ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

放送大学の面接授業が変わるらしい。

2018年12月21日 05時49分10秒 | 勉強
来年度より放送大学の面接授業の内容が変わるとの告知が10月にありました。その内容は以下のとおりでした。
今までと大きく違うのは『授業時間とは別に成績評定のための試験・レポート等などの時間が設定されます。』とのことです。そして試験・レポート等の評価が単位認定試験と同じように6段階評価になるとのことです。
今までのように「それなりに書いて出せば、なんとなく合格が貰えた」のよりは厳しく評価すると言うことなのでしょうか。ボンクラの私としてはこれは困りますね。

大体、面接授業はシラバスがあるといっても、その内容は漠然としたもので授業の当日に講師の方の授業が始まってみないと、その内容が分からないというものでした。予習をしていきたくても関連する参考書などに当たっておくことなど不可能だったのです。
講師の方の研究実績がどんなものであったかをあらかじめ調べていったりしましたが、それが研究内容が高度で我々にとっては、到底参考になるようなものではありませんでした。中には参考書をあげている講師もいましたが、その参考書の価格が高額であり、一コマ5500円の授業料にその2倍もの参考書代など支出できるわけがないでしょう、と思ったりもします。

卒業要件として面接授業の合計単位が20単位以上が求められているのですが、来年度からの改定により少し敷居が高くなったような気がします。
面接授業でお会いする学生同士の交流を授業に参加する目的の一つとしている受講生もいるのですから、厳しくしようとするこのたびの文科省の指導ははたしてどうかな、と思ったりもします。
これまでも放送授業の講義の内容によってはかなり高度なものもあり、実際、私は「日本政治思想史」で2回の試験でE判定を貰ってしまい、その単位を落としたこともあったのです。来年度以降の改定が学習内容の質の向上だけを狙ったものであるならば、生涯学習をうたってる放送大学としては、はたしてそれはどうなのかと疑問に思ったりもします。

放送大学で学ぶことは、独学の要素が大きく、学習を続けてゆくことは、本人の努力が大きく求められいます。これが一般の大学とは大きく異なっている点なので、面接授業が一つの息抜きとなっている面もあったと思われるのですが、その楽しみを少なくするようであれば、うまくないのではないかと思うのです。
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