Blue Period ~out of the aEther

蒼き時代はエーテルの彼方へ。このブログ、閲覧・御意見無用也。

救いの手、再び

2017-02-28 20:58:20 | 仕事
帰り際、電話があった。

先日製作したもの(条件が厳しく、オーダー通りには出来ず、ほぼ僕のエゴを通した)の納品がうまく行き、そのお礼の電話だった。

用件はそれだけではなく、
明日こちらに届く荷物の製作を担当して欲しい、と。

ややあって。

・・・ああ、もう。
そうまで言うなら、でも、僕は出来るところ、
物理的に可能な範囲の仕事しか出来ませんよ。
それで良ければ、担当させていただきます、と。

そう、
出来る範囲は非常に狭く、
仕事がうまくいく事の方が珍しい。

何時だってユーザーの理想は
僕の想像の遥か上に在る。

そして限られた条件の中で、それに届かない事は僕自身解っている。

けど。

だけど、だからって初めからサジ投げちゃ
ダメなのよ。
それじゃ仕事はつまらないし。

それでも全力で向かうこと、
それが僕の、僕なりの精一杯の、誠意です。
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↓↓ (NO SIDE)

2017-02-17 17:33:57 | motorcycle
ビモータとMVアグスタ、
2台持ちというのはどうだろう。

何故かと言うに、
ビモータはとうの昔に支払いが済んでいるのだ。

しかし現在調子落としまくりのdb4を
マトモな状態に戻すのには少なくとも片手それ以上必要かと思われる。
何しろタイヤはもうダメだし、
マグの塗装は浮いてるし、
クラッチもジャダってるし、
FCRのセットも決まってないし、
タイベルも交換時期だし、etc。

もう恐ろしいわ。すごい恐ろしいわ。

しかし良い状態を知ってるだけに
手放すのは惜しい。

で、アグスタの登場だ。
アレなんだよな、カタナ乗ってて、
あー、やっぱり僕はLだっ!
つってdb4にしたんだよなあ。

なんだかんだでLツインは
選択肢から外せないだろ。



さて、あとどんぐらい?

え?、マジ?

あと2年か!
コメント (2)

2017-02-16 17:33:06 | bimota db4
・・・と、
なにをお前はぐだぐだぬかしとるんだと。

要するに、暖かくなって、オートバイに
乗りたいなあ、って話。

なんだけど、
そこはねえ、まあ、
ぐだぐだ考えちゃうわけですよ。

そうは言っても、db4の楽しさは
他じゃなかなか得られないもんなんだよなあ。

空油冷904の鼓動、加速。
だらだらとした操作は受け付けない。
ビモータの車体構成は厳しくも
まるで竹を割ったような解り易さで、
マシンコントロールの楽しさを教えてくれる。

それは何て言うか、
乗る事自体走る事自体がdb4との
対話のような、挑戦のような。

正しくコントロール出来た時の、
恐ろしい程の斬れ味。

そして忘れてはいけない、
美しい造形と鮮やかなカラーリングの
光り輝くモーターサイクルだという事も。

いやもう、本当、阿保なオートバイだと思う。
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希望の選択を。

2017-02-15 17:30:52 | motorcycle


MVアグスタF4Sが、どうも定期的に気になる。
折に触れ、ちょこちょこと、どうなんだろう、
ああどうなんだろう、これ、と。

アグスタが出た時、ビモータdb1に乗る僕は
散々嫌った。
レースに出ないアグスタなんか、ただの名前貸し
みたいなもんじゃないか、と。
僕にとってそのくらいアグスタとは、
レースが第一義で、アグスタ伯爵が
レースでの栄光を求めた、まるで純粋な願い
そのもののような存在に感じていた。

時代が回りF4Sには沢山のバリエーションが増えて排気量も変わった。
初期モデルはそろそろ古いオートバイの仲間に入ってきた。

そして今、僕はアグスタF4Sをとても美しい
モーターサイクルだと感じている。

F4S初期モデルの美しさはどうだ。
少し俯瞰で見た姿と、
鮮やかな赤と銀のコントラストはどうだ。
スピードを予感させる獰猛さと
優美さを兼ね備えたデザインは今、
色褪せる事を知らない。

それを、なんて静かに主張するんだろう。

インライン4のスポーツバイクがどんなものか
僕は空冷のゼファー400と
カタナ1100しか知らない。

Lツインに慣れた僕にとってインライン4は
どうだろうかと、それはとても不安だ。
もしも自分に合わないフィーリングだったら。
受け取って100メートルで後悔してしまうようなオートバイだったら・・・。

僕の不安はその辺りに集中している。

美しいモーターサイクルと二人きりで
過ごす時間は、
僕みたいな年寄りには掛け替えのない、
貴重な宝石のようなものだからだ。

そして僕はオートバイは1台しか所有できない。
だからその貴重な残り時間に対して、
ビモータdb4をリフレッシュさせるか、
思い切って別の何かにするか、
逡巡なんてものじゃなく、
正にドロドロと、終わりのない不安の迷路を泳いでいる。

今はまだね。




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虐殺器官

2017-02-05 16:26:51 | 本と雑誌
伊藤計劃 著

虐殺器官を読んだ。

読む前に知っている事は、
作者はもう居ない、という事。

常々思うんだけど、
小説というものは今ここに在る一冊、
要するに書かれている内容だけで
評価されるべきだと思う。
・・・し、僕はそうやって本を読んできた。

さて、

僕は一人称小説は好きな方だ。

この小説、前半はなかなか話が進まない。
一人称の独白的進行が仇となる程に。

全体に渡って母親の死の選択のくだりが
事ある毎に繰り返され正直かったるい。

その割に他の部分の薄さ浅さが目立つ。
もしかしたらこれは対照表現なのかな。

全般に於いて状況説明に引用が多いのは残念。
僕は引用=作者の力量不足と考えている。
結局その情景は読書にネットを漁らせる事になるから。(僕のキライな第三者介入)

細々としたSF小道具は
やはりどこかで読んだものばかりで
しかも浅い。
リミックスはもうこの時代、仕方ないんだろうな。

・・・うーん、と。

小説、取り分けSF小説で大切なのは
ずばり「何か新しい事」や「突き抜けた何か」
じゃないだろうか。

優れた小説は皆、心に突き刺さる何かを、
例外なく持っている。

なんかこの本、薄いんだよな。

・・・と。


これは主人公がジョン・ポールを、
そしてその大量虐殺の方法の謎を追う。
そうゆう話だ。
SFミステリーっていうのかな。

だが肝心の虐殺の方法については明かされない。

読みながら・・・
ここは例え大嘘だとしても、SFなんだから
何がしか説明がないと納得いかないだろう。

でも、と。

虐殺器官というタイトル通り
ここではその方法よりも、
器官、つまり人間の脳がそれを生み出す
その事実の方が重要で、だから(頭を指差して)地獄はここに在る、という描写が何度も繰り返されるのだろうな、と。

虐殺器官とは人間、その存在自体を
指しているのか。

そう考えると
特に虐殺の文法とやらは重要事項から外れるのか
さして気にならなくなる。

なれば尚の事、この作品が持つ「広く浅く」の
部分が惜しい。

新版、的な加筆修正バージョンになれば、
とも思うが
これが一冊の本になっている事実は、
手直しの必要可能性は無いと解釈する。

小説は読み手によっても大きく違う意味を持つ。
他人の評価は当てにならない。

僕の感想は、惜しい!の一言に尽きる。
こんだけウダウダ抜かした割には。








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