ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

ダリが私たちに言いたかったことー「現実」と「非現実」は背中合わせ?

2020年05月01日 07時43分08秒 | コロナ

秋田市内の美術館で開催の『奇才・ダリ版画展』の中止が正式に発表されました。
この美術展を観たことを本ブログで4月11日に記事にしました
わたくしは美術展の初日の4月11日に、これを観たのです。翌日の12日からは休止となっていたので、結果的にはたった一日だけの「幻の展覧会」だったわけです。

その美術展では数多くの作品が展示されていたのですが、会期中に、もう一度ぐらいは足を運び、ゆっくり観たかったのですが、それも幻となってしまいました。
サルバドール・ダリは「超現実主義(シュールレアリスム)」 の作家として知られています。現実には存在しえない非合理な潜在意識の世界 を表現したのがダリの絵画です。
私たちは非合理な世界に自分たちがいることは普段は意識しません。きのうあったことはきょうもあしたもあるのが普通と思っています。「日常という現実」が次の日も続くことに疑問を感じることはありません。
しかし、今のコロナ災禍は世界の人々に<非日常>をもたらしました。

ダリの作品は「現実」と「非現実」が紙の表と裏のように「背中合わせに存在している」という当たり前のことを、私たちに提示していたのでした。



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