ピッコロビーネk&kのぶどう栽培日記

ピッコロビーネとはイタリア語で“小さなブドウ畑”
新しい栽培方法を探求し、おいしいぶどうつくりにチャレンジしてます。

ピッコロビーネK&Kは収穫真っ最中です。

2023-08-27 | 日記

今年は昨年の収穫初めより3日遅れ、8月14日から収穫を始めました。

以外に着色が順調であったクイーンニーナ、昨年も収穫が早かったナガノパープルから始まりました。

8月18日には紫玉、マスカサーティーンが加わり、8月27日現在では、ピオーネ、マニキュアフィンガー、涼香はまだ採れませんが、それ以外は収穫を行っています。

ただ、開花してから収穫するまでの期間(成熟期)は品種によって決まっているところですが、昨年早く採れたのに今年は遅く、逆に昨年遅かったのに今年早いという変な状態になっています。

たとえば、紫玉、BKシードレスは昨年とほぼ同じ月日でしたが、クイーンニーナは昨年より5日早く、ナガノは昨年より3日遅れ、マスカサーティーン、シャインマスカットは昨年より7日遅れといった具合です。

また、ピオーネやBKシードレスの紫黒色品種は着色が進まず、収穫も少ししかできていない状況です。

やっぱり今年の暑さ、特に夜中まで気温が下がらないのが一番の原因だと思います。

ナガノパープルは小粒でまだらの着色となっており、味のいい品種なのでとても残念でなりません。(来年はいいものをつくるぞ!)

今獲れている品種の勢ぞろいです。ようやく9品種の収穫ができて、一斉に写真取れました

クイーンニーナは着色しにくい「安芸クイーン」を親に育成された着色しやすい品種です。ちゃんと着色するときれいなローズ色になり、ハチミツのような濃厚な甘さですね。

マスカサーティーンはシャインマスカットを親に育成された品種で、皮が薄く皮ごと食べられます。マスカット香は少ないですが、甘さが後に残らない食べやすくおいしいです。
総合力でシャインマスカットを超えるとも言われています。

紫玉は巨峰を祖先とした巨峰より早く成熟する品種です。巨峰の独特な香りが少なく上品な香りと酸味と甘さのバランスが良い品種です。

ピオーネは巨峰が先祖で1粒が大きいですね。巨峰系の香りがあって皮ごとは食べにくいですが、誰もが好きな味ですよね。ピッコロビーネのピオーネは色が黒くないですが、甘さは十分ありますよ。

シャインマスカットは今やだれもが知っているブドウになりました。マスカットの香りがあって皮ごと食べられ、酸味が少ないので子供が大好き。国の試験場が作った傑作中の傑作です。

BKシードレスは九州大学が「ベリーA」と「巨峰」を掛け合わせて作った品種。ベリーのB,巨峰のKともともと種無し品種なので「BKシードレス」味もベリーAと巨峰を混ぜ合わせたおいしさですよ。

昭平紅(しょうへいこう)は秋田県の高橋正平さんが作った品種。あまり作られていない希少品種です。
オレンジがかった薄紅色で、渋みがありますが皮ごとパリパリっと食べられます。
※渋みのある品種が苦手な人は、粒を冷凍庫で凍らせて食べると渋みを感じにくくなります。冷たくておいしいデザートになりますよ。

ナガノパープルは長野県が作った皮ごと食べられる品種です。今年着色がきれいにつかず、粒も小粒になってうまく作れませんでした。いいものを選んで粒パックにしてみます。

これから収穫できる品種たち

マニキュアフィンガーは山梨県の苗木業者がヨーロッパブドウを掛け合わせて作った品種。形はマニキュアを塗った指のよう。種ががあり、渋みがありますが、皮ごとたべられ甘みと酸味のほどよい大人が好む味だと思います。

涼香(すずか)は福岡県が作ったマスカットの香りがする黒色の品種です。やや小粒ですが皮ごと食べられすっきりした甘さがさわやかでこれも大人の味でしょうか。

みんな違ってみんないいって思います。

 



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