・・・・・どういう経緯であれ、一度でも「虚無」を知ってしまった人間は、一生虚無から逃げられない。
現実だの真実だのといった在りもしない言葉や世界の裏に潜む欺瞞・狡猾・無常の中の、その本当の存在を、その人間の心から引き剥がす事など出来ない。
そういう僕も、その一人だ。
この世界で僕はあがいている。もがいている。・・・・・必死になって。
「何故?」
何を求めて人は生きる?
何をそんなに必死になって?
ああ解らねえ。
・・・・・どういう経緯であれ、一度でも「虚無」を知ってしまった人間は、一生虚無から逃げられない。
現実だの真実だのといった在りもしない言葉や世界の裏に潜む欺瞞・狡猾・無常の中の、その本当の存在を、その人間の心から引き剥がす事など出来ない。
そういう僕も、その一人だ。
この世界で僕はあがいている。もがいている。・・・・・必死になって。
「何故?」
何を求めて人は生きる?
何をそんなに必死になって?
ああ解らねえ。
先日、ネットにdb1の中古が出ていた。価格は250万を超え、300に近い。この時点で僕には手が出ない。が、このdb1は820ccになっていて写真で見る限りハイチューンドと言って差し支えないレベル。
オリジナル重視の人間には興味は湧かないだろうが、オリジナルに少しづつ手を加えて最終的にこうなった、というなら納得できる内容だと思う。正直、もうこれ以上いじる所はないだろう。
・・・・・なんと1週間後SOLD OUT。
聞くとこのdb1はすぐ預かる予定だそうだ。
しかもデチューンの方向で。
思う。
軽い車体には、ほどほどのパワーで良いんじゃないかと。
僕自身、ライトチューンの750ccのdb1に不満を持った事はない。
900SSが相手ならば充分に健闘し、前を走る事も可能だった。
ただ、立ち上がりで916に置いていかれるのはちょっとイヤだったけど。
思う。
オートバイのチューンはライダーの技量によって方向性も変わる。
だから過度なチューンドの中古は、僕は選ばない。
チューンとは「調律」という意味だ。
で、チューニングとは「ライダーに合わせる」という意味だ、と思う。
それとは別にdb1SR、入荷キャンセルの情報。
ああ、残念。絶対買ってた金額だよ。
気温25℃。db4は快調だ。
小田原に下りると気温は33℃以上になっていた。もちろん湿気も。
海老名SAで給油。満タンで300キロ走った。
ハイオクは2500円も入ったが。
8月25日、夜、首都高速を2周。夜になっても湿気は多い。少しカブった感じ。
8月26日、プラグ交換、NGK DPR7EA9。感触は変わらない。オイル交換。
そしてオーバーフロー。コックをオフにする。セルは一瞬しか動かない。2本のプラグを外しセルを押す。フロントバンクから、まるでゲロを吐くようにガソリンが吐き出された。
リアバンクは問題なし。フロント、プラグ点火チェック。火花は飛んでいる。
プラグを交換し再始動。コックをオンにするとやはりガソリンが漏れてくる。
2つのFCRの繋ぎ目のセンターの短いホースからだった。
完全にひとつ死んでいる。でも家に帰らねば。アイドリングはおろか、3千回転以下に落とせない。危険だし、うるさいし。
db4の整備は完璧だったはず・・・・・。イヤ、様子見か・・・・・。
とりあえずドック入り。
もうお金払いたくない。
座っている位置が高くてハンドルは低い。
知らない道の、下りのタイトコーナーは恐ろしい以外の何物でもない。
ちゃんと手前から備えておけば良いっちゃあ良いんだけど、それが連続したコーナーで速度も乗っていると準備が・・・・・という言い訳をしつつ、パーキングで良く見てみるとハンドルグリップが外側にズレていた。
まあそれとは別に、リーンしている時に上半身を車体に近づけるとさ・・・・・何て言うの?一体感が増して、タイヤのグリップ感や・・・・・db4が今どうなっているのか、すごく良く解る。
でも何か、シートはもっと低い方が良いんじゃないのかなあ。
ライダーの重心が高い事で、浅いリーンでも良く曲がり、速くバンクして一気に立ち上がる、そういうハマった走りが売りのdb4だけど・・・・・db3は低い重心位置でも過不足なく良く曲がるオートバイだったよなあ。db4もシート低くしても良く曲がるんじゃないのかなあ。
シート低くしちゃうとdb4の良いところをスポイルしちゃうよ?って言われたけど。
うーん。悩むなあ。
そんな訳で中古のシートベースを探しては、いる。
6:30出発ではやはり遅いようだ。
でもうんざりするほどの混雑ではない。
四輪に詰まった時は左に停車して、次の四輪がミラーに見えたら発進。クリアラップを作るようにして、今日は道路的には気持ち良く走れた。気温も25℃と涼しい。サスガ高原地域で避暑地だ。
今日は何でもバイクの日だそうで、箱根大観山・亀石峠ICでもイベントをやっていた。(家に帰ってテレビを観てたら、今日は俳句の日だと言っていた)
伊豆スカでは今日、韮山IC付近でオートバイの単独事故があったみたいだ。僕は亀石パーキングでこれを聞いた。
・・・・・なんてゆうか峠はやはり危険な場所だと思う。道幅は狭く、エスケープゾーンは皆無。ここで蛮勇を奮うのは自分が馬鹿だと言っているようなものじゃないか。
リズム、テンポに乗ってオートバイのコントロールに集中する。僕にはその方があっている。
db4は本当に面白いオートバイだと思う。でも速度を上げればそれに比例してコントロールは繊細になってゆく。そこで如何にスムーズに操れるか、当面の、イヤあれか。このオートバイの目標はそれだと思う。
・・・・・しっかし難しいオートバイだと思う。
荷重移動しておいてからブレーキリリース。db4は一気に倒れ込んで一瞬で向きを変えようとする。思うよりも早い。
減速Gを体でホールドしておいてからブレーキを絞るように使わないと、フロントが一気に沈んでしまい・・・・・結果、ハンドルを思いっきりに握りしめている自分に気が付く。失敗続きのコーナリングでハタと冷静になる。「何もかもを一度にやろうとしては駄目」根本健氏の言葉を思い出す。
まずブレーキを使わない程度のスピードでリズムを作る。何と言っても伊豆スカは一年ぶりなんだ。慣れてから徐々にレンジを上げてゆく。アクセルを開けて加速、パーシャルでブレーキング。狙った所でリリース、滑らかにバンクしてゆく。アクセルを開けて車体は初めて安定する。同時に強力なグリップと旋回感覚。それが嬉しい。
db4はアクセルを開けていないと安定感は得られない。
ライダーの重心が高い事は武器であり同時に弱点でもあるんじゃないかな。すっごくキレのあるオートバイだけど、それを引き出す事は簡単じゃない。でもうまく、本当に斬れるように曲がれた時の感覚は、僕を掴んで離さない。
簡単じゃないけど、いつか乗りこなしてやりたい。
db4はそんな手強い、クセの強いオートバイだと思う。
正直、今の僕はdb1で伊豆を走っていた頃よか、遅い。
でもなんちゅうか、「質」みたいなものがdb1とはまるで違う。
僕はdb4で走る時、db4と対決しているような気持ちになる。
いつか乗りこなしてやる。
待ちに待った。現役の時、上野のコーリンでコイツは63000円もした。その割りに作りは雑だったなあ。・・・・・ガキだったからレプリカを買った。
今、店頭に並ぶM30。やっぱカッチョイイ。
かぶってみる。アライ・ショウエイではMサイズの頭に・・・・・合わない。
何すか?・・・・・全サイズを試す。
脳天のホールドが合わない、頬がキツ過ぎる、耳たぶに内部金具が当たる・・・・・。各サイズそれぞれどこか合わない。
試しにかぶったスピードウェイやダイアモンドバックの方が、買っても良いレベルのフィット感だ。
しかしシンプソンと言えばM30だ。コセキさんのM30の黒にスモークシールドだ。
・・・・・身に合わないライディングギアは疲れを呼ぶだけのシロモノなので今回は買うのを諦めた。
何かすっごい残念。
注釈;誹謗中傷にあらず。買って満足されている方も沢山いらっしゃる。ただ、僕の頭に合わなくて非常に残念だった、ちう話。
1999年db4、2000年db4ie(インジェクションでフルカウル・ハーフカウルがあって、タンデム仕様になった)共に・・・・・総生産台数は不明。
db4にはリアサスがオーリンズのものとパイオリのものがあります。
日本オリジナルとしてモトコルセdb4C(50~51台生産)、レッドバロンdb4R1・R2・R3(35台)があります。モトイタリアみまさか「db4S・SR」ってゆうのもありました。
新車で150万円、が主流のようでした(発表時は265万円だったとか)。db4ieが販売された時、db4の方はかなり買いやすい価格になったようです。
レッドバロンの方は新車はありませんが、まだ極上車が残っているようです。
(新車の販売が芳しくないのでチューンドでプレミア感を出した、って言うのが定説)
db4C(944cc)はリミニから出荷されたものの改造車です。着いている部品価格から考えるとバーゲンプライスですね。
事実上、db4は900空油冷Lツインでは最後のキャブレタ車になりました。
ドライで165キロの軽量車で車軸間はdb1のそれと同じです。
シート高はとても高く、ハンドルはとても低く、欧米人に合わせたポジションだと思います。(一応シートの後ろはもの入れですが、床自体はナナメなので工具意外は・・・・・)
前に座ってクイックに曲げて一気に立ち上がる、そういう走りを狙ったものだと思います。
とりあえず、キレのある車両です。ダラダラ乗るのは辛いです。
買って困る事はフロントフォークのオイルシールが無い事でしょうか。
外装は海外でリプレイスが出ています。チェーン、スプロケ(注文生産)、ブレーキパッドは問題なく入手可能です。
改造車の場合、その部分の消耗品・交換部品の確保やルート確認はしっかり考えておいた方が良いと思います。
エンジンは少し古いドゥカティを扱っているお店で見て貰えます。
旧車で珍車、という意識は必要じゃないかと思います。