中村歯科

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骨粗しょう症抑える遺伝子=新薬応用に期待-東京医科歯科大など

2014年02月12日 | Weblog
骨粗しょう症の進行を抑える上で重要な遺伝子をマウスの実験で発見したと、東京医科歯科大と沖縄科学技術大学院大、松本歯科大の研究チームが発表した。この遺伝子「Cnot3」の働きを強める方法が見つかれば、新薬の開発につながると期待される。論文は4日以降に米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
 骨は骨芽細胞によって作られ、破骨細胞が破壊・吸収する働きを繰り返して維持されている。破骨細胞の前段階の細胞は、骨芽細胞にできるたんぱく質「RANKL」を受容体で受けることによって破骨細胞に変わる。Cnot3遺伝子は、この受容体が増え過ぎないよう抑え、破骨細胞ができる量を制御していることが分かった。
 東京医科歯科大の野田政樹教授や江面陽一准教授らは、高齢で骨量が若い時の3分の1に減り、骨粗しょう症になったマウスで実験。Cnot3遺伝子の働きを低下させると、破骨細胞がさらに増えて症状が悪化した。(2014/02/04-05:15)