ピッコロビーネk&kのぶどう栽培日記

ピッコロビーネとはイタリア語で“小さなブドウ畑”
新しい栽培方法を探求し、おいしいぶどうつくりにチャレンジしてます。

1回目のジベレリン処理です。

2021-05-20 | 日記

満開の房が2日でずいぶんと増えてきたので、種無しにするためのジベレリン処理を始めました。

まず、開花の早いBKシードレスから。

これはもともと、染色体数が3倍なので「3倍体品種」です。

普通私たちも含め、動植物の染色体は2倍です。BKシードレスは九州大学で、最初から種ができない3倍体品種として育成されました。

種無しのほうが、消費者の皆さんに好まれるからです。しかし、種がなくなると果粒は大きくなりにくいため、ジベレリン(植物ホルモン)を与えることで果粒が大きくなります

このジベレリンとかした水溶液を房につけることにより、果粒を大きくすることができます。その適期が品種によって異なりますが、BKシードレスでは満開から満開3日後が適するとされています。

こうして、容器にジベレリンの水溶液を入れ、一房一房つけていきます。

満開の見極めをしなければいけません。早すぎると房が曲がってしまいます。

これはピオーネですが、まだ蕾で咲いていないものがあり、これでは早すぎます。

このように全部の蕾が開花したものから処理をしていきます。


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