中村歯科

東京都中野区本町3-27-17
http://www.knndc.com/

臨時休診日(GW)のお知らせ

2015年04月17日 | Weblog
臨時休診日のお知らせです。

4/29(水)~5/6(水)は
休診とさせていただきます。


5/7(木)からは通常通り診療しております。
診療時間は下記の通りです。

月水金 9:30~20:00
火木 9:30~17:30
土 9:00~12:00
昼休み 13:00~14:30


よろしくお願いいたします。


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スギ花粉に続きダニでも舌下薬が登場へ

2015年04月16日 | Weblog
スギ花粉症に対する舌下免疫療法薬「シダトレンスギ花粉舌下液」の発売が2014年10月。実臨床における効果がどれほどか注目されている中、今度はダニアレルゲンによるアレルギー性鼻炎や気管支喘息を標的とした免疫療法薬が発売となる見込みだ。今年を「免疫療法元年」と呼ぶアレルギー診療医もいるほど、これら新薬の効果に関心が高まっている。

スギ花粉症と並んで罹患数が多いダニアレルギー疾患でも、皮下・舌下免疫療法薬が日本で初めて登場する。4月21日には、鳥居薬品が皮下注製剤「治療用ダニアレルゲンエキス皮下注トリイ」を発売する。舌下薬については、塩野義製薬が製造販売承認を申請していた「アシテアダニ舌下錠」が3月26日に新医薬品として承認された。鳥居薬品も舌下錠の製造販売承認申請を1月に行っており、近い将来、臨床現場で使えるようになる見込みだ

近い将来のダニアレルゲン免疫療法薬の登場に、埼玉医科大学呼吸器内科教授でアレルギーセンター長の永田真氏は、「2015年は日本にとって『免疫療法元年』。欧米や韓国などに遅れること数十年、ようやく日本でも本格的にダニアレルゲン免疫療法を実施できるようになる」と期待を寄せる。4月発売の「治療用ダニアレルゲンエキス皮下注トリイ」は鳥居薬品がデンマークのALK社から導入した製剤で、米国では1991年から販売されていた。

アレルゲン免疫療法(減感作療法)は、アレルゲンを低濃度から徐々に濃度を上げて3~5年間にわたって投与することで免疫寛容を起こし、アレルギー疾患の症状軽減や根治を図る治療法だ。国内で開発されているダニアレルゲン免疫療法薬は、いずれも塵ダニであるコナヒョウヒダニやヤケヒョウヒダニを培養して抽出したアレルゲンを成分とする。

1型アレルギーは、Th2優位でIgE抗体が過剰に産生され、アレルゲンと結合したIgE抗体がマスト細胞を刺激して脱顆粒を促すことで起こる。免疫療法はその状態に対し、体内にアレルゲンを大量に投与することで、制御性T細胞を活性化させ、Th1細胞やIgG抗体を増やし、マスト細胞上のIgE抗体にアレルゲンが結合するのを防ぐことから効果を発揮すると考えられている(図1)。日本医科大学耳鼻咽喉科教授の大久保公裕氏は、こうした免疫療法の作用メカニズムについて、「免疫寛容というよりも『免疫変換』と呼ぶ方が適切だ」と説明する。
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