに、わたしのとっておきの強みは、1.創造性、2.審美眼、3.慎み深さ、4.誠実さ、5.好奇心、でした。

 

2ビッグファイブ性格テスト(Truity Psychometrics LLC 英語)

ビッグファイブという5つの要因は、「開放性」、「誠実性」、「外向性」、「協調性」、「神経症的傾向」です。1990年代、心理学者のルイスゴールドバーグ氏が提唱。特性5因子モデルとも呼ばれ、パーソナリティ検査の中では、心理学の主流となっているものです。

「開放性」は、経験を積極的に求め、楽しもうとする傾向や馴染みにないものを気にしない傾向があるのかどうか。

「誠実性」とは、責任感や集中力、持久力があり、自制心をもっているかどうか。

「外向性」は、対人関係が幅広く、活動的であるかどうか。

「協調性」は、同情や信頼、敵意や冷たさといった対人関係への態度を示します。

「神経症的傾向」とは、情緒的に不安定か安定しているか、心配性かどうかを知ることができます。

 

簡易版は、googleで探せば、日本語サイトがたくさん出てきます。

ちなみに、わたしの場合は、1.開放性(92%)、2.誠実性(81%)、3.神経症的傾向(62.5%)でした。

 

3.  エゴグラム性格診断 (Egogram)

 エゴグラムとは、アメリカの精神科医エリック・バーン(Berne, E.)が考え出した交流分析理論を基に、バーンの弟子、ジョン・M・デュセイ(Dusay, J.M.)が考案した5つの自我状態(エゴ)のエネルギー量をグラフで表し、性格特性と行動パターンをみるものです。

 5つの自我状態とは、「CP (Critical Parent: 批判的な親)」、「NP (Nurturing Parent: 養育的な親)」、「A (Adult: 大人の自分)」、「FC (Free Child: 自由な子ども)」、「AC (Adapted Child: 順応した子ども)」です。

「CP (Critical Parent: 批判的な親)」は、責任感が強い、厳格である、理想をかかげる、といった特徴があり、

「NP (Nurturing Parent: 養育的な親)」とは、思いやりがある、世話好き、受容的である。

「A (Adult: 大人の自分)」は、現実的である、冷静沈着である、客観性を重んじる、といった特徴です。

「FC (Free Child: 自由な子ども)」は、感情をストレートに表現する、明朗快活である、創造的である特徴をもち、

「AC (Adapted Child: 順応した子ども)」は、他者を優先する、遠慮がちである、人の評価を気にする、という自我状態です。

無料日本語サイト:

 ●ダイレクトコミュニケーション

 ●エコグラムによる性格診断

本格的エゴグラム心理検査オンライン(有料・日本語)

 ●TEG3(東大式エゴグラム第3版)

自分の性格に気づき、自己改善をはかるきっかけや、他者との違いに気づいたり、周囲とのコミュニケーションスタイルを見直すきっかけとして活用できます。
実際に日本国内では人気があり、医療、産業、教育などの分野で利用されています。

 

上記3つは無料ですが、以下は有料、英語あるいは日本語で、オンライン・アセスメントを手軽に、瞬時に獲得できます。

 

4Strengths Profile (Cappfinity CEOのAlex Linley ポジティブ心理学者により2005年に開発。英語)

 こちらの強みは、60種類。4つの分野で、自分の強みの活用を分析してくれます。

「活用している強み(トップ7まで)」、「活用してない強み(未実現の強み)(トップ7まで)」、「学習した行動で、まだ活用してない強み(トップ4まで)」、「あなたの弱み(トップ3まで)」の4種類です。

 

ちなみに、わたしのトップの強みは、「活用している強み」➡『プランナー(計画性)』、「活用してない強み(未実現の強み)➡『思いやり』(来年から、この強みを活用した仕事を計画中です)、「学習した行動で、まだ活用してない強み」➡情動知能の自覚(他人の感情への気づき)。なんだか、天職さがしや将来の仕事に役立ちそうです。

 

5.Clifton Strengths (旧ストレングス・ファインダー。調査会社ギャラップ社gallupの最古で有名な性格自己診断ツール。本を買うとオンライン診断ができる。1999年ドナルド・O・クリフトンが設計した。彼は「強み心理学の父」と言われている)。

4つの領域、34の資質(強みプロフィール)から、あなたの強みを発見して、的確な職業を選び出す仕組みになっています。

[思考力] 分析思考、原点思考、未来志向、着想、収集心、内省、学習欲と戦略性

[人間関係力] 適応性、運命思考、成長促進、共感性、調和性、包含、個別化、ポジティブと親密性

[影響力] 活発性、指令性、コミュニケーション、競争性、最上志向、自己確信、自我と社交性

[実行力] 達成欲、アレンジ、信念、公平性、慎重さ、規律性、目標志向、責任感と回復志向

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