ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

久しぶりの東京見物。(展示会場としての美術館?)

2016年12月07日 09時19分29秒 | お上りさん
例年、今の時期に東京での高校の同期会があります。
昨年は所用があり、参加できませんでしたが、今年は時間をやりくりして参加をしました。

さて、久しぶりの東京なので、お上りさん気分で、名所見物なんかをしてみました。
完成してから10年近くもたっているのにまだ一度も行ったことのない国立新美術館とやらに足をはこんでみました。
ダリ展が12月12まで開催されているのでした。

きょうはその「ダリ展」の内容ではなくて、それが行われている建物の印象です。
建物に近づくにつれ、まず眼に入ってくるのはその外観の新規さです。
前面がガラスに覆われた変わった建物とまず思いました。
一見して従来の美術館のイメージとは明らかに違った印象を受けます。

中に入ってみるとこんな様子です。


ガラスに覆われたファサード部分の内部は、建物の最上部までの高い吹き抜けになっています。
この建物に入るのには展示される美術展を見ないのであれば無料で入ることが出来ます。
このファサード部分にはショップやらカフェなのがあり、大勢の人でごった返しておりました。
美術展を見るのが目的ではなく、待ち合わせの場所としてやデートスポットとしての役割もこの「新美術館」にはあるのだとの印象を持ちました。

この美術館は今までの美術館のコンセプトとは違っているようです。
美術館としての独自のコレクションは持っていないのです。
コレクションを持たない「美術館」は「展示会場」なのです。

そう考えれば、この建物の性格が理解できます。
国内最大級の展示面積を持つのもうなづけます。

展示会場としてのこの建物の性格を理解するのにちょうど良い画像がありました。つぎの物です


建物を上から俯瞰した画像です。展示会場としての大きな箱物の前面をガラス張りのファサードで覆った構造であるのがわかると思います。
この新美術館の設計は黒川紀章と日本設計によるものだそうです。
この国立新美術館が50年、100年先の後世でどのような評価を受けるのかは予想できません。
展示会場と考えればこのガラスのファサードが人目を引くためには必要っだたのかとの印象を持ちました。














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