「このクルマが家に帰れば在る、嬉しいなあ」
そういう気持ちを大切にしたい。それは悪い事か?
燃費が思ったより悪くても、ボンネットのクリアが剥げてきても、ヘッドライトが暗くても、ギャップで多少跳ねようが、2人しか乗れなくて大きな買い物も出来なくても、やっぱり買い替える気になれない。それにライトが開いた姿もユニークじゃないか。
こんなクルマに乗っていると良く言われる・・・・・「贅沢」だと。
(このクルマは中古車だ。年式は古く下取り車にもならない。)
そんな時、僕は決まってこう答えるんだ。
「いやあ、貧乏で屋根まで買えなかったんですよ」ってね。
・・・・・人生一度はオープンカーに乗ってみたいじゃないか。
桜の季節、紅葉の季節、夏の夜。
屋根がない、たったそれだけでクルマはこんなにも楽しい乗り物になるんだよ。
黒はクルマのボディラインを美しく見せる。
が、僕は「洗車が面倒」な人間なのが残念だ。
ロードスターのリアフェンダ、ってゆうか正式な部品名は知らん。
納車の時から気が付いていたが、擦ってあった。・・・・・で、汚い。
ずっと気になってが、キレイにしてみようと思った。
まあ、7年放っておいて今更だけど。
さて、外す。とりあえずペーパー掛け。
・・・・・こりゃ、ただ単に擦った跡に塗装しただけだ・・・・・。
めげずにキズにパテを擦りこみ、ペーパー掛けを3度繰り返す。
良い感じに凹凸がなくなったので、シリコンオフで拭いてからサーフェイサー吹き。
有ろう事か途中でサーフェイサーが無くなった。
ああ、これ買ったの5年以上前だもんなあ・・・・・とか何とか言いながら買いに行く。
サーフェイサー終了。
ちょっとまたパテ埋め、研磨、サーフェイサー。
乾燥させて1200番のペーパーで軽く表面をならす。
シリコンオフで拭き取り。
タミヤのスプレーで塗装。
有ろう事か乾燥中(屋外)、落っこちてキズが・・・・・。
スプレーは使い切ってしまっている。
泣きながらペーパーで水研ぎ。
「デコってなきゃあいいや」
「大らかにいこう、こうゆうのは自分でやる事に意義があって、何もオリャ、プロじゃねえんだ」
そしてソフト99のクリア吹き。
今度は落とさぬよう、ちゃんと吊るす。
さて、後は乾いたら研ぎ出しして、コンパウンドで仕上げりゃ良い。
きっとクルマも喜ぶじゃろうて。