ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

柿もぎと渋抜き(渋抜き職人はすばらしい)

2011年11月04日 17時45分41秒 | 家庭菜園
天気が良いので柿もぎをしました。今期最後の柿もぎです。当初、今年の柿は量も多くは無いと思っていましたが葉が枯れ落ちるにつれ、葉に隠れていた実が多く目に付くようになって今年最後の作業となったわけです。
柿の木は折れやすいので木に登ることは極力さけて、脚立に乗り高枝切り鋏を使用しての地上からの作業です。
そのため、真上を見ての姿勢で作業をしますので終わる頃には肩がこり、また高枝切り鋏で掴んだ実を地上に落下させないようにと鋏のハンドルをしっかりと握っていなければならないので手の握力もおちてきます。

左の画像が作業前、右が作業後の木の写真です。
   
柿もぎ作業と同時に不要な枝も払いますので、作業の前後では樹形がまるで違ってしまいます。

今期最後の収穫は下記の画像の通り。

思っていたより多くの収穫でした。

翌日、疲れも取れましたので渋抜きをします。庄内柿は他の果物と違い、渋抜きをしないと食用にはならないのでこれもまた一作業です。
渋抜きに必要なのは次の道具。

「しぶぬき職人」という専用の焼酎、それを入れるための小さ目のボール、やや大きめのボールなどです。
傷のついた柿はあらかじめ選別して取り除いておきます。傷のあるものは傷から焼酎が染み込み早く熟すので渋抜きには不適です。傷物は皮を剥いて干し柿用にします。
あらかじめ実のつるを鋏で切り取っておき、実のへたを下にして焼酎に浸します。余分な焼酎を滴り落とすため、それらを大きめなボールに並べて置きます。

次にダンボール箱にポリ袋を入れその中に先ほどの柿をへたが上になるように並べていきます。
10キロ入れのみかん箱ですと20個を一段に置くことができます。一段目を敷き詰めるとその上に古新聞紙を敷きます。これは余分な焼酎を吸い取らせる為です。
このようにして、二段目、三段目と柿をならべていき完成となります。
       
完成したものはアルコールの発散と空気の進入を防ぐために、輪ゴムで口を閉じて日付を記入した紙を沿えておきます。
「しぶぬき職人」はアルコール度が47度もあるため、渋抜きがとても早いです。気温にも因りますが五、六日で渋が抜けます。
以前は35度の飲用焼酎を使ってましたが、その時は10日以上も掛かってた渋抜きをその半分の日数でできます。
そのため、柿が自然完熟するよりも早く渋が抜けるため渋抜き後の「もっさり感」がありません。また、甘さも多いように感じます。この「しぶぬき職人」は値段も手頃ですのでオススメです。色んなアルコール飲料もこれまで試してきました。アルコール度数の高いウイスキーやブランデーでも試して見ました。、それらは確かに良く渋が抜けますが、価格もそれなりにしますし、第一、作業途中で「渋抜きする職人」の口に入る量も少なくないので、不経済でした。

今年の収量は昨年より多いような気がします。一年おきに取れる量に変化があるようです。柿栽培家は毎年、同じ収量を得る為に苦労をしているのでしょね。

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